加藤孝明東京大学生産技術研究所教授/東京大学社会科学研究所特任教授

2025年5月22日・第217回国会 衆議院 東日本大震災復興・防災・災害対策に関する特別委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 37 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 87 発言)

おっしゃるとおりだと基本的に思いました。

その中で、公助の現場での伸び代をいかにつくっていくのかというのが僕は非常に重要だと思っています。

端的に言えば現場力、人間力が重要だという話になってしまうんですが、これまでの災害経験、災害対応の経験を積み重ねて、効率的に仕事をするために役割分担がなされて、それがいつの間にか役割が固定化して、マニュアルなどもしっかり作られていくようになる。そうすると、逆に、未知、未経験の状況を目の前にしたときに、それが手かせ足かせになってしまうような場合もあるような気がするんですね。

むしろ、共助とか本当の現場力というと、今これをしなければいけないミッションがあって、そのミッションを達成するために、何とか手に入るもので何とか乗り越えていく。だから、そういう動き方ができるような柔軟性をつくっていく。それを具体的にどうつくればいいのかはこれからの議論かと思うんですが、そういう方向性が一つ重要だなというふうに思っています。

これは専門用語で言うとブリコラージュという言葉らしいんですけれども、決められたとおりに動くのではなくて、その辺にあるものを上手に組み合わせて目的を達成していく、そういう概念が非常に重要だと思っています。

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