先ほどの菊田委員への答弁と重なる部分はございますけれども、制度改正後の新たな教科書におきましては、動画や音声などのデジタル部分も教科書の一部として教科書検定の対象となりますので、形態が紙であるかデジタルであるかを問わず、教科書として扱われる内容が適切であるかどうか、これを教科用図書検定調査審議会で審査をするということが一つ前提でございます。
その上で、教科書の一部となる動画等についての検定基準につきましては、今後、教科等の特性を踏まえて検討するとともに、QRコードなどで飛ぶ動画等につきましては、教科書発行者の責任の下で作成を管理し、学習指導要領に基づき必要なものに限定をするなど一定の枠組みの下で認めることを考えてございまして、別の団体等が運営するサイトへのリンクなどにつきましては、教科書ではなく副教材であるという位置づけを明確にしたいと考えてございます。
教科書の内容につきましては、社会の状況の変化、あるいは、新しい事柄を学ぶ、そして事実が異なることが分かった場合、こういった場合については文部科学大臣に訂正申請をすることができる仕組みになってございます。大きな構成の変更などにつきましては四年に一度の検定となりますが、社会情勢の変化等に応じて必要な修正については、発行者が検定後の状況の変化等に伴って更新をすることが可能でございます。
その場合に、これまでの紙の教科書での訂正申請の在り方と、また、教科書のデジタル部分の訂正方法とのことについては、若干留意をしなければいけない点もあるかもしれないと考えてございます。印刷や製本のプロセスを要しないデジタルの特性も踏まえまして、この訂正申請、文科大臣の承認といった、そうした訂正の在り方につきましても今後必要な検討を進めてまいります。
58山山崎正恭(中道)
ありがとうございます。
今答弁の中にもありましたように、やはり多様な学びのスタイルを準備していくということが大事だと思いますので、その重要な一つとして、しっかりと多様な子供たちを包摂していくような、そういった学びの質を高める取組を是非お願いしたいと思います。
次に、紙の教科書との関係についてお伺いします。デジタル教科書を正式化するに当たり、紙の教科書を今後どのように位置づけていくのかは、これは現場の教員にとって極めて関心の高いところであります。
本法案では、紙とデジタルの併用、どちらかを使用するのは、学校や自治体の判断に委ねると承知していますが、ど…
この発言のページ
59望望月禎文部科学省初等中等教育局長
お答えいたします。
先ほど大臣からも御答弁させていただきましたけれども、今回の制度改正を通じまして、教科書にもデジタルのよさを本格的に取り入れていくことによりまして、児童生徒の学びの充実につなげていきたいというふうに考えてございます。日本の学校教育が紙の教科書を使いながら培ってきた基礎的な力や学力、そうしたものを私どもとしては失うことがないように、デジタルのよさを取り入れた学習というものを学びの充実につなげていくことが大事であると考えてございます。
その観点から、今回の改正によりまして、紙の教科書を廃止して一律に全てデジタル形式の教科書に切り替えてい…
この発言のページ
60山山崎正恭(中道)
ありがとうございます。
先ほどの大臣の答弁からいいましても、多様な子供たち、子供たちの特性とか発達とかがこれだけ研究が進んでいる中で、多様な学習方式が重要なわけですので、紙がなくなるというのは当然将来にわたっても非常に考えにくいなというふうには思いますので、是非それぞれに合わせた、両方残した上での活用が私も望ましいかなというふうに思います。
次に、先ほど来、青山委員からも、また菊田委員からも出ておりましたけれども、教科書検定制度についてお伺いしたいと思います。
先ほどもありました、検定の基準がどう変わるのか。内容については、当然同一基準で行われるの…
この発言のページ
- (上の発言)
61望望月禎文部科学省初等中等教育局長
先ほどの菊田委員への答弁と重なる部分はございますけれども、制度改正後の新たな教科書におきましては、動画や音声などのデジタル部分も教科書の一部として教科書検定の対象となりますので、形態が紙であるかデジタルであるかを問わず、教科書として扱われる内容が適切であるかどうか、これを教科用図書検定調査審議会で審査をするということが一つ前提でございます。
その上で、教科書の一部となる動画等についての検定基準につきましては、今後、教科等の特性を踏まえて検討するとともに、QRコードなどで飛ぶ動画等につきましては、教科書発行者の責任の下で作成を管理し、学習指導要領に基づき必要なものに限定をするなど一定の枠組みの下で認めることを考えてございまして、別の団体等が運営するサイトへのリンクなどにつきましては、教科書ではなく副教材であるという位置づけを明確にしたいと考えてございます。
教科書の内容につきましては、社会の状況の変化、あるいは、新しい事柄を学ぶ、そして事実が異なることが分かった場合、こういった場合については文部科学大臣に訂正申請をすることができる仕組みになってございます。大きな構成の変更などにつきましては四年に一度の検定となりますが、社会情勢の変化等に応じて必要な修正については、発行者が検定後の状況の変化等に伴って更新をすることが可能でございます。
その場合に、これまでの紙の教科書での訂正申請の在り方と、また、教科書のデジタル部分の訂正方法とのことについては、若干留意をしなければいけない点もあるかもしれないと考えてございます。印刷や製本のプロセスを要しないデジタルの特性も踏まえまして、この訂正申請、文科大臣の承認といった、そうした訂正の在り方につきましても今後必要な検討を進めてまいります。
62山山崎正恭(中道)
大変丁寧な御答弁で、よく分かりました。ありがとうございました。
次に、現場での運用に関わる重要な点についてお伺いします。
先ほど来からも話が出ていますけれども、デジタル教科書を正式な教科書とする以上、その使用方法について、ここはデジタルにしなさいとかここは紙にしなさいとかということをがちがちにくくることは、これは趣旨上もおかしいと思いますし、それは大変やりにくいと思うんです。逆に、先日ヒアリングの中で校長会からも出ておったんですけれども、では、全てを現場の裁量に委ねるのだけでよいのかという問題があります。一定のめどを示してほしい、例えば紙とのバランス…
この発言のページ
63望望月禎文部科学省初等中等教育局長
お答えいたします。
学校現場で使用する教科書につきましては、教育委員会等の教科書採択権者が、その形態を含めて使用する教科書を採択する仕組みでございます。そして、その教科書を授業の中でどのように使うのか。子供たちの状況、学年の状況、クラスの状況、あるいは地域との関わりの状況の中で、その教科書をどのように活用して、そして子供たちに、分かった、あるいは自分自身に自信がついた、そういう実感を持ってもらう、そういう教科書の活用の仕方については、まさに学校の先生方の裁量であるというふうに考えてございます。
したがいまして、教科書のデジタル部分の使用について、量的…
この発言のページ
64山山崎正恭(中道)
ありがとうございます。
がちがちにくくっていくのは逆に非常に使いにくくなると思いますので。先ほどありましたけれども、やはりここは望ましいというふうな展開が大事だと思います。
私も、この辺のところを現場の方に聞いてみました。そうすると、デジタル教科書の利用が進まなかったり、あと、結構、最初、使いましょうということで使っているんですけれども、失速していくというか途中でやめる理由について何が原因だろうというふうに聞いてみると、一つは、使うとこんなに便利だよというのを教員が余り知らないというふうな問題があるというふうに言われておりました。先ほど局長からもあっ…
この発言のページ