中国に出国をして、その後所在不明ということだそうでございますけれど、いずれにしても、刑事訴訟も含めて、是非NHKには毅然とした対応を行っていただけるようにお願いをしておきたいと思います。
次に、AIの安全性と独自AIの開発について伺いたいと思いますが、NHKラジオ国際放送における先ほどの中国籍外部スタッフによる不適切な事案は、原稿を音読する主体が人である以上、再発のおそれが見込まれることから、NHKが示したように、AIによる音声の読み上げを再発防止策として実施していくことについては一定理解をしておりました。
AIであれば必ず安全というわけではありませんけれど、しかし、NHKが令和七年、今年の二月に公表した資料では、NHK国際放送のインターネット配信においてAI自動翻訳機能を用いた多言語字幕を表示するサービスを提供していたところ、今年の二月十日、その中国語字幕において沖縄県の尖閣諸島をめぐる不適切な表示があったことから、同日付けでこのサービスを終了したとしております。このサービスではグーグルのAI翻訳機能を用いたとしており、今後同様の事態の再発を防ぐには、より安全性の高いNHKの独自AIの開発も一つの策として挙げられると思います。
そこで、まず、NHKではAI利用のリスクをどのように認識しているのかお伺いをしたいと思いますし、稲葉会長は二月の定例記者会見でNHK独自のAIシステムの開発について放送技術研究所を中心に開発を急いでいるとしておりますけれど、NHK独自のAI開発に関する現在の状況と今後の見通しについてお伺いをしたいと思います。
105山山名啓雄日本放送協会専務理事
お答えいたします。
BS8Kの二〇二五年度予算は五・九億円で、前年度より四・四億円減っておりますけれども、これは主にパリ・オリンピック中継の終了によるものでございまして、通常のコンテンツ制作費の規模は前年度とほぼ同規模となっております。
BS8Kにつきましては、引き続き、4K、2Kとの一体制作など効率的な制作手法の徹底や、中継車やスタジオなどの設備投資の抑制を進めることで、合理的なコストで質の高いコンテンツを厳選して制作してまいります。また、放送に加えまして、教育や医療の分野などでの8K技術の活用にも積極的に取り組んで、広く社会に還元していきたいと考…
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106小小沢雅仁(立憲)
分かりました。パリ・オリンピックの分が削減されたということで、まあ率にすれば四三%減ですので、BS8K放送に携わっている職員の皆さんもこれだけ予算が削減されるとちょっと不安になっているんじゃないのかなというところもございまして質問させていただきました。是非、今後のBS8K放送についての方針ですね、しっかりとまたお取組をいただきたいと思っております。
次に、NHKラジオ国際放送における今後の取組についてお伺いしたいと思いますが、令和六年八月十九日、NHKラジオ国際放送の中国語ニュースで、中国籍の外部スタッフが、沖縄県の尖閣諸島の帰属をめぐって、原稿にはな…
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107安安保華子日本放送協会理事
お答えいたします。
民事訴訟の対応につきましては、当該の元スタッフを被告とする損害賠償請求訴訟を去年九月、東京地方裁判所に提起いたしましたが、本人が既に日本を出国したことなどから、裁判所において訴状をどのようにして本人に送達するか検討を続けてまいりました。その結果、海外での住所や居所が分からないことや本人とメール等での連絡が取れない状況などを踏まえ、裁判所が訴状を公示送達することになりました。これによって、第一回口頭弁論が六月に開かれる予定でございます。NHKとしましては、今後も司法手続に従って適正に民事訴訟を進めてまいります。
また、刑事告訴につき…
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- (上の発言)
108小小沢雅仁(立憲)
中国に出国をして、その後所在不明ということだそうでございますけれど、いずれにしても、刑事訴訟も含めて、是非NHKには毅然とした対応を行っていただけるようにお願いをしておきたいと思います。
次に、AIの安全性と独自AIの開発について伺いたいと思いますが、NHKラジオ国際放送における先ほどの中国籍外部スタッフによる不適切な事案は、原稿を音読する主体が人である以上、再発のおそれが見込まれることから、NHKが示したように、AIによる音声の読み上げを再発防止策として実施していくことについては一定理解をしておりました。
AIであれば必ず安全というわけではありませんけれど、しかし、NHKが令和七年、今年の二月に公表した資料では、NHK国際放送のインターネット配信においてAI自動翻訳機能を用いた多言語字幕を表示するサービスを提供していたところ、今年の二月十日、その中国語字幕において沖縄県の尖閣諸島をめぐる不適切な表示があったことから、同日付けでこのサービスを終了したとしております。このサービスではグーグルのAI翻訳機能を用いたとしており、今後同様の事態の再発を防ぐには、より安全性の高いNHKの独自AIの開発も一つの策として挙げられると思います。
そこで、まず、NHKではAI利用のリスクをどのように認識しているのかお伺いをしたいと思いますし、稲葉会長は二月の定例記者会見でNHK独自のAIシステムの開発について放送技術研究所を中心に開発を急いでいるとしておりますけれど、NHK独自のAI開発に関する現在の状況と今後の見通しについてお伺いをしたいと思います。
109寺寺田健二日本放送協会理事・技師長
お答えします。
AIを活用することで、業務を効率化できるという期待がある一方で、必ずしも適切でない回答を導き出すことやクリエーターの方々の権利を侵害するリスクがあり、取材、制作での利用は慎重に行う必要があると考えております。
NHKでは、ニュースや番組の字幕などのNHK独自のデータを学習させたAIの研究開発並びに検証を進めております。これらを通して、AI技術に関するスキル、ノウハウを蓄積するとともに、AIの導入、活用の可能性について検討を進めてまいります。
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110小小沢雅仁(立憲)
なかなか難しいですね、会長、本当に。そういう字幕に移行したら、今度、字幕の方で適切な表示がされなかったということで、是非、なかなか難しい課題だと思いますけれど、必要な、やっぱり字幕表示というのは重要だと思いますので、是非、今後はNHKとしてどう対処していくのか、また御説明などいただけたら有り難いなと思います。
次に、過去の過労死事案を踏まえた再発防止策についてお伺いをしたいと思います。
平成二十五年七月と令和元年十月にそれぞれ過労死という誠に残念な事案が発生をいたしました。そしてまた、NHKは令和六年十月、長時間労働により労災認定された事案が去年、令…
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111稲稲葉延雄日本放送協会会長
全く御指摘のとおりでございまして、これまでに長時間労働による労災認定が三件、うち二〇一三年と二〇一九年の二件では職員が亡くなってございます。まさに痛恨の極みということだと思います。
こうしたことを二度と起こさないというのは当然のことなんですけれども、改めて、職員の生命、健康、職場での安全が業務を行う上での大前提であるということを徹底し、様々な取組を進めてまいりたいと、まいっているというところでございます。
NHKの業務は、災害、事件、事故への対応を二十四時間三百六十五日行っておりまして、とかく長時間労働になりがちでございます。しかし、だからといって、…
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