御質問ありがとうございます。
備蓄の関係は私の冒頭の説明でも申し上げましたように、そもそも今回の改正案は、国家備蓄についてどうするんだということは全く言っていないわけですよね。だから、機動的に運営すると言うのなら、機動的運営の中身をまずは最低限書かなきゃ駄目だろうと。
そのときに、要するに、端的な話は、今は不足のときに放出をするということは分かっているわけだから、放出するときはどういうふうに放出するんだというのを言わなきゃしようがないですよね。そうすると、今の棚上げ備蓄方式しか書いていないその基本指針だと何もやらないことになっちゃうんですよ。だから、棚上げ備蓄そのものもやめるのか、こういうときには棚上げ備蓄を回転備蓄に変えるとか、何かその考え方の基準を示す必要があるんじゃないんですかと私は思います。
多分、多くの先生方がそう思っておられるのかなと思うのは、暴落したときにどうしてくれるのというときに、少しでも買ってあげたらいいじゃないかという議論ですよね。備蓄として買ってあげたらいい、隙間があるんだからという話だから。それやるんだったらやるで、今の指針には少なくとも書かないとできないと思いますよ。
それは、だって、財政の影響は余りにも大き過ぎるし、もしそれをやるとすると、競争入札のやり方じゃなくて多分随意契約で、この値段で買ってあげるかみたいな形をやれるようにしなきゃしようがないんですよ。そうすると、もう会計法の改正というか、特例法を作るという話に多分なるはずなんですよね。
だから、そういうことをまず議論をして、それを食糧法の条文としてどういう書き方をするかというのがあって、その上で、もしかしたら特例法の、会計法の特例に関する法律を作らなきゃいけないかもしれないしという話になっていくんだろうと思うんです。
それから、あと暴落対策として備蓄を使えという話は、備蓄の定義を変えていくという話になってきますから、そこは、本気になってそれをやるんだというんだったら国会で決めればいい話だと思いますよ。
多分一番困るのは、食管法のときの教訓に学ぶと、野方図に買わされることになるんですよ、政府は、かわいそうだからといって。だから、たが、たがというか歯止めをどういうふうに掛けるんだ。そうすると、備蓄運営ルールじゃないけど、売り渡した隙間の分だったらそこまで買っていいでしょうというところまでは何とか言えるかなとかね。その議論をやってもらわないと、多分政府だけでは決められないと思いますよ。
以上です。
78
岩渕友(共産)
貴重な御意見いただきまして、ありがとうございます。今後の法案審議にも是非生かしていきたいというふうに思っています。
それで、前回の法案審議、既に一回やっているんですけれども、その中で私の方から、制度として備蓄米の出し入れで需給の調整をしてはどうかという提案をしたんです。
お三方にお伺いをしたいんですけど、米が不足している場合には備蓄米の放出ができるわけですけれども、米が過剰な場合の買上げについては法には書いていないということで、その買上げが必要だというふうに思うんですね。今日もう既に少しこの問題についてやり取りあるわけですけれども、改めて、お三方がど…
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79西西川邦夫日本大学法学部教授
御質問ありがとうございました。
先ほども回答差し上げましたけれども、その民間備蓄の基準というのを、不足じゃなくなったときに戻すところで一定程度引締め効果というのは期待できるのではないかなというふうに考えております。
その上で、先生がおっしゃった、ほかの例えば政府備蓄ですとかそういったところでの買上げを増やしたらどうかというふうな御趣旨の御質問だと思うんですけれども、なかなかやはり、どういった基準で、じゃ、放出するのか、若しくは買い上げるのかというところがかなりやっぱり難しいなというふうには思っております。
と申しますのも、それによって、要は、例えば…
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80長長谷川敏郎農民運動全国連合会会長
お米の供給安定の基本的な問題として、生産者の生産調整、量も作物も含めて生産調整していく、備蓄の出し入れをする含めて、また輸入もありましたけれども、そういう柱があるわけですよね。それはもう基本に決まっているわけで、過剰なときには買入れしないなんということは書いていないわけです、機動的に運営すると書いてあるだけなので。
やっぱり、そういう意味でも、過剰なときになったら政府がちゃんと買い入れる、そして不足のときには出すという、これはきちっとやっていただきたいし、それと価格の保障というものを含めて、やっぱり多様な手段を政府がちゃんと使って安定させるということを…
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- (上の発言)
81武武本俊彦新潟食料農業大学名誉教授
御質問ありがとうございます。
備蓄の関係は私の冒頭の説明でも申し上げましたように、そもそも今回の改正案は、国家備蓄についてどうするんだということは全く言っていないわけですよね。だから、機動的に運営すると言うのなら、機動的運営の中身をまずは最低限書かなきゃ駄目だろうと。
そのときに、要するに、端的な話は、今は不足のときに放出をするということは分かっているわけだから、放出するときはどういうふうに放出するんだというのを言わなきゃしようがないですよね。そうすると、今の棚上げ備蓄方式しか書いていないその基本指針だと何もやらないことになっちゃうんですよ。だから、棚上げ備蓄そのものもやめるのか、こういうときには棚上げ備蓄を回転備蓄に変えるとか、何かその考え方の基準を示す必要があるんじゃないんですかと私は思います。
多分、多くの先生方がそう思っておられるのかなと思うのは、暴落したときにどうしてくれるのというときに、少しでも買ってあげたらいいじゃないかという議論ですよね。備蓄として買ってあげたらいい、隙間があるんだからという話だから。それやるんだったらやるで、今の指針には少なくとも書かないとできないと思いますよ。
それは、だって、財政の影響は余りにも大き過ぎるし、もしそれをやるとすると、競争入札のやり方じゃなくて多分随意契約で、この値段で買ってあげるかみたいな形をやれるようにしなきゃしようがないんですよ。そうすると、もう会計法の改正というか、特例法を作るという話に多分なるはずなんですよね。
だから、そういうことをまず議論をして、それを食糧法の条文としてどういう書き方をするかというのがあって、その上で、もしかしたら特例法の、会計法の特例に関する法律を作らなきゃいけないかもしれないしという話になっていくんだろうと思うんです。
それから、あと暴落対策として備蓄を使えという話は、備蓄の定義を変えていくという話になってきますから、そこは、本気になってそれをやるんだというんだったら国会で決めればいい話だと思いますよ。
多分一番困るのは、食管法のときの教訓に学ぶと、野方図に買わされることになるんですよ、政府は、かわいそうだからといって。だから、たが、たがというか歯止めをどういうふうに掛けるんだ。そうすると、備蓄運営ルールじゃないけど、売り渡した隙間の分だったらそこまで買っていいでしょうというところまでは何とか言えるかなとかね。その議論をやってもらわないと、多分政府だけでは決められないと思いますよ。
以上です。
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岩渕友(共産)
ありがとうございます。
次に、これもお三方にお伺いしたいんですけど、予測できない事態に対するセーフティーネットというお話も今日あったと思うんですけれども、天候であるとか需要の変動だとか国際情勢などによってその需給が予測できないという事態が起きるわけですよね。備蓄米の出し入れだけでは対応できずに農家が赤字になるようなことがあった場合に直接支払がやっぱり必要なんじゃないかというふうに思っているんですけれども、参考人の考えをお聞かせください。
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83西西川邦夫日本大学法学部教授
ありがとうございます。
直接支払、私も別にあってもよろしいのかなというふうには思っております。ただ、これも先ほど申し上げた点ですけれども、その直接支払の、やっぱりそれ、どこにその直接支払の基準を設けるのかという点がやはり非常に難しいかなと思っております。
ですので、例えば直接支払をするのであれば、固定払いのようなもの、単価をあらかじめ決めてしまうような、そういった方が生産者の経営判断等に対しても中立的な形になってくるのかなというふうには思っているところでございます。
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84長長谷川敏郎農民運動全国連合会会長
直接支払は、基本的にその価格の調整の問題の価格保障とは違って必要だというふうに考えています。
そしてまた、先ほどの話で、備蓄の問題では、私の参考資料に食糧部会の資料も載せていますが、二〇一三年、一四年から九十一万トンでぴったり動いていないんですね。こういう運用の仕方はどこで誰が決めたのか分からないんですよ。本当に備蓄の在り方は、武本先生おっしゃるように、それまでは、多いときにはたくさん買い、生産が少ないときには出すということもやってきた歴史があるわけですね。これがどこでどう変わって、なぜこうなのかというのは国民に示されていないと思うんです。是非よろしく…
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