おっしゃるように、為替リスクを負わずに済むという意味においては、可能な限り円建てを志向していくということは一つの方向だと思っておりますし、現に多くの国際開発機関に対しては円建て出資で行っているところでございます。
今、ドル建てでなければならないのは、今回お諮りをしておりますIICと、国際金融公社、IFCがドル建てということになっておりますけれども、これは、政府部門を対象とする業務に比べるとリスクの高い民間企業を対象とする業務を行っているとの性格上、米ドルでの流動性をそれぞれの機関が重視するという観点から、米ドル建てでまずコミットメントが行われ、そして、その結果として米ドル建てでの出資を行うということになっております。
当然、委員御指摘のように、その場合には日本政府が一定の為替リスクを負うわけでありますから、IICとの間では次回の増資における円建て出資の可能性についても議論を行っていきたいと考えております。
28萩萩原佳(維新)
今の御回答の中で、為替差損益の額というのはないというので、今発行しているやつがないから直近でいうとないという理解でいいですか。
この発言のページ
29土土谷晃浩財務省国際局長
まさに御理解のとおりでございまして、今発行されている外貨建て出資国債というものはございませんので、その部分、償還差損、差益、そういったものは発生する状況にはございません。
この発言のページ
30萩萩原佳(維新)
ありがとうございます。
そういう意味では、外貨建ての出資国債というのは余り発行していないということだと思います。そういう意味で、総務会で決められたから今回のやつを発行するという対応というのは、為替リスクを負うという意味では少しどうなのかなという気がしております。
海外取引を行う民間企業は、そういう為替変動のリスク管理をするために先物為替予約を取ったりとか、一定、為替リスクを抑えるような対応を取られています。皆さんにとっては釈迦に説法かもしれませんけれども、為替リスクは、管理可能なエクスポージャーと管理不能なボラティリティーに分けることができる。その管…
この発言のページ
- (上の発言)
31
加藤勝信(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
おっしゃるように、為替リスクを負わずに済むという意味においては、可能な限り円建てを志向していくということは一つの方向だと思っておりますし、現に多くの国際開発機関に対しては円建て出資で行っているところでございます。
今、ドル建てでなければならないのは、今回お諮りをしておりますIICと、国際金融公社、IFCがドル建てということになっておりますけれども、これは、政府部門を対象とする業務に比べるとリスクの高い民間企業を対象とする業務を行っているとの性格上、米ドルでの流動性をそれぞれの機関が重視するという観点から、米ドル建てでまずコミットメントが行われ、そして、その結果として米ドル建てでの出資を行うということになっております。
当然、委員御指摘のように、その場合には日本政府が一定の為替リスクを負うわけでありますから、IICとの間では次回の増資における円建て出資の可能性についても議論を行っていきたいと考えております。
32萩萩原佳(維新)
リスクの高いところに対する出資だからこそドルだというのが大本だと思いますので、そのリスクをより広げるようなことがないように、是非、出資を行う場合でも慎重に行っていただければなというところで、時間が過ぎておりますので、私の質問は以上とさせていただきます。
ありがとうございました。
この発言のページ
33
井林辰憲(自民)
次に、櫻井周君。
この発言のページ
34櫻櫻井周(立憲)
立憲民主党の櫻井周です。
本日は五十分時間をいただきまして、誠にありがとうございます。また、直前になりまして順番の変更をいただきまして、御協力いただいた皆様、誠にありがとうございます。
それでは、質問に入る前に一言、今回の法案審査の前提の話をさせていただきます。
先ほど小林委員からもお話ございました、まさに今、国際協調といいますか、その枠組みが大きく揺らいでいるところでございます。
二度の世界大戦の反省を踏まえて、ブレトンウッズ協定に基づいてIMFと世界銀行は創設されたはずでございます。そして、そのときには、自由貿易の振興による共存共栄で世界の平…
この発言のページ