沼田宗純東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授

2026年6月19日・第221回国会 参議院 災害対策及び東日本大震災復興特別委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 35 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 102 発言)

御質問ありがとうございます。

司令塔としては、やはり人、物、金をしっかりと自分で判断して決断する、そのための現場での振る舞いというのが大事だと思っています。

特に、防災庁が力を発揮するのは大規模災害だと思いますけれども、現状では、避難所運営、住宅の住家被害認定調査、罹災証明書を出すものというのが、それぞれ自治体で人を集める、どんな大きな災害であっても基礎自治体で人を集めなきゃいけない。でも、それが、国が、もう全国から、避難所運営できる専門人材を抱えている、名簿を持っている、住家被害認定調査、罹災証明書を出せる、建物を見れる専門集団を防災庁が人を持っている、そういった方を全国から集めて適切に配置をできるということが防災庁の大きな役割の、司令塔としてはですね、意味合いがあるかなと思っています。

イタリアは、もう国がそういった専門人材を抱えて、市町村に被害の程度に応じてちゃんとバランスさせているんですね。なので、それが防災庁の一つの大きな役割ではないかなと思っています。

体系化とか標準化というのは最低限の僕は対応のラインだと思っているんですね。毎回建物調査するのに時間掛かっている、隣町同士で被害認定調査のやり方が違う、被害の程度の考え方が違う、隣近所に聞いたら、えっ、うちはこうだけどあなたの町は違うのみたいな近所同士でそこでまたミスコミュニケーションがある。そうではなくて、防災庁が全体の調査方針決める、対応の方針決める、それに従って人を集める、ちゃんと人をコントロールする。そこまでしっかりやるということが防災庁の役割だと思います。そのときに、業務しっかり知っている、専門性持っている、先ほど大西町長もおっしゃっていましたけれども、現場とコミュニケーションできる、そういった言語化できないような能力というのも事前に身に付けておくというのが大事だと思っています。

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