立憲民主党の酒井なつみでございます。
予算委員会、初めて質問に立たせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
私からは、高額療養費制度の限度額引上げについて質問をいたします。
私は、政治の道に進む前、看護師、助産師として十二年間医療現場で勤めてまいりました。また、二十八歳でがんの闘病を経験をしました。宣告をされたときには、目の前が真っ暗になりました。二十八歳でしたから、貯金も余りなく、抗がん剤で髪の毛が抜けたときにも安いウィッグしか買えませんでしたし、経済的にもとても苦しい思いをしました。そのため、がんになっても大きな病気になっても安心して暮らせる社会にしたいというのが私の政治の原点です。
この度、高額療養費制度の上限額が引き上げられること、そして、その金額の詳細を知り、大変驚きました。これは、入院などで多額の医療費がかかった場合に、患者の自己負担を低く抑える仕組みです。これを政府は三段階で引き上げるとし、二年後には、現行の平均年収区分約三百七十万円から七百七十万円の場合、自己負担の限度額が四〇%増や七〇%増となる人も出てきてしまうんです。国民の皆様にも危機感を共有いただければと存じます。
我々は断固反対です。がんや難病の方々などからは、多くの切実な反対意見、怒りの声が続出しています。
パネル一をお願いします。
ここに、全国がん患者団体連合会、全がん連さんが集めた反対に関するアンケートの冊子がありますが、三日間で三千六百二十三人の声が集まったそうです。
紹介をさせていただきます。
「スキルス胃がん患者です。高額療養費制度を使っていますが、支払いは苦しいです。家族に申し訳ないです。引き上げられることを知り泣きました。私はいずれ死ぬのでしょうが、子どものために少しでも長く生きたいです。毎月さらに多くの医療費を支払うことはできません。死ぬことを受け入れ、子どもの将来のためにお金を少しでも残す方がいいのか追い詰められています。」二十代の女性がん患者さんの声です。
次に、「本当にお金がかかります。びっくりします。どうしようと思います。泣きたくなります。でも生きたいです。まだ小さい子供の成長を見たいです。みんな生きたいと思ってます、治療したいんです。生きる希望を閉ざさないでください。」という三十代の女性がん患者さんの声です。
石破総理に伺います。そもそも、この高額療養費制度の見直しは、高齢化や医療の高度化などにより総額が年々増加し、現役世代を中心とした保険料が増加してきたことから、その負担の軽減、抑制を図る観点で方向性が出されたのではないでしょうか。にもかかわらず、現役世代のがんや難病患者などの方々の自己負担額が増えるのは、方向性と矛盾しているのではありませんか。
〔委員長退席、岡本(あ)委員長代理着席〕
277
安住淳(立憲)
奥野君、時間ですので、最後にまとめてください。
この発言のページ
278
奥野総一郎(立憲)
じゃ、予算の組替えを求めたいのは、今のところメニューがないんですよ、給食費無償化に使えるお金が。だから申し上げているんです。それで予算の組替えを求めます。
この発言のページ
279
安住淳(立憲)
この際、酒井なつみさんから関連質疑の申出があります。長妻君の持ち時間の範囲内でこれを許します。酒井なつみさん。
この発言のページ
- (上の発言)
280
酒井なつみ(立憲)
立憲民主党の酒井なつみでございます。
予算委員会、初めて質問に立たせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
私からは、高額療養費制度の限度額引上げについて質問をいたします。
私は、政治の道に進む前、看護師、助産師として十二年間医療現場で勤めてまいりました。また、二十八歳でがんの闘病を経験をしました。宣告をされたときには、目の前が真っ暗になりました。二十八歳でしたから、貯金も余りなく、抗がん剤で髪の毛が抜けたときにも安いウィッグしか買えませんでしたし、経済的にもとても苦しい思いをしました。そのため、がんになっても大きな病気になっても安心して暮らせる社会にしたいというのが私の政治の原点です。
この度、高額療養費制度の上限額が引き上げられること、そして、その金額の詳細を知り、大変驚きました。これは、入院などで多額の医療費がかかった場合に、患者の自己負担を低く抑える仕組みです。これを政府は三段階で引き上げるとし、二年後には、現行の平均年収区分約三百七十万円から七百七十万円の場合、自己負担の限度額が四〇%増や七〇%増となる人も出てきてしまうんです。国民の皆様にも危機感を共有いただければと存じます。
我々は断固反対です。がんや難病の方々などからは、多くの切実な反対意見、怒りの声が続出しています。
パネル一をお願いします。
ここに、全国がん患者団体連合会、全がん連さんが集めた反対に関するアンケートの冊子がありますが、三日間で三千六百二十三人の声が集まったそうです。
紹介をさせていただきます。
「スキルス胃がん患者です。高額療養費制度を使っていますが、支払いは苦しいです。家族に申し訳ないです。引き上げられることを知り泣きました。私はいずれ死ぬのでしょうが、子どものために少しでも長く生きたいです。毎月さらに多くの医療費を支払うことはできません。死ぬことを受け入れ、子どもの将来のためにお金を少しでも残す方がいいのか追い詰められています。」二十代の女性がん患者さんの声です。
次に、「本当にお金がかかります。びっくりします。どうしようと思います。泣きたくなります。でも生きたいです。まだ小さい子供の成長を見たいです。みんな生きたいと思ってます、治療したいんです。生きる希望を閉ざさないでください。」という三十代の女性がん患者さんの声です。
石破総理に伺います。そもそも、この高額療養費制度の見直しは、高齢化や医療の高度化などにより総額が年々増加し、現役世代を中心とした保険料が増加してきたことから、その負担の軽減、抑制を図る観点で方向性が出されたのではないでしょうか。にもかかわらず、現役世代のがんや難病患者などの方々の自己負担額が増えるのは、方向性と矛盾しているのではありませんか。
〔委員長退席、岡本(あ)委員長代理着席〕
281
石破茂(自民)内閣総理大臣
おっしゃることはよく理解できます。
一方において、最近、近年と言ったらいいんでしょうか、びっくりするような高額な薬剤というのが物すごいスピードで増えているということがまた事実としてございます。そうすると、この制度をどうやって続けていくことができるだろうか。今まだ二十代、三十代、若いお母さんがそういうものを引き続き受けたい、所得の低い方、そういう方については負担能力に応じてでございますので、当然、そういうのが受けられるように最大限の配慮をいたしております。
なお足りないところがあるとすれば、実際にそういうのを経験された委員のお話は、私ども、謙虚に、真摯…
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282
酒井なつみ(立憲)
矛盾しているんですよね。今でさえ支払いは苦しいと言っておられるんですよ。今日も、がん患者さんや難病患者さん約十名が傍聴にいらっしゃっております。
パネル二をお願いします。
例えば、年収約五百十万円の方の場合、今年八月に約一〇%負担が増えます。そして、来年には二五%増、二年後には四一%増の引上げとなっています。現役世代の自己負担が大幅に増えるんですね。負担できないとの声が三日間で三千六百二十三人ですよ。
一月二十八日の重徳議員の質問に対し石破総理の答弁を聞かれた全がん連の天野理事長は、ゼロ回答でした、引上げを強行すれば、今闘病中の患者はもちろん、これ…
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283
福岡資麿(自民)厚生労働大臣
まず、この検討に当たっては、様々な立場の有識者で構成される専門の審議会、これは医療の現場に知悉されている方も数多く入っていらっしゃいます。そこで、データ等に基づいて複数回議論を行う中で決定したものと承知をしています。
今おっしゃられましたように、当該団体の方から直接お話を聞くということは行っておりませんが、今後、ただいま御紹介いただいたがん患者さんなど当事者の方々の声も真摯に受け止めながら、可能な限り幅広い合意形成が図れるように努めてまいりたいと考えております。
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