本当に、技術だけではなくて、量産化したときに、作ったはいいけれども売れないということでは非常に困ると思いますので、今言ったようなマーケティングの取組も進めていただければと思っています。
そして、ちょっと最後に、唐突なんですけれども、私は、半導体とかAIのお話を聞くたびに、学生時代に見た映画を思い出します。ヴィム・ヴェンダースの映画で「夢の涯てまでも」というタイトルだったと記憶しておりますけれども、日本では一九九二年に公開されたものです。
これはどういうものかというと、主人公が世界中を巡って映像を集めて、父親が発明した装置を使ってその集めた映像を盲目の母親の脳に送り込むんですね。奇想天外なんですけれども、これは実は今のAIにも通じるんじゃないかなと思っています。というのは、集めた膨大な映像を見る側の要望に沿って即座に編集して見せるという点では、非常に通じるんじゃないかと思っています。主人公一家がこの映画ではどうなったかというと、この装置によって、リアルな世界ではなくて、自分の見たいものを見せてくれるこの装置の中に没入してしまうということでした。当時、この映画を見た私は、技術の進歩がこんなに人間を変えてしまうなんて怖いなと思ったわけです。
それだけではなくて、最近、今年三月二十一日、御覧になった方もいらっしゃるかと思いますけれども、日経MJ新聞では、全国の十五から六十九歳の方を対象に調査を行っています。十代では、AIに恋人になってほしいと答えた率、二八%、全体の三分の二の人は、AIに社会をコントロールされてしまう不安があると回答されている、そんな記事でございました。若年層はAIを使いこなす一方で、世の中全体はAIの発展に対して漠然と結構不安を感じられているんじゃないかなと思います。
今こうやって話してきて、技術の発展というのは非常に喜ばしいこと、日本にとっても非常に重要なことと思いますけれども、同時に、その使い方をしっかり考えなくちゃいけない。これはずっと言われ続けてきたことですが、いよいよ、この課題、問題が先送りできない、そういう状況に来ているなと私は思っています。
半導体や生成AIの研究開発を支援されておられる経済産業省として、AIのガバナンスの在り方についてどう考え、どうされようとなさっているか、お示しください。
79奥奥家敏和経済産業省大臣官房審議官
お答え申し上げます。
度々済みません。実は、先ほど申し上げました、情報処理技術者試験の公募は二千三百万人、政府の目標が二百三十万人、これを二千三百万人というふうに私は言ってしまっていたようなので、政府の目標が二百三十万人ということでございます。
ラピダスの出資の関係に関する御質問でございます。
現在、ラピダスにおいては、量産の準備を進めるべく、既存株主などの企業との間で一千億円規模の追加出資に関する調整が本格化しているということです。
政府としましても、公募を通じて選定された事業者に対する出資の原資として、当初予算に一千億円を計上している。
こ…
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80福福森和歌子(立憲)
見通しどおりになればいいんですが、そうならないケースというのはあり得ると思っています。そうならないケース、今、外部有識者の御意見を聞いて、民間も考慮してということでしたけれども、より具体的に想定するといいますか、そういうことをやって、とにかくスピード感を持ってやらないと、判断が遅れると、さっきおっしゃった、今売っているものがないわけで、お金がとにかく必要ということもあると思いますので、迅速に判断されるようにお願いしたいのと、あわせて、先ほど来、国のお金を使うんだからきちっと国会にも諮ってくださいということを申し上げましたが、それも併せてお願いしたいと思い…
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81奥奥家敏和経済産業省大臣官房審議官
お答え申し上げます。
委員御指摘のマーケティングは非常に重要でございます。
ラピダスの方では、昨年の四月にシリコンバレーにラピダスデザインソリューション社を設立して、国内外でのマーケティング体制を強化しています。
人材面につきまして、海外拠点のトップには、元AMDとかそういった半導体の中核になる会社でマーケティング担当役員を務めたアンリ・リシャール氏が就任しています。そのほか、半導体設計企業などで経験豊富な社員の採用が進んでいます。
こうした取組によりまして、IBMがAI半導体の製造委託先にラピダスを活用すると発表したり、国内においても、ラピダス…
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- (上の発言)
82福福森和歌子(立憲)
本当に、技術だけではなくて、量産化したときに、作ったはいいけれども売れないということでは非常に困ると思いますので、今言ったようなマーケティングの取組も進めていただければと思っています。
そして、ちょっと最後に、唐突なんですけれども、私は、半導体とかAIのお話を聞くたびに、学生時代に見た映画を思い出します。ヴィム・ヴェンダースの映画で「夢の涯てまでも」というタイトルだったと記憶しておりますけれども、日本では一九九二年に公開されたものです。
これはどういうものかというと、主人公が世界中を巡って映像を集めて、父親が発明した装置を使ってその集めた映像を盲目の母親の脳に送り込むんですね。奇想天外なんですけれども、これは実は今のAIにも通じるんじゃないかなと思っています。というのは、集めた膨大な映像を見る側の要望に沿って即座に編集して見せるという点では、非常に通じるんじゃないかと思っています。主人公一家がこの映画ではどうなったかというと、この装置によって、リアルな世界ではなくて、自分の見たいものを見せてくれるこの装置の中に没入してしまうということでした。当時、この映画を見た私は、技術の進歩がこんなに人間を変えてしまうなんて怖いなと思ったわけです。
それだけではなくて、最近、今年三月二十一日、御覧になった方もいらっしゃるかと思いますけれども、日経MJ新聞では、全国の十五から六十九歳の方を対象に調査を行っています。十代では、AIに恋人になってほしいと答えた率、二八%、全体の三分の二の人は、AIに社会をコントロールされてしまう不安があると回答されている、そんな記事でございました。若年層はAIを使いこなす一方で、世の中全体はAIの発展に対して漠然と結構不安を感じられているんじゃないかなと思います。
今こうやって話してきて、技術の発展というのは非常に喜ばしいこと、日本にとっても非常に重要なことと思いますけれども、同時に、その使い方をしっかり考えなくちゃいけない。これはずっと言われ続けてきたことですが、いよいよ、この課題、問題が先送りできない、そういう状況に来ているなと私は思っています。
半導体や生成AIの研究開発を支援されておられる経済産業省として、AIのガバナンスの在り方についてどう考え、どうされようとなさっているか、お示しください。
83奥奥家敏和経済産業省大臣官房審議官
お答え申し上げます。
AIは、委員御指摘のとおり、国の競争力や社会の豊かさを左右する重要な技術で非常に期待をされている、その一方で様々なリスクをもたらし得る技術でもあるということで、国際的にもガバナンスが意識をされているということです。
こうした問題意識から、我が国がリーダーシップを発揮しまして、二〇二三年のG7広島サミットにおいて、高度なAIシステムを開発する組織向けの広島プロセス国際指針などをまとめています。
これを踏まえまして、さらに、AIシステムを開発、提供、利用するそれぞれの利用者がリスクに応じて適切なガバナンスを利かせるように、二〇二四…
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84福福森和歌子(立憲)
技術だけではなくて、社会ルールといいますか、そういった整備を併せて行っていただくことをお願いして、質問を終わります。
ありがとうございました。
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85
宮崎政久(自民)
次に、東徹君。
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