アメリカだけでは抑止できないという発言、大変重要だと思います。おっしゃられたように、日米首脳会談では日米安保条約第五条を確認したとしていますけれども、この国防長官の発言は矛盾していませんか。
日本がアメリカの核の傘に守られているのではなく、実際は、日本がアメリカの傘となり、沖縄の、南西諸島の軍事要塞化が進んでいるわけです。だとするならば、核抑止力の効果よりも、周辺国との間で偶発的な衝突が起こり、破滅的な事態に陥り、核戦争のリスク、このことをいかに回避するのか、これに現実的に向き合うべきではないでしょうか。
石破総理も大臣も、度々、戦後最も厳しい安全保障環境とおっしゃるように、東アジアも変化していますけれども、一方で、同盟とする国も実際大きく変化をしており、そのことを認識する必要があると思うんですね。
そうであれば、日本も独自の自主外交や安全保障のプランBを持つべきであり、私がまず提案したいのは、日本がせめて、来月、三月に行われる核兵器禁止条約の第三回締約国会議にオブザーバー参加をすべきだと考えます。日本の姿勢が変わり得るということを周知でき、それは中国や北朝鮮にもメッセージとなって、新しい対話や協議のテーブルをつくるチャンスになる可能性もゼロとは言えません。
日米首脳会談で確認された北朝鮮の完全なる非核化にしても、これは朝鮮戦争の終結、つまり平和体制への移行とセットでありますから、日米韓が拡大核抑止力の力で北朝鮮を脅すだけでは、非核化も平和プロセスも進まないんじゃありませんか。むしろ、六か国協議に代わる北東アジアの安全保障の協議の場をつくる、これを日本が主導してはいかがでしょうか。ここで拉致問題の解決も含めて、結局、対話しか選択肢はないはずです。
そして、中期的に北東アジアの非核化を目指す、すなわち、核の傘から非核の傘へと進めるアプローチ、このことを目標にすることによって、地域の緊張緩和と信頼醸成を生み、日本の独立と安全を守ることにつなげるという考え方があると思うんですね。
中央アジア五か国も、ASEAN十か国も、非核地帯を実現することで、核保有国からの核の使用や威嚇を防いでいます。アメリカと強固な軍事同盟を結ぶオーストラリアも、南太平洋非核地帯条約に参加をし、中国とロシアから核攻撃をさせない、こうした法的保障を得ています。
核兵器禁止条約の締約国会議の場では、こうした各国の核軍縮、核不拡散に向けた知見が集まり、NPT条約を補完するものとして具体的に機能しているんですよ。国益に反するどころか、外交的メリットの方が大きいと考えます。
そもそも、日本が唯一の戦争被爆国であり、核兵器の非人道性を最も世界に伝えるべき当事者であるというのは大前提です。
外務大臣、日本のオブザーバー参加は決断していただけましたでしょうか。そして、先日の予算委員会で私が求めた、被爆者やICANメンバーへのこの件についてのヒアリング、行いましたか。
169
安住淳(立憲)
これにて山口君の質疑は終了いたしました。
次に、櫛渕万里さん。
この発言のページ
170
櫛渕万里(れいわ)
れいわ新選組の櫛渕万里です。
外務大臣、アメリカのヘグセス国防長官が、アメリカだけでは中国を抑止することができないと述べたという報道がありますが、アメリカは日本を本当に守ってくれるのですか。いかがですか。
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171
岩屋毅(自民)外務大臣
先般の日米首脳会談におきまして、米国は一〇〇%我が国防衛にコミットをするということを確認をすることができたところでございます。
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- (上の発言)
172
櫛渕万里(れいわ)
アメリカだけでは抑止できないという発言、大変重要だと思います。おっしゃられたように、日米首脳会談では日米安保条約第五条を確認したとしていますけれども、この国防長官の発言は矛盾していませんか。
日本がアメリカの核の傘に守られているのではなく、実際は、日本がアメリカの傘となり、沖縄の、南西諸島の軍事要塞化が進んでいるわけです。だとするならば、核抑止力の効果よりも、周辺国との間で偶発的な衝突が起こり、破滅的な事態に陥り、核戦争のリスク、このことをいかに回避するのか、これに現実的に向き合うべきではないでしょうか。
石破総理も大臣も、度々、戦後最も厳しい安全保障環境とおっしゃるように、東アジアも変化していますけれども、一方で、同盟とする国も実際大きく変化をしており、そのことを認識する必要があると思うんですね。
そうであれば、日本も独自の自主外交や安全保障のプランBを持つべきであり、私がまず提案したいのは、日本がせめて、来月、三月に行われる核兵器禁止条約の第三回締約国会議にオブザーバー参加をすべきだと考えます。日本の姿勢が変わり得るということを周知でき、それは中国や北朝鮮にもメッセージとなって、新しい対話や協議のテーブルをつくるチャンスになる可能性もゼロとは言えません。
日米首脳会談で確認された北朝鮮の完全なる非核化にしても、これは朝鮮戦争の終結、つまり平和体制への移行とセットでありますから、日米韓が拡大核抑止力の力で北朝鮮を脅すだけでは、非核化も平和プロセスも進まないんじゃありませんか。むしろ、六か国協議に代わる北東アジアの安全保障の協議の場をつくる、これを日本が主導してはいかがでしょうか。ここで拉致問題の解決も含めて、結局、対話しか選択肢はないはずです。
そして、中期的に北東アジアの非核化を目指す、すなわち、核の傘から非核の傘へと進めるアプローチ、このことを目標にすることによって、地域の緊張緩和と信頼醸成を生み、日本の独立と安全を守ることにつなげるという考え方があると思うんですね。
中央アジア五か国も、ASEAN十か国も、非核地帯を実現することで、核保有国からの核の使用や威嚇を防いでいます。アメリカと強固な軍事同盟を結ぶオーストラリアも、南太平洋非核地帯条約に参加をし、中国とロシアから核攻撃をさせない、こうした法的保障を得ています。
核兵器禁止条約の締約国会議の場では、こうした各国の核軍縮、核不拡散に向けた知見が集まり、NPT条約を補完するものとして具体的に機能しているんですよ。国益に反するどころか、外交的メリットの方が大きいと考えます。
そもそも、日本が唯一の戦争被爆国であり、核兵器の非人道性を最も世界に伝えるべき当事者であるというのは大前提です。
外務大臣、日本のオブザーバー参加は決断していただけましたでしょうか。そして、先日の予算委員会で私が求めた、被爆者やICANメンバーへのこの件についてのヒアリング、行いましたか。
173
岩屋毅(自民)外務大臣
たくさんのことをおっしゃいましたので、うまくお答えできるかどうか分かりませんが、まず、安保条約の五条というのは尖閣に適用されるということを確認をしたところでございます。
それから、南西地域でのプレゼンスを日米が協力してしっかりキープしていこうというのは、まさに抑止力、対処力を強化することで紛争を防いでいこうという取組でございます。
一方、もちろん、外交による対話が最も大事だというふうに思っておりまして、それがためには、日米同盟のみならず、やはり多国間の枠組みが必要だと思っておりまして、例えば、先般ミュンヘンで開いた日米韓の枠組みなどもしっかり活用して…
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174
櫛渕万里(れいわ)
外務大臣、被爆者やICAN当事者に声を聞くということのお答えはありませんでした。こうした現場の声を聞かないままに結論づけようとされているんでしょうか。そして、私も二度会議に行っていますけれども、ヒアリングを受けておりません。
そして、先ほどいろいろおっしゃっていましたけれども、オブザーバー参加の国々、先日のパネルでもお示ししましたが、直接政府とやり取りされましたか。そして、議長国であったオーストリアやメキシコ、こうした政府や、また国連軍縮部、こうしたところからも意見聴取したんでしょうか。こうしたところが日本のオブザーバー参加についてどのような見解を持っ…
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175
岩屋毅(自民)外務大臣
これまで、被爆者の方々や過去にオブザーバー参加した議員を含め、残念ながら委員からはお話を伺っていないということだと思いますが、市民社会、あるいは国政の各政党、地方議会、地方自治体の方々とは、石破総理や私も含め、日頃から様々、要請をいただいたり、意見交換を行ってきております。それから、各国との関係も、公開情報のみならず、それぞれ個別に当たって情報収集をしているところでございます。
その上で、様々な点を総合的かつ注意深く考慮した上で、近く判断をしたいと考えております。
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