非常に難しい御質問をいただきました。
政策、施策などを進める立場の者がその内容を国民の皆様に分かりやすく説明する方法についてということと理解いたしました。一般化できる処方箋というのはなかなかないと思うんですが、これまでの経験を踏まえた私見ということでお話しさせていただきます。
私は、様々な政策ですとか施策について、短期的な影響だけではなくて中長期的な影響を含めたビジョンを示すことが重要だと常々思っております。これは言うはやすしで、人々の関心もメディアの関心もやはり目先のこと、分かりやすいことに集中する傾向が強まっている中で、かなり意識的、戦略的に行わなければならないというふうに考えております。
例えば、御指摘の物価についてですけれども、日々の生活に追われる中、どうしても目先の物価上昇ということに目を奪われがちなんですけれども、それが経済全体のサイクルにどういう意味を持ち、中長期的には個人の賃金ですとか暮らしにどう影響するのか、逆に、無理に価格を据え置いた場合、そのしわ寄せはどこに行くのかといったことを丁寧に御説明した上で、その先にどのような社会が待っているのか、どのような社会を目指したいのかといったビジョンを示すことが重要だというふうに考えております。
その際、データなどエビデンスを基にしつつ、受け手が自分事として捉えられるストーリーを伝えることが鍵になるというふうに考えております。人々のアテンションが短くなっている中で難しい面もございますが、国民にとってもその長期的な影響というのは知る権利があるというふうに思いますので、そこを丁寧かつ効果的に説明していく努力が必要かと思います。
これを国の収入支出の決算を検査する会計検査院に当てはめてみますと、検査の結果や国の財政状況に関する情報を国民の皆様に分かりやすく伝えていくことは重要な使命の一つであると考えております。仮に検査官に任ぜられた場合は、検査結果等についての広報の状況をよく聞き、ほかのお二人の検査官とも意見交換しながら、メディア出身というこれまでの経験を生かし、分かりやすく国民の皆様にお伝えしていくにはどうしたらいいかということを検討してまいりたいというふうに考えております。
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浜野喜史(国民)
国民民主党の浜野喜史でございます。御質問させていただきます。
メディアにおける取材の御経験を踏まえて、日本の経済財政政策についての御見解をお伺いをしたいと思います。
田中候補は、NHKに入局後、二〇一三年からワシントン支局長として、二〇〇八年のリーマン・ショックを契機とした世界同時不況からの脱却過程にある米国オバマ政権の取材を行われたというふうにお伺いしています。オバマ政権は、GMを国有化するなど、政府支出を大幅に拡大する路線へと転換し、アメリカ経済の回復を実現したとの評価もあります。
我々国民民主党は、過去三十年にわたる経済停滞からの脱却のために…
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25田田中淳子検査官候補者/上智大学非常勤講師
御質問ありがとうございます。
日本の財政政策をどのようにしていくかということにつきましては、委員がおっしゃったような考えも含めまして、国会で様々な御意見があり、議論が行われているというふうに承知しております。
御紹介いただきましたオバマ政権下の大規模な財政出動につきましては、御指摘のとおり、最悪の事態を回避するのに一定の効果があったというふうに評価されております。一方で、自動車産業など特定の産業や企業への救済の長期的な影響ということにつきましては様々な見方があり、当時、オバマ政権も苦渋の決断というふうに言っていたのを覚えております。
お尋ねいただき…
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浜野喜史(国民)
ありがとうございます。
次に、メディアにおける御経験も踏まえて、政府による分かりやすい説明ということについてお伺いしたいと思います。
石破総理は今国会の施政方針演説で、賃上げと投資が牽引する成長型経済を実現すると宣言されました。我々国民民主党といたしましても大いに賛同するところであります。
その上で、経済成長の過程におきましてはデマンドプル型の適度の物価の上昇ということが必要になってくるというふうに考えるわけですけれども、そんな中で、デフレマインドが根付いた国民が物価の上昇を許容するのかといったような懸念もあるというふうに考えておるところであります…
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- (上の発言)
27田田中淳子検査官候補者/上智大学非常勤講師
非常に難しい御質問をいただきました。
政策、施策などを進める立場の者がその内容を国民の皆様に分かりやすく説明する方法についてということと理解いたしました。一般化できる処方箋というのはなかなかないと思うんですが、これまでの経験を踏まえた私見ということでお話しさせていただきます。
私は、様々な政策ですとか施策について、短期的な影響だけではなくて中長期的な影響を含めたビジョンを示すことが重要だと常々思っております。これは言うはやすしで、人々の関心もメディアの関心もやはり目先のこと、分かりやすいことに集中する傾向が強まっている中で、かなり意識的、戦略的に行わなければならないというふうに考えております。
例えば、御指摘の物価についてですけれども、日々の生活に追われる中、どうしても目先の物価上昇ということに目を奪われがちなんですけれども、それが経済全体のサイクルにどういう意味を持ち、中長期的には個人の賃金ですとか暮らしにどう影響するのか、逆に、無理に価格を据え置いた場合、そのしわ寄せはどこに行くのかといったことを丁寧に御説明した上で、その先にどのような社会が待っているのか、どのような社会を目指したいのかといったビジョンを示すことが重要だというふうに考えております。
その際、データなどエビデンスを基にしつつ、受け手が自分事として捉えられるストーリーを伝えることが鍵になるというふうに考えております。人々のアテンションが短くなっている中で難しい面もございますが、国民にとってもその長期的な影響というのは知る権利があるというふうに思いますので、そこを丁寧かつ効果的に説明していく努力が必要かと思います。
これを国の収入支出の決算を検査する会計検査院に当てはめてみますと、検査の結果や国の財政状況に関する情報を国民の皆様に分かりやすく伝えていくことは重要な使命の一つであると考えております。仮に検査官に任ぜられた場合は、検査結果等についての広報の状況をよく聞き、ほかのお二人の検査官とも意見交換しながら、メディア出身というこれまでの経験を生かし、分かりやすく国民の皆様にお伝えしていくにはどうしたらいいかということを検討してまいりたいというふうに考えております。
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浜野喜史(国民)
これで最後の質問にいたしますけれども、人材の登用についてお伺いいたします。
会計検査院におきましては、高度の専門性や多様な経験を有する民間人材の検査業務への登用拡大が必要ではないかというふうに私は考えておりますけれども、御見解をお伺いしたいと思います。
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29田田中淳子検査官候補者/上智大学非常勤講師
民間からの登用も含めて、時代のニーズに合った多様な人材を戦略的に確保、育成していくことは私も大変重要であるというふうに考えております。
私は、これまで取材者として活動してきましたが、DXやAIなど、社会の多様化や技術の進歩のスピードはますます加速していると感じております。そのような社会情勢の中で、非常に広範な国の行財政を検査対象とする会計検査院の仕事においては、職員それぞれの専門性を高めていくということが求められ、また外部から様々な有識者の知見を得ることが必要ではないかと推察しております。
組織マネジメントの点で申し上げますと、特定の人材に偏ることな…
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浜野喜史(国民)
終わります。
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