今日は、お二人の参考人には大変貴重なお話をいただきまして、誠にありがとうございます。
この二つの法案は、気候変動であったり食料の安全保障という点からも大変大事な法律だと思っています。
特に、令和の米騒動というのは、気候変動の中で、猛暑の中、特に新潟県は、渇水も重なり、コシヒカリの一等米が数%というような異常な状況になりました。やはり気候変動にしっかり重要品種が備えていくことは必要だ、こう思っております。そのことによって日本の主食である米がしっかり守られるということが必要だと思っておりますので、その観点からもお聞きいたします。
さらには、育成者の権利ですね。農研機構が開発したシャインマスカットですけれども、当時は、国内でこれだけ売れるのか、海外で売れるのかということを考えていなかったということの中、日本国内でも大変売れるし、海外へも輸出ができる。それが、中国の方が三十倍も作っているような状況。これでは、せっかく日本の農産物を輸出して、日本の農家がしっかりと所得を得られるようになるということに反することになりますので、この点からも必要なことだと思っています。
そこで、雄川参考人にお聞きしたいんですが、かつて、主要農作物の種子法では、米、麦、大豆などの種子について、都道府県が原種や原原種の生産や優良品種の普及に大きな役割を果たしてきたと思います。種子法廃止後も、多分、富山県はいろいろなことで取り組んでおられたと思いますが、地方の公設試験研究機関の役割というのは非常に重要になってきていると思います。
現場から見て、種子法廃止後に、都道府県の研究機関や種子供給体制にどのような変化が起き、そしてどのような課題が生じているのか、雄川参考人にお聞きしたい、こう思っております。
45油油木大樹一般社団法人日本種苗協会会長/株式会社武蔵野種苗園代表取締役社長
お答えいたします。
日本の園芸作物は、世界に、育種力としてはすごく先進的にいっております。花の部分ではオランダが有名ですけれども、緯度的に大体三十五度から四十三度、関西から北海道ぐらいの緯度の間が育種としては適している。それは、日長の関係ですとか、あるいは朝と夜の温度差の問題ですとか、そういういろいろな環境の面で日本は適しております。
従来の育種方法ですと、地理的にも日本が有利ですけれども、昨今の遺伝資源、組み換え体ですとか、あるいはゲノム編集というのは、やはり日本よりも他国の方が技術的には進んでおりまして、それについては、遺伝組み換えは別としまして…
この発言のページ
46柏柏倉祐司(維新)
貴重な御意見をどうもありがとうございました。
ゲノム編集というような言葉も出ました。まさに日本の国力そのもの、それが反映されるのが種子の開発力だということがよく理解できました。
本当に今日はどうもありがとうございました。
これで終わります。
この発言のページ
47
藤井比早之(自民)
次に、村岡敏英君。
この発言のページ
- (上の発言)
48
村岡敏英(国民)
今日は、お二人の参考人には大変貴重なお話をいただきまして、誠にありがとうございます。
この二つの法案は、気候変動であったり食料の安全保障という点からも大変大事な法律だと思っています。
特に、令和の米騒動というのは、気候変動の中で、猛暑の中、特に新潟県は、渇水も重なり、コシヒカリの一等米が数%というような異常な状況になりました。やはり気候変動にしっかり重要品種が備えていくことは必要だ、こう思っております。そのことによって日本の主食である米がしっかり守られるということが必要だと思っておりますので、その観点からもお聞きいたします。
さらには、育成者の権利ですね。農研機構が開発したシャインマスカットですけれども、当時は、国内でこれだけ売れるのか、海外で売れるのかということを考えていなかったということの中、日本国内でも大変売れるし、海外へも輸出ができる。それが、中国の方が三十倍も作っているような状況。これでは、せっかく日本の農産物を輸出して、日本の農家がしっかりと所得を得られるようになるということに反することになりますので、この点からも必要なことだと思っています。
そこで、雄川参考人にお聞きしたいんですが、かつて、主要農作物の種子法では、米、麦、大豆などの種子について、都道府県が原種や原原種の生産や優良品種の普及に大きな役割を果たしてきたと思います。種子法廃止後も、多分、富山県はいろいろなことで取り組んでおられたと思いますが、地方の公設試験研究機関の役割というのは非常に重要になってきていると思います。
現場から見て、種子法廃止後に、都道府県の研究機関や種子供給体制にどのような変化が起き、そしてどのような課題が生じているのか、雄川参考人にお聞きしたい、こう思っております。
49雄雄川洋子富山県農林水産総合技術センター所長
お答えいたします。
先ほども御説明させていただきましたとおりでありまして、富山県の方では、種子法が廃止されてもその趣旨は継続して、やはり種もみ出荷県として品質を確保するということで、ずっと続けております。
他県の事情については、申し訳ございません、私の方ではちょっとなかなか把握し切れていないのですけれども、先ほどお答えしたところにも少しかぶるのかもしれないですけれども、研究員、各県の農業研究所の職員も過去に比べれば少なくなっているとすれば、やはり人材育成の面で何かこうやって連携した取組ということ、それが重要なのかなというふうに思っております。
以上…
この発言のページ
50
村岡敏英(国民)
その点について、やはり人材育成だとか県の研究機関に対する国の援助というのは大変必要だと思っております。
その中で、農研機構とのいろいろな連携をしていると思いますが、富山県でお聞きしますけれども、今後、農研機構さんにどんなことを期待して、どんな役割を果たしていただきたいと思っているのか、地方の研究機関としての部分でお教え願えればと思います。
この発言のページ
51雄雄川洋子富山県農林水産総合技術センター所長
お答えいたします。
富山県の方では、富富富の育成のときにも農研機構の方からいもち耐性の遺伝資源を提供していただくなど、やはり有望な品種の育成については国の方でしっかりと、技術力ですとかは高いレベルのものがございますと思いますので、まずは、そういった品種育成の旗振り役、中心的役割を担っていただきたいなというふうに思います。
この発言のページ