野田佳彦 (立憲民主党)

2025年2月28日・第217回国会 衆議院 予算委員会 第17号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 51 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 282 発言)

二年間で三回に分けて上限を引き上げていく、その一回目についても、負担の引上げをするわけでありますので。

制度設計に患者団体は関わっていなかった。後から気づいて、いろいろ手直しをしてきた。でも、手直しをしてきているということ自体が、生煮えだったということじゃありませんか。生煮えで人命に関わることの制度をスタートしては絶対私はいけないと思います。絶対いけないと思います。

一年間しっかりと議論をして、それからスタートする。私は、そんなむちゃな提案をしているつもりは全くありません。是非、これは御理解いただきたいと思いますよ。英断なのか、優柔不断なのか、問われますよ、これはまさに。

私は、これは制度の根幹に関わる問題だと思っていますのは、現役世代の負担軽減はいいんですけれども、その代わり何が起こるかというと、この高額療養費という制度は、人生の最大のリスクに対してどうやって備えるかということの、保険としての意義があるじゃないですか。健康を損なうこと、がんであるとか難病を患うこと、これは人生にとって最大のリスクですよ。その最大のリスクのときに、急激に負担が増え過ぎちゃって、お金のない病人は死を選択せざるを得ないようなことをやっちゃいけないんですよ。絶対にやっちゃいけない。その最大リスクにどうやって備えをつくっていくかという根幹を覆しかねないと私は思います。

高額療養費の、さっき言ったように、現役世代の負担軽減だとか持続可能性、これは全く一致です。でも、健康な現役世代だって、月額数百円負担が減ったって、同じ世代の人たちの、苦しい生活をしながら治療している人たちが突然負担が上がって苦しんでいる姿を見て、心配になると思いますよ。喜ばないと思いますよ。

是非、改めて、総理の御決断を促したいと思います。

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