藤巻健史 (日本維新の会)

2025年4月17日・第217回国会 参議院 財政金融委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 68 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 126 発言)

もうこれ仮定の質問ではなくて、実務上の実態の問題なんですけれども、この日銀当座預金というのは、これ国民の皆さんはほとんど使えないんで関係ないかもしれないんですが、これ、銀行にとっては極めて重要な口座でして、例えば約束手形であっても、物の交換は手形交換所でやっても、その裏にある現金の動きというのはこの日銀当座預金を通じてやるわけですね。それは外銀であろうと邦銀でも同じなんですが。

これで、これ私が一番問題だと考えているのは為替なんですよね、為替。例えば、私が最初に入った三井住友信託銀行とその後に入ったJPモルガン・チェース銀行と為替の取引をした、ドル・円の取引をしたとなる。米銀であるJPモルガンがドル売りで、三井信託がドル買い円売りだったとします。その決済ってどうするかというと、ドルに関しては、アメリカの中央銀行にあるJPモルガンの口座から三井住友信託銀行にあるドル口座に資金を移すわけです、ドルに関しては。じゃ、その反対の円は、日銀にある三井住友信託銀行の口座からJPモルガンの日銀にある口座に資金を移す。こういうことによって為替は成立できるわけです。

じゃ、JPモルガンが撤退して日銀当座預金がなくなった場合、JPモルガンというのは円を受けることができなくなります。だとすると、ドルだって売りませんよということになるわけです。

何を申し上げたいかというと、外銀が日銀当座預金口座を閉鎖した場合、米銀がですね、特に、日本はドルに対するアクセスを失ってしまう、円がローカル通貨化するということだと思うんですね。これは一種の、ロシアがSWIFTから排除されてルーブルがドルとのリンクを外れた、これと同じ事態なわけですよ。ドルは、原油を買いたいならばルーブルを使えということは言えましたけれども、日本は原油に相当するものはないわけです。ドルとリンクを外れた通貨が世界的に通用すると私は思わないわけです。

日本がドルにアクセスできるかどうかというのは、外銀が、特にアメリカの銀行が日銀当座預金を持ち続けるか、持ち続けてくれるかどうかに懸かっていると思うんですが、いかがでしょう。

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