芳賀道也 (国民民主党)

2025年4月1日・第217回国会 参議院 総務委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 180 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 231 発言)

日本IBMは、NHKが訴訟を起こしたことに対して、ホームページでこのように述べています。

現行システムの解析を進める中で、提案時に言わばNHKから取得した要求仕様書では把握できない、長年の利用の中で複雑に作り込まれた構造となっていることが判明したため、当社はNHKに対し、解析の進捗状況、課題及びそれに対する対応策を随時報告し、共にその対応を検討してまいりました。こうした中で当社は、同システムを利用する業務の重要性も鑑みて、NHK指定の移行方針による二〇二七年三月までの安全かつ確実なシステム移行にはリスクを伴うことを伝えてまいりました。そして、二〇二四年五月に、従来の納期の下で品質を確保した履行は困難であることを報告し、取り得る選択肢とそれぞれの利点及びリスク等を提示いたしました。NHKは、これを踏まえて契約を解除することを決定されました。

この日本IBMの指摘が事実かどうかも私には分かりませんが、仮に正しい場合、NHK組織内部のことで気になることがあります。一般的に、発注者側の企業や官公庁のIT部門がその組織の中で弱い場合、システム開発の際に問題が起こりやすいと言われています。

本来であれば、初期の検討や要件定義の段階で発注者側が社内の関係部門を調整して洗い出し、新システムで実装すべき仕様と不要な仕様を選別したり、現場の業務オペレーションが変更になる旨を説明して合意形成を行うべきなのですが、発注者、システム部門、IT部門がそれぞれ十分できておらず、いざ開発が始まると火を噴き始めるというのは非常によくあるパターンだと報じられております。

NHKでは、確かに最新テクノロジーの活用など業務改革を進めると事業計画に書かれていますが、NHK内部のIT部局の立場が低くて発言力が弱く、システム開発に主導権が取れないという問題があったのではないでしょうか。NHKの御見解を伺います。

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