若井敦子 (自由民主党)

2026年7月14日・第221回国会 参議院 国土交通委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 74 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 194 発言)

自由民主党の若井敦子でございます。

本日は、質疑の機会をいただき、誠にありがとうございました。

私が初めて国交委で質疑をさせていただいた際、インフラ老朽化対策についてお伺いをさせていただき、金子大臣からは、予防保全型メンテナンスへの転換を積極的に進めていくとの御答弁をいただきました。

本日の下水道法改正の審議に先立ち、昨年発生した埼玉県八潮市の道路陥没事故現場を視察させていただきましたが、午前中の参考人からのお話にもありましたが、今回のこの事故も下水道管の腐食に起因するものであったとの現場でも御説明をいただいたところでございます。まさに、めり張りの利いた予防保全型メンテナンスを着実に進めていくことが最も重要になる分野であるということを私も実感をさせていただきました。

また、下水道特有の課題として、管路内で点検作業に従事する方々の安全対策が極めて重要であるということも今回の視察現場で再確認をさせていただきましたが、昨年八月には埼玉県行田市で、また今年四月には福島県福島市で、管路内での点検作業中に作業員の方々が命を落とされるという誠に痛ましい事故が相次いで発生をいたしました。お亡くなりになった方々へ心よりお悔やみを申し上げます。

現場で働く方々の安全を守るためにも、人が管路内に立ち入ることなく点検を行える新技術の導入を積極的に進め、危険な作業を可能な限り減らしていくことが極めて重要であります。今回の法改正により実際に現場で新技術の導入が進むよう、国が是非とも先頭に立っていただき、自治体が安心して導入をできる環境を整えていただきたいと思います。

また、今回の法案では、下水道の老朽化の状況を確実に把握するために、管路の安全性を評価する診断基準を法制化するとともに、政省令の改正などを通じて、点検方法や頻度の基準を強化するとされております。こうした取組によって点検の実効性が高まっていけば、これまで把握できていなかった更新や修繕が必要となる箇所も当然増えてくるものと考えられるわけでございます。実際に、昨年から全国で実施されている特別重点調査の結果でも、更新や修繕が必要な箇所が多く見付かっている現状でございます。

一方で、耐用年数を迎える管路や処理場設備など、今後、老朽化施設の更なる増大が見込まれており、その対策に係る事業についても計画的に推進していく必要があります。予防保全型メンテナンスという観点からは、必要な対策を決して先送りすることなく確実に実行していくことが不可欠ではありますが、多くの自治体は厳しい財政状況にあり、必要性を認識していても十分な更新や修繕ができない、踏み切れない実情があります。

令和八年度予算において重要管路の更新を推進するための個別補助制度が創設され、重点的な支援が期待されるところではありますが、あわせて、自治体の計画に基づく改築、更新等の老朽化対策を着実に推進していくための国庫補助金や交付金の確実な確保、また必要事業費、予算の総額の拡大も必要と考えます。

そこで、金子大臣にお伺いをさせていただきます。

八潮市のような道路陥没事故を二度と起こさないため、また下水道事業運営の持続性確保のため、自治体が必要な予算を確保できるよう国による財政支援が不可欠であると考えますが、大臣の御所見をお伺いさせていただきます。

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