ありがとうございます。
もちろん、公共的役割であったり、これまで社会的なインフラをNTTが担ってくれていて、そうしたインフラを持つという点ではNTTに依存するところが大変多いというふうに思っていますが、例えば交付金の宛先になっている公衆電話とかを考えても、維持に対してしんどいというのは皆さんの認識のとおりだと思いますし、ユニバーサルサービスとかセーフティーネットというところを改めて見直して、維持、持続可能なものというものの再定義をしないとこれは難しいのかなというふうに思っているので、そうしたところも踏まえて、経営効率の在り方とセーフティーネットの構築、維持という観点でしっかりとシビアに見ていただいて、いろいろな選択肢を取ってほしいなというふうに思っております。
維新の会は、黒田委員からもありましたように民営化を目指すべきという立ち位置なんですが、例えばNTT法の枠組みから外れれば法の四条にあるような政府の株式保有率を維持せず売却することもできます、全部とは言わず。それが、先ほど来防衛費の財源に充てるという指摘もあるんですけれども、政府の利益であったり事業者の裁量向上にとっては有益な選択肢というふうに思っているんですが、NTT法改廃の前に、政府の株式保有率であったり株式の売却ということに関する検討状況をお聞かせください。
92
村上誠一郎(自民)総務大臣
守島委員の御質問に答えます。
NTTは、電電公社から承継しました全国津々浦々の通信インフラにより、我が国の通信全体を支える公共的役割を果たしていると思っております。
このようなNTTの公共的役割を安定的に確保するため、現行のNTT法ではその業務範囲や責務等を規定しております。
近年、社会全体のデジタル化が進展する中で、これを支えるNTTの通信インフラの重要性が更に高まっており、今後もNTTの公共的役割を安定的に確保する必要があると考えております。
このため、本年二月の情報通信審議会の最終答申では、NTTの業務範囲に関する規律や外資規制などは引き続…
この発言のページ
93守守島正(維新)
大臣のおっしゃる公共的役割を果たすこととか通信の安定性も含めて今回はNTT法を維持したという理由はそのとおりだと思うんですけれども、法の枠内でユニバーサル維持とかを前提として考えているので、政府関与を続けること自体がやはり目的化しているんじゃないかなというふうに思っています。
もちろん、今回の法改正でユニバーサルサービスの最終役務提供者を拡充することとかは今後の地域電気通信事業の維持のためには必要だというふうに思っているんですが、そうしたセーフティーネット的なものの維持を一般事業者に門戸を広げていくということは、必ずしもさっき大臣がおっしゃった公的役割…
この発言のページ
94
村上誠一郎(自民)総務大臣
守島委員の御指摘どおり、本法案では、電話、ブロードバンド共に、複数の事業者が連携してあまねく日本全国におけるサービス提供を確保する最終保障提供責務を設けることとしております。これは、NTT以外の事業者も含めまして電話、ブロードバンドをユニバーサルサービスとして安定的、効率的に提供する役割を担っていただくものであります。
ただし、NTT以外の事業者がこの責務を担うのは自ら申請して指定を受けた場合に限られるため、そのような事業者がいない地域における責務の担い手を確保することが必要であります。
この点、NTTは電柱や管路など全国規模の線路敷設基盤を保有して…
この発言のページ
- (上の発言)
95守守島正(維新)
ありがとうございます。
もちろん、公共的役割であったり、これまで社会的なインフラをNTTが担ってくれていて、そうしたインフラを持つという点ではNTTに依存するところが大変多いというふうに思っていますが、例えば交付金の宛先になっている公衆電話とかを考えても、維持に対してしんどいというのは皆さんの認識のとおりだと思いますし、ユニバーサルサービスとかセーフティーネットというところを改めて見直して、維持、持続可能なものというものの再定義をしないとこれは難しいのかなというふうに思っているので、そうしたところも踏まえて、経営効率の在り方とセーフティーネットの構築、維持という観点でしっかりとシビアに見ていただいて、いろいろな選択肢を取ってほしいなというふうに思っております。
維新の会は、黒田委員からもありましたように民営化を目指すべきという立ち位置なんですが、例えばNTT法の枠組みから外れれば法の四条にあるような政府の株式保有率を維持せず売却することもできます、全部とは言わず。それが、先ほど来防衛費の財源に充てるという指摘もあるんですけれども、政府の利益であったり事業者の裁量向上にとっては有益な選択肢というふうに思っているんですが、NTT法改廃の前に、政府の株式保有率であったり株式の売却ということに関する検討状況をお聞かせください。
96湯湯本博信総務省総合通信基盤局長
お答え申し上げます。
政府によるNTT株式の保有義務は、NTTの通信インフラが公共的な役割を担っていることから、政府が安定株主となることで特定の者による経営の支配や株主権の濫用を回避し、NTTの経営の安定と適正な事業運営を確保するために設けられているものでございます。
近年、AIの普及やDXの進展等によりこれらを支えるNTTの通信インフラの重要性が高まる中で、本年二月の情報通信審議会の最終答申では、引き続きNTTの経営の安定と適正な事業運営を確保する必要があることから政府の株式保有義務は維持することが適当とされているところでございます。
この発言のページ
97守守島正(維新)
NTTの経営の安定と保有義務がどうマッチするのかが今は余りぴんとこなかったんですが、NTT法で規定しているという意義は分かりました。
続いて、先ほど来質疑の中でも出てきた外国人役員の規制に関してなんですが、こうしたこともNTT法で縛っているから安全だという認識だというふうに思っているものの、これまで役員の規制緩和なんかは進められてきました。外国人の議決割合を今NTT持ち株の株式全体の三分の一未満というふうに定められているんですが、これもNTTが情報通信インフラを担うという前提でのことで、さきにも話したようにユニバーサルサービスの担い手が変わってくる中で…
この発言のページ
98湯湯本博信総務省総合通信基盤局長
お答え申し上げます。
NTTの通信インフラは、他の事業者の携帯電話サービスにも利用されるなど、我が国の通信全体を支える公共的な役割を担っており、外国の影響力に対する経営の自主性を確保することは、NTTだけではなく、我が国の通信事業者全体の通信サービスの安定的な提供を確保する上で極めて重要であると認識しているところでございます。
このため、NTT法におきましては、外国人の議決権保有割合を三分の一未満に制限するいわゆる外資規制が設けられているところでございます。
委員御指摘の外為法でございますが、外為法は外国投資家による個々の株式取得について個別投資審…
この発言のページ