自由民主党・無所属の会、とかしきなおみです。
ただいま議題となりました予算委員長坂本哲志君解任決議案に対し、与党を代表して、反対の立場から討論を行います。(拍手)
思い起こせば、特別国会が始まった矢先の二月二十四日、中道の小川代表は代表質問の冒頭でこう語られました。首相が施政方針演説で述べたとおり、挑戦なき国に未来はない、守るだけの政治に希望はない、二十二世紀の日本が平和で豊かであるように、私どもの思いも全く同じだ。私は、この言葉を聞いたとき、与野党の対立を超え、未来に責任を果たす新しい国会の姿が生まれるのではないか、そんな大きな希望を抱きました。
しかし、その希望は、予算委員会の審議が進むにつれ、残念ながら打ち砕かれていきました。
選挙によって窮屈なスケジュールになったのは誰の責任か、まず謝罪から入るべきではないか、理事会で野党の皆さんがまず口にされたのはこの言葉でありました。さらに、前例を踏襲すると審議時間が足りない、この言葉を何度も何度も繰り返し主張なさる。そして、審議時間を確保するため土曜日の委員会の開催を提案すれば、休日は開催は認められないと反対される。分科会を開催してほしいとの要望を受けて時間調整を行えば、今度は、分科会よりは集中審議をと主張なさる。日程闘争の果て、思いどおりにならないと理事会をボイコットする。その言い分はその都度変わり、ついには、坂本委員長の判断によらなければ委員会すら開催できない状況に至りました。結局、野党が求めていたのは、審議の充実ではなく、旧態依然とした日程闘争にほかなりません。
一方で、令和八年度の予算の年度内成立の必要性は微動だにしておりません。物価高対策の対応と賃上げの後押し、教育無償化、防災、危機管理の投資、防衛力強化、子供、子育て支援、社会保障改革。いずれも、予算の裏づけが不可欠であります。地方財政の安定、東日本大震災や能登半島地震、豪雨災害からの復旧復興にも遅れは許されません。
令和八年度予算は、あらゆる世代、そして被災地や日本各地の皆様の期待に応える重要な予算であります。充実した審議と年度内成立を両立させることこそ、立法府の責務でないでしょうか。
与党は、中東情勢の緊迫も踏まえ、国会と政府の双方の予見可能性を確保するため、責任ある日程を提案してまいりました。在外邦人の保護、エネルギー安全保障など、危機管理が問われる局面で総理と閣僚を委員会に長時間張りつける、そして、国会を混乱させることが、果たして国益にかなうのでしょうか。
更に申し上げます。
総選挙によって議席が大きく変動したにもかかわらず、野党が選挙前と同等あるいはそれ以上の審議時間を求めるのは、いささか行き過ぎではないでしょうか。実際、十二日までの質疑時間五十六時間のうち、四十五時間十二分、実に八割以上、多いときは九割も野党に配分されておりました。
それにもかかわらず、一部野党が審議を止め、温厚篤実で中立公平な坂本哲志予算委員長に解任決議を突きつける、これは責任ある国会の姿とは言えません。
暫定予算を組むべきとの議論もありますが、新年度までに本予算の裏づけが得られなければ、地方自治体や民間経済に深刻な影響を及ぼします。国民生活に不安を与えないためにも、令和八年度予算の年度内成立は不可欠であります。
最後に申し上げます。
国民が求めているのは、対立のための政治ではありません。国民生活を前に進める責任ある政治であります。審議を止める政治ではなく、国を前に進める政治を。今、この国会に問われているのは政局か国民生活か。答えは明らかであります。そして、その答えは既に二月八日の総選挙で国民が示しておられるのであります。この国会は、国民の意思に応える責任があります。
議員各位におかれましては、本解任決議案を速やかに否決し、坂本哲志予算委員長の下で建設的な予算審議を進めるという本院の確固たる意思を示していただくことをお願い申し上げ、私の反対討論といたします。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
5
森英介議長
予算委員長坂本哲志君解任決議案を議題といたします。
提出者の趣旨弁明を許します。伊佐進一君。
―――――――――――――
予算委員長坂本哲志君解任決議案
〔本号(二)に掲載〕
―――――――――――――
〔伊佐進一君登壇〕
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6
伊佐進一(中道)
中道改革連合・無所属の伊佐進一です。
提出者を代表し、中道改革連合・無所属、参政党、チームみらい、日本共産党提出の予算委員長坂本哲志君解任決議案について、提案の趣旨を説明いたします。(拍手)
主文、
予算委員長坂本哲志君を解任する。
以上であります。
以下、その理由を申し述べます。
高市総理が異例の一月の解散・総選挙に踏み切った当時から、私たちは、予算の年度内成立を困難にし、国民生活に深刻な影響を与えることを再三指摘してまいりました。
その後、現に国会召集日は大幅にずれ込み、予算審議が始まったのは、年度末まで僅か一か月しかない状況でありまし…
この発言のページ
7
森英介議長
討論の通告があります。順次これを許します。とかしきなおみ君。
〔とかしきなおみ君登壇〕
この発言のページ
- (上の発言)
8
とかしきなおみ(自民)
自由民主党・無所属の会、とかしきなおみです。
ただいま議題となりました予算委員長坂本哲志君解任決議案に対し、与党を代表して、反対の立場から討論を行います。(拍手)
思い起こせば、特別国会が始まった矢先の二月二十四日、中道の小川代表は代表質問の冒頭でこう語られました。首相が施政方針演説で述べたとおり、挑戦なき国に未来はない、守るだけの政治に希望はない、二十二世紀の日本が平和で豊かであるように、私どもの思いも全く同じだ。私は、この言葉を聞いたとき、与野党の対立を超え、未来に責任を果たす新しい国会の姿が生まれるのではないか、そんな大きな希望を抱きました。
しかし、その希望は、予算委員会の審議が進むにつれ、残念ながら打ち砕かれていきました。
選挙によって窮屈なスケジュールになったのは誰の責任か、まず謝罪から入るべきではないか、理事会で野党の皆さんがまず口にされたのはこの言葉でありました。さらに、前例を踏襲すると審議時間が足りない、この言葉を何度も何度も繰り返し主張なさる。そして、審議時間を確保するため土曜日の委員会の開催を提案すれば、休日は開催は認められないと反対される。分科会を開催してほしいとの要望を受けて時間調整を行えば、今度は、分科会よりは集中審議をと主張なさる。日程闘争の果て、思いどおりにならないと理事会をボイコットする。その言い分はその都度変わり、ついには、坂本委員長の判断によらなければ委員会すら開催できない状況に至りました。結局、野党が求めていたのは、審議の充実ではなく、旧態依然とした日程闘争にほかなりません。
一方で、令和八年度の予算の年度内成立の必要性は微動だにしておりません。物価高対策の対応と賃上げの後押し、教育無償化、防災、危機管理の投資、防衛力強化、子供、子育て支援、社会保障改革。いずれも、予算の裏づけが不可欠であります。地方財政の安定、東日本大震災や能登半島地震、豪雨災害からの復旧復興にも遅れは許されません。
令和八年度予算は、あらゆる世代、そして被災地や日本各地の皆様の期待に応える重要な予算であります。充実した審議と年度内成立を両立させることこそ、立法府の責務でないでしょうか。
与党は、中東情勢の緊迫も踏まえ、国会と政府の双方の予見可能性を確保するため、責任ある日程を提案してまいりました。在外邦人の保護、エネルギー安全保障など、危機管理が問われる局面で総理と閣僚を委員会に長時間張りつける、そして、国会を混乱させることが、果たして国益にかなうのでしょうか。
更に申し上げます。
総選挙によって議席が大きく変動したにもかかわらず、野党が選挙前と同等あるいはそれ以上の審議時間を求めるのは、いささか行き過ぎではないでしょうか。実際、十二日までの質疑時間五十六時間のうち、四十五時間十二分、実に八割以上、多いときは九割も野党に配分されておりました。
それにもかかわらず、一部野党が審議を止め、温厚篤実で中立公平な坂本哲志予算委員長に解任決議を突きつける、これは責任ある国会の姿とは言えません。
暫定予算を組むべきとの議論もありますが、新年度までに本予算の裏づけが得られなければ、地方自治体や民間経済に深刻な影響を及ぼします。国民生活に不安を与えないためにも、令和八年度予算の年度内成立は不可欠であります。
最後に申し上げます。
国民が求めているのは、対立のための政治ではありません。国民生活を前に進める責任ある政治であります。審議を止める政治ではなく、国を前に進める政治を。今、この国会に問われているのは政局か国民生活か。答えは明らかであります。そして、その答えは既に二月八日の総選挙で国民が示しておられるのであります。この国会は、国民の意思に応える責任があります。
議員各位におかれましては、本解任決議案を速やかに否決し、坂本哲志予算委員長の下で建設的な予算審議を進めるという本院の確固たる意思を示していただくことをお願い申し上げ、私の反対討論といたします。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
9
森英介議長
山本香苗君。
〔山本香苗君登壇〕
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10
山本香苗(中道)
中道改革連合の山本香苗です。
私は、会派を代表いたしまして、ただいま議題となりました予算委員長坂本哲志君解任決議案に対し、賛成の立場から討論を行います。(拍手)
まず、冒頭に申し上げます。
本決議案は、特定の個人を批判することを目的とするものではありません。今問われているのは、予算委員会という国会審議の中枢における委員長の職責、委員会運営の原則、そして議会制民主主義そのものへの信頼であります。
言うまでもなく、予算委員会は、国家の基本である予算を審議する場であり、国民生活に直結する政策を議論する、国会の中でも最も重要な委員会の一つであります。だか…
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11
森英介議長
吉川里奈君。
〔吉川里奈君登壇〕
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