鈴木庸介 (立憲民主党)

2025年2月28日・第217回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 150 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 180 発言)

そうなんです。要は、基準がないんですよ。お二人のおっしゃっていること、今申し上げていただいたことについて、基準がないんです。

邦人の生命を左右するような重大な判断が基準もなく、今回のハンガリーの事件では、大使館が切迫度及び総合的な判断を誤ったということになるかと思うんですけれども、そもそも、行政官の裁量に邦人の保護の判断が委ねられているところが恐ろしいところなんです。憲法二十五条の国民の生存権という話にもつながりかねないとも思うんですけれども、これは本当に改善していただかないといけない事態だと思います。

先ほど申し上げたように、首を絞められているという話は大使館の方に話しているということは複数の友人が証言していて、では、ここでもう一つ紹介させていただきます。友人がAさんとの会話を残していたものです。

二〇二四年八月八日、被害者女性Aさんは、パソコンを元夫に盗まれました。この後にいろいろなところにメールを送られたりしているんですけれども、子供を友人A宅に預け、警察に行き、被害を申告。その日の夕方の会話です。

友人A、もう危ないよ、日本に帰らないと。被害者女性、子供のパスポートがないから無理。友人A、子供のパスポートをなくしたことにしたら、パスポートを出してもらえるはずだよ。被害者女性、もうそれはできないよ、大使館はみんな知っているから、今更うそをつけないよ。元夫からの首絞めのことも知っているし、これ以上方法はない。

二〇二四年八月二十日、友人A、Bと被害者女性が長距離電車の中でした会話です。

A、その後パスポートはどうなったの。被害者女性、大使館に再発行できないかと問い合わせたの、でも、それは盗難ではないので再発行できないって言われたの。A、B、パスポートがない理由とかちゃんと伝えたの、どんな言い方で伝えたの、ちゃんとDVのことを大使館に言った。被害者女性、もう言っている。元夫のことも知っているし、パスポートをなくしたと言っても通らないと思う。そして、首を絞めるしぐさをして、これも言った。友人A、大使館にもう一回お願いしてみたら。被害者女性、でも、大使館は、元夫の同意があればパスポートを出せますと言うし、無理ですと言ったら、元夫と話し合ってくださいって。だって、元夫と目を合わせるだけでも恐怖だよ。友人B、それは信じられない。言い方を変えてみるなり、ほかの理由でパスポートをお願いしてみたら。被害者女性、うーん。Aちゃんの代わりに大使館に電話しようか、私が大使館に行こうか。被害者女性、もう向こうは私の顔も分かっているし、全部分かっているから、すぐばれるからできないよ。

その後、友人Aが二〇二四年八月二十二日に、領事館の予約を取ったと被害女性にメールを送っていますが、そのときには、取っていないと諦めちゃっています。

ここで伺いたいんですけれども、大臣、先ほどおっしゃっていたんですけれども、衆議院の予算委員会の段階で、首絞めの話は大臣に入っていますか。入っていないんですよね。(岩屋国務大臣「はい」と呼ぶ)

そうなんですよ。だから、この話が大臣のところに、首絞めの話がもし入っていないとなると、ハンガリー大使館から外務省の本省領事局に行った状況なのか、それとも領事局から大臣に情報が上がっていなかったのか、いずれにしても、外務省のどこかの段階でこの情報が隠されているわけですよね。

もう一つ申し上げるとするならば、切迫感の、首絞めの話とか、もう本当にいろいろな話が出ているんですけれども、電話を何度もしているとおっしゃっているわけですよね。

一般論としてでも結構です。電話対応の記録というのは、相談、接触の記録として残しているんでしょうか、領事局長。

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