今、部局横断のプロジェクトが立ち上がって、今後、その取組を強化していくということでありましたので、会計検査院の指摘を受けて更に改革が進むようにということを期待をして、次の質問に入りたいと思います。
これも、子会社の利益剰余金の関係です。
総務省の日本放送協会の子会社等の事業運営の在り方に関するガイドラインでは、子会社に必要以上に蓄積された利益剰余金については、NHKが株主としての権利を行使し、配当を通じて還元を受けた上で、受信料の引下げや負担軽減策など、国民・視聴者への還元の観点からNHK自身の経営資源として活用を検討することが適当とされております。
会計検査院の検査報告によれば、子会社の利益剰余金は令和五年度末時点で約一千三十億円となっていると、増加傾向にあるという指摘がされております。この利益剰余金の内訳である特定目的積立金については、平成二十九年にも会計検査院から、投資計画の適切な策定や必要性の乏しい積立金の取崩し、活用方法の検討について指摘を受けているということです。今回の検査においても、一部の特定目的積立金について、取崩し予定時期が明確になっていない、改善が十分ではない状況が確認され、改めて、NHKに対し、子会社への指導監督に取り組むことを求めているということになっております。
会計検査院の指摘をどのように受け止めているのか、また、特定目的積立金について、取崩し予定時期や活用目的の明確化を含め、今後、どのように子会社に対する指導監督を強化していくのか、御見解をお伺いいたします。
39井井上樹彦日本放送協会会長
お答えいたします。
視聴者局では、視聴者・国民の皆様との接点を大切にし、より多くの方に受信料制度への理解を深めていただき、納得して受信料をお支払いいただける方を増やす取組を進めてまいりました。
現在、NHKでは収支構造の改革に取り組んでおりまして、放送や配信など、協会のサービス全体の価値を届け、受信料制度の意義や公共メディアとしての役割を丁寧に御説明し、受信料の公平負担を進めていくことが営業のミッションとなります。
今回、名称を営業局に変更いたしましたのは、こうした組織のミッションを明確に位置付けるためであります。これまでどおり、視聴者の皆様との接…
この発言のページ
40
木戸口英司(立憲)
それでは、会計検査院の決算検査報告についてお伺いいたします。
令和五年度におけるNHKの契約のうち、競争性契約が占める割合は件数、金額共に約四割、約六割が随意契約となっていると。特に、関連団体との契約については、競争性契約の割合が、平成二十七年度の件数ベース一六・七%、金額ベース七・二%から、令和五年度には、件数ベース七・七%、金額ベース一・八%まで低下していると。競争性契約への移行が十分に進んでいない状況が指摘されています。
NHKは、関連団体との契約のうち、番組制作業務委託については競争入札等になじまないとして全て随意契約としている一方で、番組制…
この発言のページ
41小小川航日本放送協会理事
お答えします。
NHKの関連団体は、公共放送にふさわしい番組の制作や長年培った技術力による安定的な送出等を効率的に実現することが目的であり、独自のノウハウが必要なものなどについて随意契約をしております。
随意契約を見直していくことは重要な課題であると認識しており、二〇二三年度から、随意契約比率の引下げ等を目的として調達改革の部局横断プロジェクトを立ち上げ、競争契約化を進めております。具体的には、二〇二四年度は放送設備修繕工事などの競争契約化を実施し、さらには、二〇二五年度は人事、総務業務や楽器、スタジオ用品の管理運用業務などを新たに競争契約に移行いた…
この発言のページ
- (上の発言)
42
木戸口英司(立憲)
今、部局横断のプロジェクトが立ち上がって、今後、その取組を強化していくということでありましたので、会計検査院の指摘を受けて更に改革が進むようにということを期待をして、次の質問に入りたいと思います。
これも、子会社の利益剰余金の関係です。
総務省の日本放送協会の子会社等の事業運営の在り方に関するガイドラインでは、子会社に必要以上に蓄積された利益剰余金については、NHKが株主としての権利を行使し、配当を通じて還元を受けた上で、受信料の引下げや負担軽減策など、国民・視聴者への還元の観点からNHK自身の経営資源として活用を検討することが適当とされております。
会計検査院の検査報告によれば、子会社の利益剰余金は令和五年度末時点で約一千三十億円となっていると、増加傾向にあるという指摘がされております。この利益剰余金の内訳である特定目的積立金については、平成二十九年にも会計検査院から、投資計画の適切な策定や必要性の乏しい積立金の取崩し、活用方法の検討について指摘を受けているということです。今回の検査においても、一部の特定目的積立金について、取崩し予定時期が明確になっていない、改善が十分ではない状況が確認され、改めて、NHKに対し、子会社への指導監督に取り組むことを求めているということになっております。
会計検査院の指摘をどのように受け止めているのか、また、特定目的積立金について、取崩し予定時期や活用目的の明確化を含め、今後、どのように子会社に対する指導監督を強化していくのか、御見解をお伺いいたします。
43神神田真介日本放送協会理事
お答えいたします。
昨年の会計検査院の所見につきましては、関連団体との取引の透明性、それから剰余金配当の在り方、特定目的積立金の必要性の検証につきまして、なお改善が必要であると、厳しい指摘でございました。大変重く受け止めているところでございます。
その目的積立金につきましては、子会社が将来の設備投資や新規投資などに必要な資金を計画的に確保するためのものでありますが、その必要性や妥当性を継続的に検証することが重要であると認識しております。その子会社の目的積立金の計上につきましては、関連団体運営基準第十二条に基づきまして、事前協議を行って、目的や趣旨、規…
この発言のページ
44
木戸口英司(立憲)
それでは、特例配当についてもお伺いいたします。
普通配当に加えて要請する特例的な配当ということでありますが、子会社に蓄積された利益剰余金をNHKに還元し、その資金を受信料負担の軽減や放送・サービスの充当など、国民・視聴者への還元につなげるための重要な仕組みと言われております。
検査報告では、令和五年度の特例配当可能額を約五十六億円と試算した上で、NHKが子会社に対して特例配当を要請する際には、その要請の要否や配当額の妥当性に関する判断について、公表資料等を通じて視聴者に分かりやすく説明する、そして、特例配当に係る透明性の確保及びNHKの説明責任の向上…
この発言のページ
45神神田真介日本放送協会理事
お答えいたします。
特別配当につきましては、子会社の財務の健全性を確保することを前提にしまして、NHKの収支状況を踏まえて要請してまいります。
現在、子会社からの配当につきましては、経営委員会に報告するとともに、NHKのホームページに配当総額とNHKの受取額を公表しております。透明性の確保と説明責任の向上の観点から、特別配当につきましても、NHKから要請する内容と金額につきましてNHKのホームページで公表する準備を進めているところでございます。
この発言のページ