福山哲郎 (立憲民主党)

2025年4月10日・第217回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 71 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 208 発言)

別に私は、浮かれていると、まあ自分で言いましたけど、別にそのことを、前向きに捉えているということを批判をしたわけではなくて、シビアに今の状況を捉えた方がいいんじゃないかということを申し上げました。

ましてや、日本だけが今回この九十日間の発動停止をもらったわけではなくて、交渉したいというふうに表明した人はみんなそういうふうになったわけですから、これは、少しきつめな言い方をすれば、日本の姿勢が評価をされたのかどうかも実は分からないということです。

先ほどからお話がありましたように、株式市場がニューヨークも含めて暴落をする、そして債券市場が金利が上がる、金利が上がることのリスクについてかなり重く受け止めたという話が一般的なものですから、その各国のそれぞれの交渉が功を奏したかどうかというのは、ちょっとそれは判断ができないなと私は思っているので、そのことも含めて厳しい状況だなというふうに考えております。

まあ、昔話をしてもしようがないんですけど、一九三〇年代、アメリカで一番評価の低いフーバー大統領が関税を上げて関税競争に入って、そこから恐慌になり、そしてブロック経済化をして第二次世界大戦の不幸な結果になったというのは、もうこれ歴史の真実なわけですから、その後、ルーズベルト大統領のニューディール政策からガット、そしてアメリカ中心の国際秩序がつくられてきた、そのことをアメリカ自身が破壊をする景色を今僕らは見ているわけです。このことをやっぱりすごく、何というか、私は、こんなこと起こるんだと。ベルリンの壁が崩壊したときも、当時若かったですけど、こんなことが起こるんだと思いましたが、この戦後八十年間のアメリカがつくってきた秩序をアメリカが壊す、こういった状況に我々今いるんだということの認識を、こんなの与野党関係ないので、共有、もちろん大臣も官僚の皆さんもされていると思いますけれども、本当に政府は責任が重いのでよろしくお願いしたいと思います。

先ほどうちの広田議員がお話をされたことに触発されたので、日本の防衛戦略は日本の独自の判断で決めるし、防衛費の額も決める、中谷大臣のおっしゃるとおりだと思います。

しかし、このさなかにアメリカの上院でゴルビー国防次官が承認をされました。この方は対中強硬派で、国際戦略のエキスパートと言われている方で、この新たに国防次官になった人は、もう既に、少なくとも、日本の防衛費の比率は少な過ぎると、少なくとも三%だと、台湾は一〇%だということを主張しています。もう既にこの議論が始まりました。

もちろん、我が国が独自の判断で防衛費の増強も防衛戦略も決めるという中谷大臣の御発言は多としますが、こういった人物が国防次官に議会で承認をされたということについては、三%というもう具体的な数字も出ていることも含めて、今どういう認識でいらっしゃるか、お答えいただけますか。

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