田中邦裕一般社団法人ソフトウェア協会会長/さくらインターネット株式会社代表取締役社長

2025年4月16日・第217回国会 衆議院 内閣委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 105 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 237 発言)

緒方先生、ありがとうございます。

私は、結論から言うと、日本は、必ずデジタルの次、AIで復活できるというふうに信じています。

おっしゃるように、現実を見なければならないということがありまして、六・五兆円の貿易赤字があるということもありますし、あと、何しろこの三十年のブランクの中で、ITは非常に厳しい。なので、ITで今更復活することはできないだろうというふうに私は思っていますが、AIと物づくり、これの融合によって再び成長できるんだろうというふうに思っております。

足下でいいますと、我々さくらインターネット自身が売上げが三百億ぐらいの会社ですから、六兆円を解消することは短期的には不可能です。しかしながら、直近でいいますと、GPUの投資で、一千億の投資をすることになりましたが、これは国の支援のおかげでもあります。

ただ、最初は誰もGPUに投資しなかった、当社以外は投資しなかったのに、我々が投資するという発表をしてから、ソフトバンクさん、KDDIさんを始め、トータルで三千億以上の投資がなされることになりました。

そういう意味でいうと、私、手前みそですけれども、スタートアップの起業家、ベンチャーの起業家が何かチャレンジをして、日本にはお金がたくさんありますから、ナショナルカンパニーが、じゃ、やるかというふうに一気呵成に投資をしてくれば、これは、恐らく六兆、十兆というのが。既存の人たちが動かないと、新しいチャレンジャーだけでは無理だ。なので、新しいチャレンジャーも国を変えるし、そして、それに触発された次のチャレンジャーも変わっていく。

最後に申し上げたいのは、我々はグッドアンセスターになれるか、よき祖先になれるかということかと思います。

丸ノ内線で今日は来たわけですけれども、丸ノ内線というのは、戦後、二百億円で建設をしたそうです。車両二百両つきです。これは何を意味しているかというと、それから六十数年たって、国民に資産として残されている。要は、早くに投資したものというのは、国が発展していけばそれが発展の礎になります。ちなみに、甲子園球場は三百万円で造ったそうです。

今、計算基盤、データセンターにしても、あと、これからは資産はソフトウェアにもなっていくと思います。ソフトウェア、例えばマイクロソフトさんというのは、長年ウィンドウズを作り続けて、ソフトウェアの資産というのは膨大なものになっています。少なくとも、アメリカは戦略的にソフトウェアを保護し、三十年でとてつもない価値のソフトウェアを資産として組み上げ、それからくる副次的な利益によって国は潤っています。

そういった意味でいうと、後世、五十年後、百年後、二百年後のために、やはりデジタルとAIが二〇二五年に発達し始めて、そのときに積極的に国も民間企業も、そして国民も利活用した結果として、五十年後、百年後の子孫たちがそれを利活用し、国民を豊かにする、そういう国になるように五十年前、百年前の方に学ぶべきかなというふうに思っております。

以上でございます。ありがとうございます。

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