伊藤孝江 (公明党)

2025年4月15日・第217回国会 参議院 環境委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 100 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 239 発言)

ありがとうございます。丁寧に答弁いただきまして、ありがとうございます。

先ほど御説明いただいた消防車が発動するような事故だけでも八千件を超えるというようなことで、本当にこういう事故をなくしていくというのは大変大事なことだと考えますので、是非これらの、今御説明いただいたような周知を含め、しっかりと取組を進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

では、次の質問に移らせていただきます。

次の質問、ちょっと飛び越えさせていただいて、人と熊の共生の取組という資料をお配りさせていただいている質問の方に行きたいと思います。

これは、日本熊森協会の方で、熊による人身事故、集落侵入防止に向けて兵庫県の豊岡市というところでした取組ですけれども、例えばどういう取組かというと、この資料にもあるように、まず民家近くで熊が目撃をされると、そうしたら、市に連絡が行ったときにこの鳥獣被害対策専門員の方から熊森協会の方に連絡があって、ここで連携をして被害対策を開始をします。

右横にまとめて書いていただいていますけれども、熊森協会さんとボランティアの皆さん、地元住民、行政が協力をして、例えば誘引物の除去ということで、木を伐採するとか、あるいはまた柿もぎをして所有者が利用しない誘引物を除去をすると。また、移動経路を草刈りして潜む場所をなくして熊が寄り付きにくくするとか、また、木にもシートを巻くなどをして木に登ることができないようにするといった形で、なぜそこに熊が来やすくなったんだろうか、来たんだろうかということを、その状況を確認をしながら、こういうものをなくしていけばここには熊が来なくなるんじゃないかということをしっかりとまず地道に取組をすると。

それを取組されたのがこの二〇二三年の活動実績として、活動日数五十五日、作業箇所が十二自治会で八十九か所で、総動員数六十七名で、草刈り総面積三千二百八平米、依頼件数二十九件というような地道な取組ですね。ここに熊が出にくくするというためのもう取組の中でこういう取組を重ねてきた結果、活動結果ということで下にありますように、二〇〇〇年以降の大量出没年では恐らく初めてという形の人身事故ゼロ件、九月以降の有害捕獲数ゼロ件ということで、概算でこれまでと比較をしたときに約十頭分の熊の捕獲許可を出さずに済んだということで、また、地域住民の皆さんに対しても捕獲以外の選択肢を提案できたというような取組をされております。

実際に、今回の法案のこととはまた別の問題として、すみ分けをしっかり熊としていくということもそうですし、捕殺が減らすことが可能であれば、そういう形でしっかりと進めていくというのも必要なことなのではないかと私自身は考えております。

これらの必要な対策を積み重ねることで当該地域における熊による人身事故を防ぐことも可能であり、効果が得られたと、こういうことについて、まず環境省の見解をお伺いしたいと思います。

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