検討を続けた結果、様々な判断に至って、現時点での判断と変わるということは十分あり得ると思います。
植田和男日本銀行総裁
2025年3月26日・第217回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 80 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 163 発言)
前後のやりとり
びっくりしましたけれども、これは、じゃ、永久に保有し続けることも選択肢に入るんですか。
現時点で、そうしたオプションをあり得ないことというふうにライトオフしてしまうというところまでは考えておりません。
海江田先生が先ほど指摘した現時点ではというキーワードが出ましたので、改めてお尋ねします。
じゃ、将来的には考える可能性はあるということですか。
- (上の発言)
検討を続けた結果、様々な判断に至って、現時点での判断と変わるということは十分あり得ると思います。
本当にそれでいいんですか、中央銀行として。リスク性の資産を、三十七兆円の簿価、時価で七十兆円以上、こんなことをやっている中央銀行はどこにもありませんよ。二%の物価目標については、海外の金融当局もやっているからということであくまでもこだわるくせに、このETFは、どこもやっていないことは真っ先にやろうとしているというのは矛盾していませんか。
本当にそれでいいんですか。保有し続ける必要性があり得るということでいいんですか。
過去の金融政策上の必要性で購入してしまった、その上で、それをどうするかということに関しては様々な難しい問題が付随している、その上で、持ち続けるか、処分の方法を、具体的に何か適切なものがあるかどうかの検討を続けるということでございます。
私、この質問をした理由として一つあるのは、昨年の暮れだったんですけれども、衆議院の調査局というところで、黒田前総裁の論文を公表していたんですね。それを資料二ページ目に掲げておりますけれども、下線を引いたところです、黒田総裁いわく、日本銀行は三十七兆円ほどのETFを保有しており、これから得られる運用益が毎年一兆円ほどあり、日本銀行は当面ETFを売却する予定がないので、この運用益は、仮に国債保有が逆ざやになった際にも、赤字決算になることを防止するようになろう、こういうくだりがあります。 これから金利を上げていくと、日銀も逆ざやになって赤字に陥るかもしれない…