中裕伸内閣府食品安全委員会事務局長

2025年4月9日・第217回国会 参議院 決算委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 60 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 268 発言)

御指摘の母乳の汚染に関する文献は、二〇一二年の藤井らによるもの、あと二〇〇九年の中田らによるもの、二〇〇〇年のトムセンらによるもの、三報だという前提で御答弁申し上げます。

これらの三報はいずれも母乳中へのPFASの移行に関する文献で、評価の観点から同じ趣旨でもあることからどれか一つを選択した。これ、事実関係としてそういう文献でございますので、そういうことで想定されるところでございますが、しかしながら、御質問の残りの二報について参照しなかった理由については、公開の議事録や公表資料において明示的に示す記述は確認できておりません。

ただし、これ必然的にこのようになる背景がございますので、ちょっとこの点について、我々の資料選定の手続についてちょっと説明をさせていただければというふうに思います。

そもそも、CERIという外部機関に、我々、文献を選定してくれというふうな、外部に委託を行っているわけでございますが、これの位置付けですが、これは、論文データベースの検索でヒットする大量の文献から、そのほとんどを占める無関係のものを排除するためにスクリーニングするものでございまして、委託契約上も、本文を読むのではなく、要約のみによって絞り込みを行うこと、これを外注しているというところでございます。

これ、必要不可欠な作業なんでありますが、あくまで、評価に当たって、実際に担当する専門家が本文まで読み込む価値のあるものまで数を絞り込むというところ、そこまでの作業として委託しているところでございます。

だから、これが金科玉条のように、これを変えるときには何だかいろんな手続をやっているとかそういうものではなくて、実際の手続としては、その後、PFASワーキンググループにおいて、第二回会合以降でございますが、実際に評価を行う専門家が、いろんな分野ごとの担当グループごとに当該リストに掲載された文献全てを読み込む、二百五十七報全部、本文を読んだ上で、それで実際にどういうふうな影響があるのか、例えば発がん性であったりとか、あるいは母親がその物質をある程度摂取したときにどれぐらい子供に影響が出るのかといったものを、実際に評価書のドラフトというものを担当ごとに作る中で、必要な文献というものをそこに引っ張ってきて参照していくという作業でございます。

その際に行われている作業は、まさにそのドラフトを作りながら参照を引っ張ってくるということでございますので、明示的に、この文献というのは使える、あるいはこの文献は使えないみたいなものの意思決定を一つ一つ行っていくことではございません。

そういった評価書を作る作業を実際に何度も何度もワーキンググループにおいて繰り返した結果、最終的にできた参照条文のリスト、済みません、参照文献のリストというものが最初の二百五十七報と大幅に入れ替わっていったということでございまして、その結果として、外見的にCERIの段階で入っていたものが除外されたように見えたり、あるいはCERIの文献二百五十七に含まれていなかったものが追加されたように見えたりと、そういうことになっているということでございます。

前後のやりとり

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