宮家邦彦キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問

2026年3月24日・第221回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 187 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 267 発言)

恐ろしい御質問をされる方だなと。

研究者として正直に客観的に申し上げようと思いますが、先ほど申し上げたとおり、アメリカは中国が一番、今後のアメリカの存在を脅かす勢力としては中国が一番大きい。ですから、できれば、先ほど先生がおっしゃったとおり、ヨーロッパでの関与を減らし、中東での関与を減らし、余力があればそれはアジア太平洋に投入したいというのが本音だったと思うんですね。少なくとも彼の周りにいる人たちの戦略家の一部はそう考えていたと思います。

しかしながら、一体なぜ二正面作戦をやろうとするのかと。大統領の判断ミスという言葉は使いたくないのでそうは言いませんけれども、やはりいろいろな、大統領の下にいる行け行けの人たちもいるし、それからそうでない人たちもいる、その中で恐らくトランプさんが個人的に判断をしたんだろうなと思います。

同様のことは、宗教指導者に対する暗殺、これはもうみんなやめた方がいいと思っているわけですよ。これやったら、それはマドゥーロさんだったらいいですよなんて言ったら失礼な、これも失礼な言い方だから取り消しますが、ベネズエラであれば大統領を拉致してあれでうまくいったかもしれませんが、イランで宗教指導者を暗殺すれば、間違いなく殉教者になって、そして半ば神格化されて、そして代替は幾らでもいるという意味では余りいい作戦ではなかったと思います。それをあえてやった理由についてはトランプさんに聞いていただくしかないと思います。

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