井坂信彦 (立憲民主党)

2025年3月12日・第217回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 56 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 272 発言)

大臣、これは、物価が一〇%上がったから、自己負担も一〇%引き上げて患者さんに一〇%多く自己負担してもらおう、賃金も一〇%増えているから、自己負担が一〇%増えても払えるだろう、こういう理屈だと思います。

果たして本当にそうかということを、ちょっと今日は時間を取って議論をしたいと思います。

私は、今回政府がやろうとしていたように上限額を引き上げなくても、賃金が上がれば、患者の自己負担額は自然に上がると考えています。賃金、物価が一〇%伸びたら、全ての患者の自己負担総額も自動的に一〇%上がるので、上限額を経済、物価動向に合わせて引き上げる必要はないと考えています。

配付資料の一番を御覧ください。左側、七十歳未満の表だけ使います。

二〇二二年の段階で、年収一千百六十万円以上の保険加入者が百四十プラス八十プラス百六十で三百八十万人、全体の四%、年収七百七十万から千百六十万円の加入者が千百三十万人で全体の一二%、そして年収三百七十から七百七十万円が四千百二十万人で四三%、そして年収三百七十万以下の方が三千三百万人で全体の三四%、そして住民税非課税が七百二十万人で七%いらっしゃいます。

もう一枚めくっていただいて、配付資料二ですが、同じことを、今から十年前の二〇一五年のデータも厚労省に持ってきてもらいました。

緑色の棒グラフだけ見ますけれども、七十歳未満の加入者分布、年収一千百六十万以上の加入者が全体の三・一%、七百七十から一千百六十万が全体の九・七%、三百七十万から七百七十万が全体の三九・三%、そして三百七十万以下が全体の三七・七%、住民税非課税が一〇・一%いらっしゃいます。

この配付資料一と二を、加入者分布を一つのグラフにまとめたのが次の配付資料三であります。

左側のグラフで緑色のグラフは、さっきの資料二の右上の緑色のグラフを縦向きに描き直しただけです。何もいじっておりません。青いグラフが、最初の資料一の左端にある青いパーセントの数字、加入者分布をグラフに直しただけです。

緑色の二〇一五年と青色の二〇二二年を比べると、住民税非課税とそれから年収三百七十万円以下の加入者割合は減っていて、そして、年収三百七十万から七百七十万、年収七百七十万から一千百六十万円、そして年収一千百六十万円以上の加入者割合が増えています。この間に、賃金が増えて、加入者がより右側の、より高い年収区分に移動していったということが一目瞭然で分かります。

大臣に伺いますが、資料三の左側のグラフを見て、賃金が増えれば、年収の分布は賃金の高い右側にずれるということは、事実としてそうなっているし、理屈としても必ずそうなるということは、これはお認めをいただけますでしょうか。

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