古田大輔日本ファクトチェックセンター編集長

2025年6月4日・第217回国会 参議院 憲法審査会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 49 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 102 発言)

ありがとうございます。

例えば台湾を見てみます。台湾には台湾ファクトチェックセンターというところが二〇一八年から活動をしておりますが、組織規模でいうと、我々の編集部の、そうですね、四倍ぐらいの大きさになっています、人数でいうと。で、やっぱり一番大きなファクトチェックセンターが、日本だと日本ファクトチェックセンター、台湾だと台湾ファクトチェックセンターで、そこでその規模感がそんなに差があるというのがまず第一問題。

次に、台湾は、その台湾ファクトチェックセンター以外にもそれぞれ個性的なすばらしい活動をしている団体があります。例えばコファクトという団体は、LINE上にシステムを組み込んで、そこで皆さんから、こういう情報が流れているけど本当というふうな、問いを集める、それをプロのファクトチェックセンターの人たちと共有をして、それによって自動で、あっ、それはもうファクトチェックされているよって返すようなシステムです。そういうふうな、草の根で、みんなでファクトチェックをやっていきましょうみたいな体制をテクノロジーも活用してやっている、そういうふうな団体も複数あるんですよね。

なので、そういう団体とかも日本でどんどん生まれてこないといけないと思うんですが、同時に、じゃ、日本ファクトチェックセンターの規模が今から十倍になっても、我々みたいな組織があと二つ四つできてきたとしても足りません。結局のところ、ファクトチェックだけでは問題は解決しないということはもう変わりがないので、そういったファクトチェックなどで集まった知見を基にした実践的なメディアリテラシー教育であったり、法的な規制の議論であったり、AIツール開発を進めないといけないというところにまた立ち返ってくるのかなと思います。

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