宿本尚吾国土交通省住宅局長

2026年5月14日・第221回国会 参議院 国土交通委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 69 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 138 発言)

お答えをいたします。

建築分野の生産性向上は、将来的な担い手不足が課題として挙げられる中で、大変重要な取組と認識をしております。

生産性向上の取組の一つとして、通常ですと施工段階で決定をする設備工事などに必要な仕様について、設計段階に前倒しをして決定するいわゆるフロントローディングは、意思決定の早期化を通じた施工の手戻りの防止などに効果があると認識をしてございます。このフロントローディングについて意味あるものとして行うためには、設計段階での詳細な検討と合意形成がポイントになると承知をしております。

なお、海外の建築設計と日本の建築設計の大きな違いとして、設計図面の密度、描き込み度合いみたいなことが挙げられることがございますが、これはフロントローディングができているか否かによるところが大きいとも言われておるところであります。

いずれにいたしましても、設計段階から調達をも含む施工を見据えた三次元モデルによる詳細な設計の検討を可能とするBIMの活用を通じた取組は、フロントローディングのための効果的な手段であると考えてございます。

国土交通省といたしましては、令和元年に建築BIM推進会議を設立いたしまして官民連携した丁寧な議論を重ねて、この四月には建築確認制度という行政手続においてBIM図面審査を始めるなど、官民一体となってBIMの推進に取り組んでまいりました。さらに、この会議において、御指摘のフロントローディングの考え方も盛り込みまして、建築分野におけるBIMの標準ワークフローとその活用に関するガイドラインといったものを策定いたしまして広く普及を図っているところでございます。また、こうした取組を進めるに当たっては、BIMの活用が進む諸外国の取組なども参考にしてきたところでございます。

引き続き、BIMの活用の促進を通じた建築分野の生産性向上に向けた取組を進めてまいります。

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