私も、最初、アセスメントの直接審査等には関わっていなかった時代にいろいろ勉強させていただいたり、それから研究させていただいたりしている中で、当初、ちょうどこの環境影響評価法が二〇〇〇年前後に成立する辺りのときには、もうアセスというのはアワセメントで、もう事業が全部、レイアウトとかも決まっていて、それに対して単にいろいろ予測をしたりというような文書をくっつけるだけだというようなことが言われておりました。
それで、状況が大きく変わってきたのは、やはり地球温暖化の問題に対応して再生可能エネルギーを大量に導入していかなければいけないと。そこで、当初は太陽光事業あるいは風力発電事業、アセス対象ではなかったんですけれども、いろいろな環境問題が出てきました。そういった中で、やはりアセスが必要ということで運用されてきた中で、かなり大きく変わったんではないかなと私は思っております。
私はその中で審査に関わるようになって、やはり風力発電事業の場合には、実際にはまず土地もまだ決まっていないと、それから風車の機種も決まっていないと。これは問題と言えば問題なんですけれども、逆にそういった中でアセス手続が進められていきます。アセス手続進めていく中で、例えば以前であればFITの制度とか、現在FIPとかの制度もありますけれども、そういった申請を行っていくと。いろんな手続を行っていく中で、事業者が手続の段階に応じていろいろ気付きがあって、住民の方からの反対、あるいは自然環境とか生活環境への影響、いろんなことが分かってきて、それを見直すことによって自分の事業をだんだん環境配慮型に変えていけると。そこが、私はやはり、審査をしていって事業者の方とコミュニケーションしていく中で、この制度は非常に重要なんではないかなとふだん考えているところでございます。
ということなので、やはり、こういったプロセスを大事にしていって、そういった環境配慮を、再生可能エネルギー導入、温暖化対策だけではなく、やはり生物多様性保全、ネイチャーポジティブというのが非常に重要になってきますので、そこを両立していただけるような運用がアセスの中でできるようになってくればすばらしいなと、私は日頃考えているところでございます。
49原原科幸彦東京科学大学名誉教授/千葉商科大学前学長
失礼しました。
そういう意味で、オーフス条約は大変重要なことでございまして、もう世界各国、特に欧州の経済委員会ですか、だから関係ないという感じ、最初は持っておりましたけれども、これドア開いていますから、日本もこれ条約入れるんですよ。是非入ってください。
今や、日本国民は十分理解します。情報へのアクセス、それから参加への意思決定のアクセス、そして司法と、三つですよ。これはもう、常に我々議論してきたことが、今からもう二十数年前ですね、九八年ですから随分昔にこれはもう始まったわけですから、今や日本もそれに参加して、世界の標準に合っているんだということを示し…
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青木愛(立憲)
ありがとうございました。貴重な御意見、今後とも参考にさせていただきます。終わります。
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伊藤孝江(公明)
公明党の伊藤孝江です。
今日は、阿部参考人、原科参考人、室谷参考人、本当に貴重な御意見を賜り、お忙しい中、本当にありがとうございます。
まず、三名の参考人にお伺いをさせていただきたいと思います。
今回の法改正については、建て替え事業を対象としたアセス手続の見直しと、またアセス図書の継続公開というのが大きな改正点の柱になるんですけれども、この環境アセスメントの重要性というのは、時代とともにというよりも、ずっと重要性が増してきている中で、環境を保護していくことであったり、また周辺の住民の理解を得ることであったり、いろんな観点で様々な社会情勢も変化をして…
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- (上の発言)
52阿阿部聖哉一般財団法人電力中央研究所副研究参事
私も、最初、アセスメントの直接審査等には関わっていなかった時代にいろいろ勉強させていただいたり、それから研究させていただいたりしている中で、当初、ちょうどこの環境影響評価法が二〇〇〇年前後に成立する辺りのときには、もうアセスというのはアワセメントで、もう事業が全部、レイアウトとかも決まっていて、それに対して単にいろいろ予測をしたりというような文書をくっつけるだけだというようなことが言われておりました。
それで、状況が大きく変わってきたのは、やはり地球温暖化の問題に対応して再生可能エネルギーを大量に導入していかなければいけないと。そこで、当初は太陽光事業あるいは風力発電事業、アセス対象ではなかったんですけれども、いろいろな環境問題が出てきました。そういった中で、やはりアセスが必要ということで運用されてきた中で、かなり大きく変わったんではないかなと私は思っております。
私はその中で審査に関わるようになって、やはり風力発電事業の場合には、実際にはまず土地もまだ決まっていないと、それから風車の機種も決まっていないと。これは問題と言えば問題なんですけれども、逆にそういった中でアセス手続が進められていきます。アセス手続進めていく中で、例えば以前であればFITの制度とか、現在FIPとかの制度もありますけれども、そういった申請を行っていくと。いろんな手続を行っていく中で、事業者が手続の段階に応じていろいろ気付きがあって、住民の方からの反対、あるいは自然環境とか生活環境への影響、いろんなことが分かってきて、それを見直すことによって自分の事業をだんだん環境配慮型に変えていけると。そこが、私はやはり、審査をしていって事業者の方とコミュニケーションしていく中で、この制度は非常に重要なんではないかなとふだん考えているところでございます。
ということなので、やはり、こういったプロセスを大事にしていって、そういった環境配慮を、再生可能エネルギー導入、温暖化対策だけではなく、やはり生物多様性保全、ネイチャーポジティブというのが非常に重要になってきますので、そこを両立していただけるような運用がアセスの中でできるようになってくればすばらしいなと、私は日頃考えているところでございます。
53原原科幸彦東京科学大学名誉教授/千葉商科大学前学長
今、具体的な御経験から御説明ありましたように、アセスをしっかりやれば本当に効果あると思います。
これ、アメリカで、NEPA、ナショナル・エンバイロメンタル・ポリシー・アクトという英語の表現ですね、こういう国家環境政策法ができていましたけれども、これはもう非常に短い法律なんですが、これを根拠に仕組みつくったんですね。そのときに、考え方は、あくまでも情報公開まずありと。情報公開によってきちんとして事業者が説明責任を果たしていく、アカウンタビリティーを果たしていく、こういう根本の考えなんですね。これは、日本社会にとってとても大事なことだと思います。ですから、…
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54室室谷悠子全国再エネ問題連絡会共同代表/弁護士
情報公開と住民参加を徹底させていくということが今後の環境影響評価手続に必要ではないかというふうに考えています。
現在、風力発電開発とかメガソーラー開発が起こっているところは、地域の水源地であったりだとか、開発をすることによって土砂災害を誘発しかねない可能性があるとかというような、そういう場所であるにもかかわらず、実は住民がほとんどその情報が、開発計画があることを知らないというような、そういうことが起こっています。事業者の住民説明会はそういう点について詳しくは説明しないので、事業者の住民説明会だけを聞いていても、なかなか住民には、何が自分たちの生活環境に…
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伊藤孝江(公明)
ありがとうございます。
次に、アセス図書の公開に関係して、阿部参考人にお伺いをさせていただきたいと思います。
今日いただいたこの資料の中で、十一ページ、アセス図書についてというところで、審査委員が数年で変更になる可能性があり、必ずしもアセスについての知見が豊富ではないことから、過去のアセス事例を参照することが必須であるということに言及をされているんですけれども、これは今回の改正とどんなふうにつながるものなのか、あるいは今回の改正とは特に関係なく申されていることなのかというところで、ちょっと詳細御説明いただければと思うんですが、いかがでしょうか。(発言…
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