原一郎一般社団法人日本経済団体連合会常務理事

2026年5月14日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 36 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 95 発言)

御質問ありがとうございます。

まさにそれは経済安全保障と自由な経済活動、これをいかにバランスを取るかという問題だろうと思っていますが、先ほど国際ルールとの関係もございましたが、まさにバランスを取らないといけないんですけれども、やはり企業といたしましては、国際的に自由な経済活動がルールに基づいて行われる、これが一番理想的な世界だと思っています。

ただ、現実は経済安全保障の重要性がますます高まってきているというのが現状で、その現実に目をつぶるわけにはいかないと思います。したがって、国際ルールに基づく自由な経済活動においても、そういった現実を踏まえたルール作り、これが必要になると思います。その下で企業は経済活動を行っていくということは、もうやむを得ない状況に至っていると思います。

ただ、日本は、資源にいたしましてもエネルギーにしましても食料にしても海外から買ってこないと成り立たない国でございますので、ルールに基づく自由貿易の旗は決して降ろさない方がいいというふうに考えております。

では、いかにこの現実を踏まえてルールを変えていくか、これが重要だと思っておりまして、そのルール作りにおいて、日本が、あるいは日本の経済界が重要な役割を果たしていくこと自体が諸外国からの評価を高めることにもなり、これが仲間づくりにも資するものだというふうに思っております。その一環として、ほかの参考人の方がおっしゃっていた、例えばEUが持っておりますACI、経済的な威圧行為に対する対抗措置、これなども日本も考えていった方がいいと私も思います。

ただ、EUと比べた場合に、EUは五億人の市場がございますけれども、日本は一億ちょっとということで大分規模が違いますので、日本の場合、例えばCPTPP、これのライク・マインデッド・カントリーズと協力をしながらそういったルール作りを進めるですとか、あるいは、WTO改革が今行われておりますので、その改革の一環として、今まで安全保障は例外という位置づけになってきましたので、これを例外ということで放っておくのではなくて、安全保障上の措置が講じられた場合に、どういうものであれば是とするのか、どういうものであれば経済的威圧行為なのか、こういうものが認定できるようにルール作りをしていくべきだというふうに思っております。

以上でございます。

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