お分かりのように、五キロ、精米で二千円だ、しかも、令和四年のような、通常の卸がそんなにたくさんもうけていない状況ですと、やはり、五キロ二千円というのは、農家にとってはなかなか再生産ができる値段ではないということが一つなんですが、私、もっと実は心配しているのは、今年の秋なんです。
もうお聞き及びだと思いますが、令和七年産米については、既にJAなどの集荷業者は、六十キロ二万円台半ばで播種前の契約を農家と進めている。集荷業者以外の業者は、更に三万円という値段を出して農家から買い取ろうとしている。とすると、買取り価格は、令和六年産米よりも高いんですよね。もしも、令和六年産のような形で、間でマージンが積み上がるということになると、もうそのときには備蓄米の放出余力はありませんから、お米の値段は更につり上がってしまうということも考えられるわけです。
そのためには、まず今緊急にやらなければいけないのは、流通業者とけんかするんじゃなくて、しっかり対話をして、すぐに流通改革というのをこの秋にやるというのは難しいから、この秋のためには、まずは流通業者としっかり対話をして、適正な流通で流してもらう、高くなり過ぎないようにする。そこのところを対話していくこと、これが必要だと思いますし、さらには、可能性はいろいろなことを考えなきゃいけませんので、さっきも言ったとおり、もう今年の秋には過剰在庫がうんと積み上がる可能性もあるわけです。そうなりますと、投売りが始まってしまって米価が暴落するという可能性もないではない。いろいろな可能性を考えなければいけません。
そして、最後、大臣、今まで議論をしてまいりましたが、今後の米政策のかじ取り、これに当たっては、昨年から今年にかけての米価高騰要因をしっかり検証していくことが必要です。それに加えて、特に今年秋の米価、この対策が非常に大事なので、これについては、今申し上げたようないろいろな可能性を考えて、秋以降のシミュレーションをしっかり行って、流通業者とも対話をしていく、そういうことが必要だというふうに思います。大臣から御所見をお願いします。
21松松尾浩則農林水産省農産局長
お答えいたします。
インバウンドという御指摘でございます。訪日外国人による米の需要量につきまして、滞在期間に基本的に一日二食米を消費される、そういった仮定を置きまして、一日当たりの消費量と訪日外国人の数を乗じる、こういった算出をしたところ、令和五年は約四万トン、令和六年は五・二万トンということで、一・二万トンの増加ということで試算しております。
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葉梨康弘(自民)
そうなんです。
一・二万トンの増加ですから、インバウンドの需要増がそれほど有意な影響があるということは思えないんですよね。このように、私の仮説がもし正しいとすれば、この秋以降の需要量は、実際に人の胃袋に入る需要量にずっと縮小していく。そうすると、再び過剰生産の問題が生じかねません。
元々日本の田んぼは二百四十万ヘクタールあって、そこで全部お米を作れば一千二百万トン取れてしまう。一千二百万トンで、需要量が七百万トンですから、需要に応じた生産というのはこれからやはり基本になってくるんだと思うんです。令和七年産米は増産基調と聞きますけれども、これから米を増…
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23深深水秀介農林水産省大臣官房統計部長
お答えいたします。
米の生産コストを把握しております農産物生産費統計のデータにおきまして、令和五年産の米の生産費の全国の平均を見ますと、六十キロ当たりで一万五千九百四十八円となっておりまして、令和四年産の当統計におきます全国平均と比較して四・四%更に上昇しているということでございます。
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- (上の発言)
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葉梨康弘(自民)
お分かりのように、五キロ、精米で二千円だ、しかも、令和四年のような、通常の卸がそんなにたくさんもうけていない状況ですと、やはり、五キロ二千円というのは、農家にとってはなかなか再生産ができる値段ではないということが一つなんですが、私、もっと実は心配しているのは、今年の秋なんです。
もうお聞き及びだと思いますが、令和七年産米については、既にJAなどの集荷業者は、六十キロ二万円台半ばで播種前の契約を農家と進めている。集荷業者以外の業者は、更に三万円という値段を出して農家から買い取ろうとしている。とすると、買取り価格は、令和六年産米よりも高いんですよね。もしも、令和六年産のような形で、間でマージンが積み上がるということになると、もうそのときには備蓄米の放出余力はありませんから、お米の値段は更につり上がってしまうということも考えられるわけです。
そのためには、まず今緊急にやらなければいけないのは、流通業者とけんかするんじゃなくて、しっかり対話をして、すぐに流通改革というのをこの秋にやるというのは難しいから、この秋のためには、まずは流通業者としっかり対話をして、適正な流通で流してもらう、高くなり過ぎないようにする。そこのところを対話していくこと、これが必要だと思いますし、さらには、可能性はいろいろなことを考えなきゃいけませんので、さっきも言ったとおり、もう今年の秋には過剰在庫がうんと積み上がる可能性もあるわけです。そうなりますと、投売りが始まってしまって米価が暴落するという可能性もないではない。いろいろな可能性を考えなければいけません。
そして、最後、大臣、今まで議論をしてまいりましたが、今後の米政策のかじ取り、これに当たっては、昨年から今年にかけての米価高騰要因をしっかり検証していくことが必要です。それに加えて、特に今年秋の米価、この対策が非常に大事なので、これについては、今申し上げたようないろいろな可能性を考えて、秋以降のシミュレーションをしっかり行って、流通業者とも対話をしていく、そういうことが必要だというふうに思います。大臣から御所見をお願いします。
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小泉進次郎(自民)農林水産大臣
葉梨先生の分析、そしてまた今後についての御提言、私としては、共感を持って聞かせていただきました。あらゆるケースを想定して構えておく、これは行政の鉄則ですから、しっかりとそのとおり、あらゆるシミュレーションを行っておきたいと思います。
なお、今、米の高騰が続いている中で、やはり相当マインドを変えていかなければ、この価格の高騰は収まらない、こういった思いで、あらゆる選択肢を決して排除することなく取り組んでいきたいと思います。
備蓄米を放出した後はどうするんだということはよく言われますけれども、ミニマムアクセス米、こういったことも含め、このマーケットの動き…
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葉梨康弘(自民)
お米の価格は、高ければいいというものでもありません。また、安ければいいというものでもありません。ジェットコースターのようにお米の価格が乱高下するということになったら、もうお米を作る人はいなくなってしまう、そのことを大変危惧をしています。
ですから、今おっしゃられたように、しっかりとあらゆる可能性を考えながら、消費者も安心して買える、生産者も安心して作ることができる、そういう米政策に是非持っていくように、私たちも知恵を出させていただきますので、よろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
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御法川信英(自民)
次に、村岡敏英君。
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