大変すばらしい答弁をありがとうございます。
実は、この精強性の議論は国会で全然されてきませんでした。調査室に調査を依頼したところ、近年で議論されたことはありません、直近の議論が実は民主党政権下であると。配付資料、一の四から一の五、一の六がそれに当たりますけれども、当時の総理大臣は野田佳彦さんで、石破茂議員が野田総理ですとか当時の大臣に質問する形で精強性とは何なのかというところを確認したのが直近の例でした。
そのときの答弁を見ますと、安住防衛副大臣、あるいは財務大臣として答弁していますけれども、バランスのいい部隊をつくること、それは若手の隊員も含めていいピラミッドができていることが重要なのであるということを答弁しておりました。そこは精強性の一要素であると思います。
今中谷大臣がおっしゃっていただいたところは、一言で言えば知徳体ですとか、国民も含めた周辺がバランスよくあって初めて精強性なんだというところを確認できたと思います。
是非、この精強性の議論、何が精強性なのかというところで、十年前から部隊のバランス、隊員の充足のバランスが大事であるという議論をしていたのにもかかわらず、今、実態としてこういった募集難になってしまった、バランスの悪い部隊になってしまったというところは大変反省しなければならないところだと思いますけれども、この議論から本日は一歩進みまして、精強性とは何なのか、非常に話が広がったと思います。
なぜ精強性という言葉にこだわるかといいますと、各部隊でよく使う言葉だからです。いろいろな部隊、陸海空問わず、現場指揮官、小隊、分隊も含めて精強性というのをよく使います。何なら、隊員のシャツにも精強と書いてあったりするわけです。
ただ、その精強の意味するところがよく分からないという問題があると思います。もちろん、それは各々思いがあって使う分には結構ですけれども、結局、各部隊が精強であるということは常に求められているわけですけれども、ただ、その精強性の方向性が、ただただ体力をつければいいであるだとか、そういうような方向性に行きがちですし、あるいは、先ほど安住副大臣、野田総理の答弁の話もしましたけれども、部隊のバランスのこと、それだけでも精強性ではない。やはり、知徳体、技術も含めて、使命感も含めて、国民の心も含めて、精強性を構成する要素なんだというところ、ここが議論の立脚点になるんだと思います。是非、今中谷大臣にお答えいただいたことを立脚点として、精強な部隊、精強な自衛隊とは何なのかというところをもう一度考え直していただければと思います。
ここまで言って大変恐縮ですけれども、中谷大臣は、先日の防衛大学校の卒業式で磨甎という言葉を使ってはなむけの言葉にされました。あるいは、廉恥、真勇、礼節、これは武士道の侍精神を表すものだというような御発言もありました。一つ、私は、一般的な通念として、この武士道であるとか磨甎という言葉は、隊員の心のありよう、それは一人一人が自己修練しなければいけないわけですけれども、そういった方向性を示す意味合いがあったのかなと思いますけれども、ここでお伺いします。
武士道や磨甎、どういった願いを込めてこの言葉を使われたのでしょうか。
245
中谷元(自民)防衛大臣
緊急事態におきましては、防衛省のみならず、警察や消防や、総務省とか他の省庁も電波の確保と使用は必要でございます。
そういう意味で、平素から総務省の中で電波の割当てとか使用を調整いただいておりますので、その分で所要の周波数の確保に努めておくべきだと思っております。
この発言のページ
246
橋本幹彦(国民)
結局、行政的な側面からのお話しか伺えませんでしたけれども、是非、軍事合理性に基づいた、軍事専門的見地に基づいた電波使用とは何なのかというところは防衛省の中で検討していただければと思っております。
続いて、今回は締約国を想定する法案ですけれども、そもそも自分の国は自分で守らなければいけないわけであって、そこの根本のところをお伺いしたいと思います。
精強性という言葉がよく出てきます。私は、精強性ですとか隊員の名誉や誇りといった言葉が出てきたときは要注意だと思っています。というのも、そこで思考が停止するからです。これは精強性のためにやっているんです、これは…
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247
中谷元(自民)防衛大臣
まず、今のウクライナを見ても分かるように、あらゆる侵略とか災害の事態にしっかりと国を守るという点におきましては、国防の面におきましては精強性というものがまず求められると思います。
精強性とは何かということで、隊員の体力、気力、使命感、困難に立ち向かう勇気、そして自衛隊の力を発揮する、そういった状態でありまして、そういう意味においては、資質を強靱化することと、今、軍事技術が非常に進展しておりますので、軍事技術や装備品の高度化などにおいて知識、判断力、技術を備えた多面的な能力、そして、最後の最後までこの国を守り抜くという使命感、これは単に自衛官のみならず、…
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- (上の発言)
248
橋本幹彦(国民)
大変すばらしい答弁をありがとうございます。
実は、この精強性の議論は国会で全然されてきませんでした。調査室に調査を依頼したところ、近年で議論されたことはありません、直近の議論が実は民主党政権下であると。配付資料、一の四から一の五、一の六がそれに当たりますけれども、当時の総理大臣は野田佳彦さんで、石破茂議員が野田総理ですとか当時の大臣に質問する形で精強性とは何なのかというところを確認したのが直近の例でした。
そのときの答弁を見ますと、安住防衛副大臣、あるいは財務大臣として答弁していますけれども、バランスのいい部隊をつくること、それは若手の隊員も含めていいピラミッドができていることが重要なのであるということを答弁しておりました。そこは精強性の一要素であると思います。
今中谷大臣がおっしゃっていただいたところは、一言で言えば知徳体ですとか、国民も含めた周辺がバランスよくあって初めて精強性なんだというところを確認できたと思います。
是非、この精強性の議論、何が精強性なのかというところで、十年前から部隊のバランス、隊員の充足のバランスが大事であるという議論をしていたのにもかかわらず、今、実態としてこういった募集難になってしまった、バランスの悪い部隊になってしまったというところは大変反省しなければならないところだと思いますけれども、この議論から本日は一歩進みまして、精強性とは何なのか、非常に話が広がったと思います。
なぜ精強性という言葉にこだわるかといいますと、各部隊でよく使う言葉だからです。いろいろな部隊、陸海空問わず、現場指揮官、小隊、分隊も含めて精強性というのをよく使います。何なら、隊員のシャツにも精強と書いてあったりするわけです。
ただ、その精強の意味するところがよく分からないという問題があると思います。もちろん、それは各々思いがあって使う分には結構ですけれども、結局、各部隊が精強であるということは常に求められているわけですけれども、ただ、その精強性の方向性が、ただただ体力をつければいいであるだとか、そういうような方向性に行きがちですし、あるいは、先ほど安住副大臣、野田総理の答弁の話もしましたけれども、部隊のバランスのこと、それだけでも精強性ではない。やはり、知徳体、技術も含めて、使命感も含めて、国民の心も含めて、精強性を構成する要素なんだというところ、ここが議論の立脚点になるんだと思います。是非、今中谷大臣にお答えいただいたことを立脚点として、精強な部隊、精強な自衛隊とは何なのかというところをもう一度考え直していただければと思います。
ここまで言って大変恐縮ですけれども、中谷大臣は、先日の防衛大学校の卒業式で磨甎という言葉を使ってはなむけの言葉にされました。あるいは、廉恥、真勇、礼節、これは武士道の侍精神を表すものだというような御発言もありました。一つ、私は、一般的な通念として、この武士道であるとか磨甎という言葉は、隊員の心のありよう、それは一人一人が自己修練しなければいけないわけですけれども、そういった方向性を示す意味合いがあったのかなと思いますけれども、ここでお伺いします。
武士道や磨甎、どういった願いを込めてこの言葉を使われたのでしょうか。
249
中谷元(自民)防衛大臣
卒業式でお話をする機会がありましたので、私自身が防衛大学校で学んでいまだに忘れ得ない、よい言葉を選びました。
この磨甎というのは、道元の思想の中で、修行の中で弟子たちが念仏を唱えているところに道元が行って、何のために念仏を唱えているんだということで、それは仏になるためですという話をしたら、道元がおもむろに瓦を持ち出して、それは瓦を磨くようなものですよということで瓦を磨き始めました。それは、決して瓦を磨いて仏になるということではないので、それをやるということを続けることが仏の道につながるという教えだということで、努力を惜しまないようにという話をしました。…
この発言のページ
250
橋本幹彦(国民)
ありがとうございます。
防大の卒業生へのはなむけの言葉としては大変すばらしいと思います。ただ、私なりの言葉で言うと、求道者たれというような言葉なのかな。求道者たれ。とにかく、長い自衛官の生涯をかけて自己を陶冶してほしい、自己研さんに励んでほしい、そういったメッセージがあったのかなと受け止めましたが、ともすると、この精強であるということが、先ほど大臣はすばらしい答弁をしていただきましたけれども、自衛隊の中でぼやけていて、そして、どういうふうな方向性で部隊を錬成していくべきなのか、人を育てていくべきなのかという目標が、防衛省・自衛隊の中にははっきりとしたビ…
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中谷元(自民)防衛大臣
それは、これという答えはないと思います。基本的に幹部自衛官になる者でありますので、幹部自らが考えながらそれを実践していくということでございますので、それぞれ、仕事を通じてこういうやり方がいいんだということを体得して学んでいく。
精強になるということも、これは答えがなくて、そうあることを続けて努力をしているうちに精強になるわけでありますので、そういった努力を続けていってほしいということでございます。
それから、廉恥、真勇、礼節につきましては、別に武士道がいいということではなくて、統率者として、指揮者として、教官として上に立つべき人物になるわけであります…
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