お答えします。
串田委員の御指摘は今回も正確であると僣越ながら考えております。
委員のおっしゃるとおり、一時期再エネがあれば万能と言われた時代もあったんですけれども、その後、実は環境に対するダメージも非常に大きいと、大きい側面もあるということが分かってきまして、まず太陽光パネル、特にメガソーラーについてはネガティブな面を考えなきゃいけないということで、私も、私自身も釧路湿原を歩きまして、そして、道や地元と連携をして、このメガソーラーの否定的な面を抑える努力を環境省としてしてまいりました。その結果、来年度から新規の支援はもう打切りということになって様変わりになりました。
一方で、風力発電の方は、民間ベースでいえば、例えば三菱が洋上風力から撤退したり、英国のBPも撤退したりということが起きていますが、その経済性の評価の問題だけじゃなくて、実は洋上風力、まず山の中に造ろうとして造り、それが太陽光パネルを場合によっては上回ることあるほどの森林の伐採を招き、あるいは、ブレードなども大きいですから、山の道を大きく造ったりする、余りにも影響が大きいので洋上に造ることになりました。しかし、洋上に造るということは、良い面もたくさんありますけれども、悪い面でいうと、ブレードが非常に大きくて、四十メートルになったりしますので、それが潮にさらされて廃棄物になったときにどうするかという問題もありますから、環境省としては、これ石原大臣が常におっしゃっていることでもありますけれど、再生可能エネルギーというのは抑制すべきは必ず抑制して、エネルギーベストミックスの立場から必要な分、促進するものは促進するという原則、それに鑑みれば、当然洋上風力についても、今後経済性だけでなくて環境に対する影響を環境省はもっと取り組むことになります。
その上で、最後に申せば、環境省にとってのツールは二つだけなんですよね。二つちゃんとあるということも言えますけど、一つは、片仮名で言えばアセスメント、環境影響評価で、この影響は良くないというふうに言わば意見を述べると。それからもう一つは、地球温暖化対策推進法によってゾーニング、この地域は先ほど申しましたとおり再エネを促進するけど、この地域はむしろ抑制すべきだと。今おっしゃいました生物多様性の確保のためにもそれを、ゾーニングを進めるということなんですが。
最後の最後に申せば、これあくまで、言わば特に経産大臣に対して環境省の意見を申し上げて、そこを通じて行政に反映するということになっているわけですけど、国際会議担当でもありますから、たくさん参加してまいりましたが、やっぱり欧米諸国と比べると環境省がダイレクトに行政権を執行できる場面がやや日本はまだ十分ではないのではないかと思いますので、これ議院内閣制に基づいて石原大臣も不肖私も立法府から今行政府に移って考えていますから、全体、立法と行政と合わせて環境省がダイレクトに物を言えるようになれば、その今少し委員は恐らく御懸念されて洋上風力に対する環境面からの取組が甘いんじゃないかという問題意識が含まれていると感じましたが、そういう克服のためにはそういうことも必要だと考えております。積極的に取り組んでまいります。
ありがとうございます。
71
串田誠一(維新)
日本維新の会の串田誠一でございます。
六月三十日の経済財政諮問会議において、経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる骨太の方針の原案が示されたわけですけれども、そこには、気候変動対策や資源循環については記載されている一方、生物多様性については記載がありませんでした。これも記載してほしいというふうに意見をさせていただいたわけでございます。
環境大臣にお聞きをしたいと思うんですが、環境政策において、気候変動対策や資源循環、これ大事ですけれども、生物多様性についても重要だと私は考えますが、環境省としてのお考えをお聞きしたいと思います。
この発言のページ
72
石原宏高(自民)環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災)
骨太に向かって、与党の一員である維新の部会で串田先生がこの生物多様性が欠けている点を強く御指摘をしていただいたことに深く感謝を申し上げたいというふうに思います。
生物多様性は、水や食料、木材等の私たちの生活に不可欠な資源を供給しています。同時に、気候の調整や防災・減災など、暮らしの安全、安心も支えています。さらには、各地域で生まれる文化の源泉でもあります。このように、生物多様性は社会、経済、暮らし、文化の基盤であります。その保全は、気候変動対策、資源循環と並ぶ環境政策の柱の一つでもあります。
環境省では、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せるネイチ…
この発言のページ
73
串田誠一(維新)
今年はCOP17も開催される予定でございますので、世界の今、気候がどんどん上がっていることに関して、我が国としてもしっかりと訴えていただきたいというふうに思います。
次に、やはり骨太の方針の原案においては、再エネの導入拡大において地域の理解や環境への配慮を前提としたというふうに書かれています。
私はずっとこの委員会でも、メガソーラーだけじゃなくて風力発電もこれ非常に地域住民に対する懸念も多いし、環境破壊も多いというふうに訴えられていると思いますので、これについての、これもやはり風力発電も該当するんだというようなことを御指摘いただければと思います。
この発言のページ
- (上の発言)
74
青山繁晴(自民)環境副大臣
お答えします。
串田委員の御指摘は今回も正確であると僣越ながら考えております。
委員のおっしゃるとおり、一時期再エネがあれば万能と言われた時代もあったんですけれども、その後、実は環境に対するダメージも非常に大きいと、大きい側面もあるということが分かってきまして、まず太陽光パネル、特にメガソーラーについてはネガティブな面を考えなきゃいけないということで、私も、私自身も釧路湿原を歩きまして、そして、道や地元と連携をして、このメガソーラーの否定的な面を抑える努力を環境省としてしてまいりました。その結果、来年度から新規の支援はもう打切りということになって様変わりになりました。
一方で、風力発電の方は、民間ベースでいえば、例えば三菱が洋上風力から撤退したり、英国のBPも撤退したりということが起きていますが、その経済性の評価の問題だけじゃなくて、実は洋上風力、まず山の中に造ろうとして造り、それが太陽光パネルを場合によっては上回ることあるほどの森林の伐採を招き、あるいは、ブレードなども大きいですから、山の道を大きく造ったりする、余りにも影響が大きいので洋上に造ることになりました。しかし、洋上に造るということは、良い面もたくさんありますけれども、悪い面でいうと、ブレードが非常に大きくて、四十メートルになったりしますので、それが潮にさらされて廃棄物になったときにどうするかという問題もありますから、環境省としては、これ石原大臣が常におっしゃっていることでもありますけれど、再生可能エネルギーというのは抑制すべきは必ず抑制して、エネルギーベストミックスの立場から必要な分、促進するものは促進するという原則、それに鑑みれば、当然洋上風力についても、今後経済性だけでなくて環境に対する影響を環境省はもっと取り組むことになります。
その上で、最後に申せば、環境省にとってのツールは二つだけなんですよね。二つちゃんとあるということも言えますけど、一つは、片仮名で言えばアセスメント、環境影響評価で、この影響は良くないというふうに言わば意見を述べると。それからもう一つは、地球温暖化対策推進法によってゾーニング、この地域は先ほど申しましたとおり再エネを促進するけど、この地域はむしろ抑制すべきだと。今おっしゃいました生物多様性の確保のためにもそれを、ゾーニングを進めるということなんですが。
最後の最後に申せば、これあくまで、言わば特に経産大臣に対して環境省の意見を申し上げて、そこを通じて行政に反映するということになっているわけですけど、国際会議担当でもありますから、たくさん参加してまいりましたが、やっぱり欧米諸国と比べると環境省がダイレクトに行政権を執行できる場面がやや日本はまだ十分ではないのではないかと思いますので、これ議院内閣制に基づいて石原大臣も不肖私も立法府から今行政府に移って考えていますから、全体、立法と行政と合わせて環境省がダイレクトに物を言えるようになれば、その今少し委員は恐らく御懸念されて洋上風力に対する環境面からの取組が甘いんじゃないかという問題意識が含まれていると感じましたが、そういう克服のためにはそういうことも必要だと考えております。積極的に取り組んでまいります。
ありがとうございます。
75
串田誠一(維新)
積極的に規制という形で取り組んでいただきたいと思います。これ、経産省と相反するところもやはり環境省として必要なんじゃないかなというふうに思います。
質問の順番ちょっと変えまして、六番から質問させていただきたいと思うんですが、昨年の夏に茨城県の五霞町で猫を捕獲して譲渡、そして地域猫活動というものを子供にも体験してもらうというイベントに参加をさせていただきました。大変な思いをしてやっているんだということを子供も実感して、命の大切さを学んでいらっしゃいました。
こういうような意味での地域猫活動というのは大変誤解が多いんですが、この点に関しては、二〇一二年の…
この発言のページ
76
石原宏高(自民)環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災)
御指摘の地域猫活動については、地域住民の十分な理解の下に、周辺の生活環境への配慮も含め適切な管理を行っていただくことが重要というふうに考えております。
具体的には、まず、猫の飼育管理者と飼育対象の猫を明確にすること、その上で、餌やふん尿の管理、不妊去勢手術の実施、周辺美化など、地域の実情に合わせたルールに基づいて適切な管理が行われることが重要であります。
環境省としては、地域猫活動を適切に実施していただくためのガイドライン等を作成しております。子供たちを含め広く国民の皆様の理解が深まるように、様々な機会を通じてこの普及啓発を進めてまいりたいというふう…
この発言のページ
77
串田誠一(維新)
是非、誤解が多いので、進めていただきたいと思いますが、昨今、生態系被害防止外来種リストに家猫が入るのではないかということで、これに対しての御懸念というのがあって、すぐに環境大臣が見直しを指示していただきましたので家猫ということはないのかなと思うんですけれども、一方で、報道の中で、適切に飼育されている猫は対象外であることを明確化させると見られるという報道の内容が書かれていました。これによって、野良猫だとか地域猫も適正に飼育されていないからこれも対象になってしまうんじゃないかとか、外にいると、これはもう生態系を被害を与えているんだから殺してもいいんだというよ…
この発言のページ