前島明成農林水産省農村振興局長

2025年5月13日・第217回国会 参議院 農林水産委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 56 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 164 発言)

お答えいたします。

中山間地域におきましては、傾斜地が多く、まとまった農地が少ないなどの制約がございます。規模拡大が難しい地域が多い中で、地域の特性を生かしつつ高付加価値化を目指せる有機農業を推進することは、稼げる農業を実現する上で非常に有効であると考えております。

また、中山間地域には荒廃農地が多いわけでございますが、これをうまく生かせば、転換期間を置かずに有機農業を開始できるというメリットもあると考えております。

さらに、他の地域と比べまして人口減少や高齢化が急激に進行する中で、移住などを通じて農業の担い手を確保することが必要であるわけでございますが、そのためには移住者の農業経営をできるだけ早く軌道に乗せる必要があると考えております。

このため、農林水産省といたしましては、中山間地域における有機農業を推進するため、町を挙げて産地づくりに取り組む市町村への支援や、環境保全型農業直接支払交付金などによる支援を行うほか、新規就農の早期定着を目指すため、地域の関係機関が連携して行う就農前後の方に対する技術指導や実践的な農業研修のための研修農場の整備などを支援しているところでございます。

これらの施策のほか、中山間地域等直接支払を通じて営農を下支えしつつ、地域特性を生かした高収益作物の導入、中山間地域における省力化に資する基盤整備を推進しているところでございまして、引き続き、中山間地域の活性化及び荒廃農地の解消を進めてまいる考えでございます。

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