ありがとうございます。
今回の年金部会では、障害年金に関しては幾つか報告がございましたけれども、その在り方に関して踏み込んだ改革は行われていないというのはそのとおりであります。
医学モデルに偏っているというのはおっしゃるとおりでして、現行の障害の認定は、診断、検査結果、医学的指数で評価は行われていると。しかしながら、世界的に見ますと、生活機能や社会参加、環境因子という、この生活や就労上の問題を社会との関係から捉える社会モデルが広がりつつあり、それで、社会モデルを適用した障害年金の制度もドイツ、スウェーデンなどでは既に反映されているということでございます。
現在の医学モデルだと、障害か障害でないか、二分モデルになりますので、やはりその間があるということで、グラデーションを考えていかなければいけないと私も思っております。
三号の制度もそうですけれども、障害年金についても、年金財政検証とは別に、社会の在り方から、その改革については継続的に、この五年に一遍というような議論ではなくて、継続的に議論する場が必要だと思います。
他方で、障害は、身体、精神、知的、様々な特性がありますし、現行制度からの切替えなど技術的な部分も大変多いので、時間を掛けた慎重な議論も一方では必要だと思っております。
以上です。
79伊伊藤仁日本商工会議所専務理事
我々の要望として申し上げています在職老齢年金の話とか、あるいはその適用期間の延ばしていくことの検討という点については、全体的な方向性として年金制度の安定のために必要だというふうに考えてそういう御意見を申し上げているわけでございますけれども、御指摘のような、実際に働けない方に対するその制度の体系というものは、当然そういうものも考慮してといいますか、そういうことを踏まえてそういう制度設計はすべきであるというふうに考えております。
バランスというのは、我々も正直、その全体の、数字的なといいますか、規模感的なことを承知しているわけではないので、基本的な考え方と…
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80
柘植芳文(自民)
天畠君が発言の準備をしておりますので、お待ちください。
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81
天畠大輔(れいわ)
働きたくても働けない人もいます。
ありがとうございます。代読いたします。
次に、駒村参考人に伺います。
障害年金の不支給増加の問題が報道され、現在、厚労省は調査を実施しております。
私は、以前から、障害年金の基準が現代にそぐわない内容を含むこと、医学モデルに偏り過ぎて実際の生活上の困難さが認定上きちんと考慮されていない問題を指摘してきました。しかし、障害年金については議論が進んでいません。
まずは、年金部会で何を議論すべきか整理した上で専門委員会を立ち上げ、当事者や社会モデルの視点を持った専門家も委員として参画した上で障害年金の認定基準や認定の…
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- (上の発言)
82駒駒村康平慶應義塾大学経済学部教授
ありがとうございます。
今回の年金部会では、障害年金に関しては幾つか報告がございましたけれども、その在り方に関して踏み込んだ改革は行われていないというのはそのとおりであります。
医学モデルに偏っているというのはおっしゃるとおりでして、現行の障害の認定は、診断、検査結果、医学的指数で評価は行われていると。しかしながら、世界的に見ますと、生活機能や社会参加、環境因子という、この生活や就労上の問題を社会との関係から捉える社会モデルが広がりつつあり、それで、社会モデルを適用した障害年金の制度もドイツ、スウェーデンなどでは既に反映されているということでございます。
現在の医学モデルだと、障害か障害でないか、二分モデルになりますので、やはりその間があるということで、グラデーションを考えていかなければいけないと私も思っております。
三号の制度もそうですけれども、障害年金についても、年金財政検証とは別に、社会の在り方から、その改革については継続的に、この五年に一遍というような議論ではなくて、継続的に議論する場が必要だと思います。
他方で、障害は、身体、精神、知的、様々な特性がありますし、現行制度からの切替えなど技術的な部分も大変多いので、時間を掛けた慎重な議論も一方では必要だと思っております。
以上です。
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柘植芳文(自民)
天畠君が発言の準備をしておりますので、お待ちください。
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天畠大輔(れいわ)
社会モデルの観点については私も同感です。
年金部会への当事者参画についてはいかがですか。駒村参考人に伺います。
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85駒駒村康平慶應義塾大学経済学部教授
年金部会は五年に一度の間隔で、財政的な評価という点でかなり技術的な部分が多くあるのかなと思っております。
障害年金については少し分けて議論をするという場があってもいいんじゃないかと思いますので、そこにおいて障害を持たれた当事者の方のお話は聞くべきではないかとは思っています。
これは、私、障害施策いろいろ関わっていますけれども、この社会モデルというのは、障害施策、障害就労、福祉も、年金も含めてですね、社会モデルを横断的に考えていく必要があると。その中で、障害の部分については御当事者のお話を聞く場が必要なのかなと思います。
以上です。
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