井上哲士 (日本共産党)

2025年6月5日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第20号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 289 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 328 発言)

今言われたようなことを学術会議が自ら議論をし、努力をされていると思うんですね。

今も、選考、選定プロセスの客観性、透明性を高めることが必要だと言われるわけですけど、透明性を求められるのは、私、今の政府だと思いますよ。参考人質疑でも、日本学術会議の参考人からは、六人の会員に対する任命拒否の理由も何も明らかにされていないまま法案審議などするべきでないと厳しい批判が語られました。透明性と言うなら、なぜ六人の任命を拒否したのかと、そのことを明らかにすることが先じゃないですか。

午前中に、入札の際に、駄目だった場合に理由を明らかにしたらまずいとかいうお話もありました。私、それ全然違うと思うんですよ。入札落ちたら、例えば価格が合わなかったとか条件が合わなかったとか、いろんな想像できますよ。だけど、今回のやつは、学術会議がさっき言ったようなやり方で候補者を推薦をした、それを拒否したんですよ。全く違うんです。つまり、学術会議そのものの、この選任プロセスそのものに対する言わば否定でもありました。

そして、明らかにしていないことが個々の人にもどういうことをもたらしているか。昨日、議員会館前に任命拒否された方のうち二人が座込みをされました、この法案に抗議をして。昨日は来られませんでしたけれども、早稲田大学の岡田先生は最近も、任命拒否によって私自身は一部のメディアやインターネット上で根拠のない中傷にさらされました、私が担当している早稲田大学の法学部のゼミの攻撃、ゼミも攻撃の対象とされましたと、でも、理由が明らかでないから反論もできないと、こう言われているんですよ。

まさに公正、客観性、透明性と、人事における、それ今、政府自身に求められているんじゃないですか。それがないままに、私は、こういう任命拒否の理由や経緯も明らかでないままに本法案が、今日朝、採決という言葉も与党からありましたけれども、到底あり得ないことだと思います。

そして、この任命拒否の根拠には、例の形式的任命の解釈変更をめぐる学術会議事務局と内閣法制局の文書の非開示部分が問題になってきているわけですね。これを明らかにするということも前提だと思います。

政府は、控訴をしていて、この係争中だということで公開を拒否されておりますけれども、法案が成立をしてから、二審判決が出て公開されたって遅いんですよ。係争中でできないというんならば、法案の審議を一旦止めて、判決出るまで待とうじゃないですか。

大臣、いかがですか。

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