黒田秀郎厚生労働省老健局長

2026年6月11日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 18 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 133 発言)

お答え申し上げます。

委員御指摘のとおり、頼れる身寄りがない高齢者の方々の相談につきましては、より身近な地域の相談窓口を利用しながら必要な支援を受けられる体制整備が大変重要ですが、そういった方々がなかなかその相談できる場所につながれていないということが課題かと存じます。

今回の法案では、まず、高齢者からの相談対応につきまして、委員御指摘くださいましたように、地域包括支援センターが実施する総合相談支援事業の対象として、身寄りがない、頼れる身寄りがない高齢者等からの相談対応を明確化する等の見直しを行っておりますが、それに加えまして、高齢者等が相談しやすい環境整備をする観点から、地域包括支援センター等の相談機関だけではなくて、地域住民、社会福祉協議会、NPO法人、民間事業者、老人クラブ、民生委員など、地域における多様なサポートの担い手のネットワーク構築が併せて大変重要でございます。

こうした観点から、包括的な支援体制の整備を担う市町村に、その責務の一環として、地域の実情に応じた体制整備を行っていただくことが大切でございます。大臣指針や地域福祉計画のガイドラインにおいて市町村の役割を位置付けて、頼れる身寄りがない高齢者等を支えるネットワークの構築の促進にも意を用いてまいります。

あわせまして、ケアマネジャーの皆さんがこうした方々の相談を受けてくださっている、それがいわゆるシャドーワークと言われる業務にもつながっているということも委員の御指摘のとおりでございます。

ケアマネジャーの人材確保、定着には、働く環境の改善、地位、処遇の確保など総合的な取組が必要でございます。令和七年度補正予算におきましてケアマネジャーの魅力発信のための予算の確保を行っておりますが、あわせまして、令和八年度介護報酬改定等におきまして居宅介護支援等を処遇改善加算の対象とするなど、そういった取組も進めております。

今後も、ケアマネジャーの皆さんが高い専門性を発揮し、誇りを持って本来の業務に専念できるように必要な取組を進めてまいります。

前後のやりとり

14の発言を見る

22の発言を見る