杉中淳農林水産省輸出・国際局長

2026年7月9日・第221回国会 参議院 農林水産委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 27 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 154 発言)

お答えいたします。

まず、議員御指摘のあった前沢牛についてでございますけれども、元々奥州牛として生産していた地域についても前沢牛として生産、販売をしたいということで、生産者団体から、GIに登録されている生産地を前沢地区から奥州市及び金ケ崎町に拡大したいという変更の申請が行われているということについては承知をしております。

一般論でございますけれども、GIは、産品の特性、生産方法及び生産地域を登録して、これらの要件を満たさないものは地理的表示を使用できないという強い規制をもたらす知的財産でございます。このような規制は、第三者だけではなくて登録をした登録事業者についても課されるということで、登録者の意向のみで登録内容を変更できるというものではないということは御理解をいただきたいというふうに思います。

その上で、登録産品のGI生産の、生産地の変更、拡大ということもあり得るわけですけれども、これについては、これまで別ブランドとして販売していた産品が登録GIと同一のものとして広く市場等で認識されているか、新しく拡大する地域がGI産品の産地として市場関係者、消費者に認知されているかというのが重要でございまして、GI産品に不可欠な特性と地域のつながり、これが説明できないまま生産地を拡大するということはブランド価値を引き下げることにつながりかねないというリスクがあるということも考慮をする必要があると考えております。

これまでも生産者団体に対して助言等を行っておりますけれども、丁寧に対応して、地理的財産としてのGI制度と地域ブランドの活用というものの両立を図れるようにしっかり対応していきたいと考えております。

前後のやりとり

23の発言を見る

31の発言を見る