諸富徹京都大学公共政策大学院院長

2026年5月20日・第221回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 59 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 94 発言)

一つは、失業したときの給付ですね。恐らく日本、これから長期の、一社に就職したら一生そこにいるというスタイルから、転職をしていくというのが普通になっていく働き方になると思うんですね。そうすると、失業する期間が生じるので、まずそこですね。

それから、家を失う可能性ある、それから特に東京を中心にどんどん住宅価格高騰しているという点がありますので、住宅をやはり社会保障の一環として捉えて、住宅に対して支援をするということが必要になってくる。それから、家族手当、子育て支援といった家族に対する支援ですね、この辺りが非常に重要であることと。

それから、あと労働の関係でいうと、転職が自発的意思について行われるならばいいんですけれども、景気の波によって、非自発的ってこう言いますけれども、その自分の意思によらず失業してしまう場合に、次へ移っていくために、スウェーデンなんかはもう典型的ですけれども、政府がある程度スキルをアップするための支援を公的にやっている、日本の場合、割ともう民間に任せていますけれども、それを担っている、あとメンターまで付けるらしいです、精神的不安定になるのでですね。そういう形で、次の職場に移っていくための支援を国がやるんですね。

ですから、日本社会もかなり企業にいろんな意味で社会保障を、機能を代替してもらっていたんですけれども、だんだん企業がそういう意味では頼れなくなっていって、そうすると、個人対象に現役世代に対して国が代わりに支援をしていくような形に変わっていかざるを得ないんじゃないかなと思っています。

前後のやりとり

55の発言を見る

63の発言を見る