杉尾秀哉 (立憲民主党)

2025年6月5日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第20号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 309 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 328 発言)

御質問ありがとうございます。

遅れた経緯については先ほど申し上げたとおりなんですけど、一言付言しますと、これ、見ていただければ分かるんですが、修正した条文が余りに多くて、しかも横の連関とか、とにかく元々政府案自体が極めて複雑な体系になっていて、これを読み解いて、学術会議のメンバーと打ち合わせて、法制局も衆議院の方はもう無理でしたので、参議院の法制局に加わっていただいて、本当に苦労してここまでようやく掛かってしまったというのが実態です。本当に関係各方面の皆様の御努力には感謝をしたいと思います。

その上で、今、大島委員がおっしゃった前文についてですけれども、当然、議論はありました。先日の参考人質疑でも川嶋委員がおっしゃっていたと思いますけれども、例えば我が国の平和的復興というくだりがありますけれども、これ、我が国の平和的創造かなんかって別の言葉に言い換えればいいんじゃないかというふうなこともありましたが、一応こういう整理をさせていただきました。

建前上なんですけど、法律の前文は制定の理念を強調して宣明する必要がある場合に置かれることが多いと。この現行法のその前文も、今申し上げたような我が国の平和的復興という、本当、戦後間もなくの昭和二十三年当時の、その制定当時の時代背景、そして第二次大戦の反省ということを踏まえた上でのこういう文章になっていると思います。会議設立の趣旨を宣言したような、そういう性格でも、短い前文ですけど、そうなっていると思います。

しかし、今回は、前の法律とは別に新法という形で、別の法律の形で出していますから、昭和二十三年当時のその認識をそのまま規定することは難しいんじゃないかという結論に達しまして、前文を設けることはしませんでした。ただ、その新たな日本学術会議法の制定を、理念を制定するということになれば、これは、実は立法府の作業ではなくて、当事者である科学者の皆さん、その学術会議のメンバーの皆さんの知見によって作られるべきだと、こういうことを考えたということも付け加えさせていただきます。

以上です。

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