今回、今般の就学支援金制度の拡充は、三党での合意も踏まえまして、将来の我が国社会を担う人材を育成するために、高校教育に係る費用の多くを占める授業料を社会全体で負担し、生徒などがその経済的な状況にかかわらず、自らの希望に応じた教育を受けることのできる環境の整備を図ることを目的としているところであります。
今回の就学支援金の拡充を機にいたしまして、生徒たちがそれぞれの将来を見据えながらより一層充実した高校生活を送るためには、高校教育の中身についても変革をしていくことが欠かせません。そういう意味では、今回のこの就学支援金の拡充に併せて、その経済的負担を減らすだけではなくて、質の向上というものも同時に図っていくということが大変大事だと考えております。
先般、文部科学省におきましては高校改革の方向性などを示したグランドデザインを公表しておりまして、これに基づきまして、現在、各都道府県において実行計画を策定していただくこととしているところであります。
文部科学省としては、令和七年度補正予算で認めていただいた高校教育改革促進基金なども活用し、各都道府県における高校教育改革を強力に推進していくこととしております。この基金の中におきまして、高校と地域の連携による学力向上、学習支援のための取組というものも、私の方からもちょっと強くお願いをして、こうしたメニューも加えさせていただいたところであります。
昨年、能登町に行って視察をしてまいりまして、いわゆる町営の公営塾というものも拝見をさせていただいたところであります。この能登町におきましては、中学校を卒業して高校に進学をする段階で、例えば、やっぱり人口規模が小さい町なので、子供たちの学習支援をするための学習塾などが地域に存在をしていない。これによって、中学を卒業した段階で、子供たちがその段階で能登町から出ていってしまうというようなお話があった中におきまして、能登町が設立をいたしましたまちなか鳳雛塾というところをつくったことによって、高校段階の子供たちもそれによって高度な学習を受けることも可能になったり、また、学習支援を受けることができることになったことによって高校生が能登町に残ってくれるようになって経済効果も大きく出ているというような、そういう事例というものも拝見をさせていただいたところであります。
そうした取組も参考にしながら、今回、この基金におきまして、高校と地域の連携による学力向上、学習支援のための取組というものも行うことによって、ある意味において、教育に係る費用の負担をいかに軽減をするのかという意味において、授業料のみならず、学校外の教育に対しても我々としては一歩を踏み出して、これをどういう形で支援をしていくのかということにもその一歩を文部科学省として今回踏み出させていただいたというふうに私自身承知をしているところであります。
こうした高校教育改革促進基金なども活用をいたしまして各都道府県における高校教育改革を強力に推進していくこととしておりまして、こうした個人支援、個人支援の中には、今回のこの就学支援金の拡充もそうでありますけれども、奨学給付金、これは予算事業になりますけれども、奨学給付金のこの中所得者までの拡充というものもさせていただいているところであります。
加えて、今申し上げたような高校の教育の質を高めていく高校教育改革、これらを両輪として取り組んでまいりたいと存じます。
4
熊谷裕人(立憲)
異議ないと認め、さよう決定いたします。
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5
熊谷裕人(立憲)
高等学校等就学支援金の支給に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
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6宮宮本和宏(自民)
皆様、おはようございます。自由民主党、宮本和宏でございます。
議題となっております法律案につきまして質問をさせていただきます。
まず、教育は国家百年の大計、人づくりは国づくりでございます。現在、高市政権では、責任ある積極財政の下で危機管理投資、成長投資を行おうとしていますが、私は、人材育成、すなわち教育こそ最も重要で効果の高い成長投資であると考えております。その意味で、日本の未来を支える人材育成について、質的な面を重視しながら、教育改革と教育投資をしっかり行うことが必要であると考えております。
今回の法案は、教育に係る経済的負担を大きく軽減し、若者…
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- (上の発言)
7
松本洋平(自民)文部科学大臣
今回、今般の就学支援金制度の拡充は、三党での合意も踏まえまして、将来の我が国社会を担う人材を育成するために、高校教育に係る費用の多くを占める授業料を社会全体で負担し、生徒などがその経済的な状況にかかわらず、自らの希望に応じた教育を受けることのできる環境の整備を図ることを目的としているところであります。
今回の就学支援金の拡充を機にいたしまして、生徒たちがそれぞれの将来を見据えながらより一層充実した高校生活を送るためには、高校教育の中身についても変革をしていくことが欠かせません。そういう意味では、今回のこの就学支援金の拡充に併せて、その経済的負担を減らすだけではなくて、質の向上というものも同時に図っていくということが大変大事だと考えております。
先般、文部科学省におきましては高校改革の方向性などを示したグランドデザインを公表しておりまして、これに基づきまして、現在、各都道府県において実行計画を策定していただくこととしているところであります。
文部科学省としては、令和七年度補正予算で認めていただいた高校教育改革促進基金なども活用し、各都道府県における高校教育改革を強力に推進していくこととしております。この基金の中におきまして、高校と地域の連携による学力向上、学習支援のための取組というものも、私の方からもちょっと強くお願いをして、こうしたメニューも加えさせていただいたところであります。
昨年、能登町に行って視察をしてまいりまして、いわゆる町営の公営塾というものも拝見をさせていただいたところであります。この能登町におきましては、中学校を卒業して高校に進学をする段階で、例えば、やっぱり人口規模が小さい町なので、子供たちの学習支援をするための学習塾などが地域に存在をしていない。これによって、中学を卒業した段階で、子供たちがその段階で能登町から出ていってしまうというようなお話があった中におきまして、能登町が設立をいたしましたまちなか鳳雛塾というところをつくったことによって、高校段階の子供たちもそれによって高度な学習を受けることも可能になったり、また、学習支援を受けることができることになったことによって高校生が能登町に残ってくれるようになって経済効果も大きく出ているというような、そういう事例というものも拝見をさせていただいたところであります。
そうした取組も参考にしながら、今回、この基金におきまして、高校と地域の連携による学力向上、学習支援のための取組というものも行うことによって、ある意味において、教育に係る費用の負担をいかに軽減をするのかという意味において、授業料のみならず、学校外の教育に対しても我々としては一歩を踏み出して、これをどういう形で支援をしていくのかということにもその一歩を文部科学省として今回踏み出させていただいたというふうに私自身承知をしているところであります。
こうした高校教育改革促進基金なども活用をいたしまして各都道府県における高校教育改革を強力に推進していくこととしておりまして、こうした個人支援、個人支援の中には、今回のこの就学支援金の拡充もそうでありますけれども、奨学給付金、これは予算事業になりますけれども、奨学給付金のこの中所得者までの拡充というものもさせていただいているところであります。
加えて、今申し上げたような高校の教育の質を高めていく高校教育改革、これらを両輪として取り組んでまいりたいと存じます。
8宮宮本和宏(自民)
ありがとうございます。大臣の強い思い、大変感銘を受けたところであります。
是非、経済的負担を軽減するだけでなく、質の向上、そして学校外の教育までやるということ、先ほど能登の事例、本当すばらしいと思います。是非、こういった取組が全国に広がりますように御尽力をお願い申し上げます。
次に、懸念される課題につきましてお伺いいたします。
今年四月から予定されている就学支援金の拡充によりまして、今年、直近の公立高校、私立高校の入試への影響をどのように分析しておられますでしょうか。また、今後、毎年の入試動向等のデータ収集を徹底をして、まとめて公表すべきと考えます…
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9望望月禎文部科学省初等中等教育局長
お答えいたします。
この四月から高校に入学する今の中学三年生の進路状況につきましては、まだ現段階では確定をしてございませんが、文部科学省が把握をしてございます幾つかの都道府県、具体的には十四の都道府県におきましては、進路希望調査で公立高校を希望する生徒の割合は減少しているという状況は見られているところでございます。
新たな高等学校等就学支援金制度につきましては、法案の附則におきまして、法律の施行後三年以内に検討を行い、その結果に基づいて必要な措置を講ずるとされてございまして、委員御指摘の毎年度の生徒の入学の状況や志願の状況などにつきましても定期的に把…
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10宮宮本和宏(自民)
ありがとうございます。
おっしゃられましたように、今後様々な懸念も想定をされるところです。今おっしゃっていただいた公立高校の志願者が減るという話、そして、私立高校の受験の過熱化とか、一定所得のある家庭では授業料の負担軽減を塾代に投下をして、家庭の経済力が直接的に学力格差、進路格差につながる懸念も指摘されています。そして、私立高校における便乗値上げの懸念も指摘をされているところであります。
また、私、滋賀県でありますが、通学圏がやはり大阪、京都であったり、首都圏も同じような状況にあると思いますが、様々な影響が懸念されます。先ほど答弁いただきましたように…
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