委員の御懸念は、国家情報局が集約、分析する情報が特定省庁の収集した情報に偏りが生じてしまうのではないかということだと理解をいたしましたが、まずもって、私ども情報部門の立場は、政策部門の要求がまずありきでありまして、政策部門の要求に基づいて、その判断や決定に資する情報を集めて、集約して、分析するということをその使命とするものであります。
国家情報局は、そのために必要な様々な分野にまたがる情報をインテリジェンス関係機関から集約する立場となります。国家情報局が集約、分析すべき情報の出どころは、先ほど申しましたとおり、政策部門のニーズによって異なってくるために、一概には定まらないものでございます。このため、期待に応えようと思えば、特定省庁の情報ばかりを扱うことはありませんし、もしそうしていれば、政策サイドからは見放されるという結果になりかねません。
厳しい国際環境に鑑みますと、国家情報局の主要なカスタマー、情報の提供先は、国家安全保障会議ないし国家安全保障局になると考えております。国家情報局が、委員御指摘のあった防衛や外交に関連する情報を集約し、総合分析を行っていくことが大変重要であることは我々も十分に認識をしておりまして、防衛省情報本部や外務省の国際情報統括官組織の分析力には大いに期待をしており、彼らとの連携を更に緊密にしてまいります。
また、サイバーや技術情報、経済安保に関わる専門人材の確保が重要との御指摘もいただきました。
これまでのところ、内調における技術系の人材というのは、警察や防衛省で採用された技官の方々や、あるいは、民間企業の技術者に内調に出向していただくことで必要数を確保してまいりました。内調プロパーとしても実は喉から手が出るほど欲しい人材でございまして、困難な課題はありますけれども、採用方策はしっかり検討してまいります。
また、経済分野の人材につきましても、官民交流の形で民間の経済に詳しい方を登用しているところでございますけれども、こちらにつきましても、企業や大学その他の研究機関を含めて幅広い層から採用や出向を募ってまいりたいというふうに考えております。
116
浦野靖人(維新)
日本維新の会の浦野靖人です。よろしくお願いいたします。
まず最初に、立法事実についてお伺いをしたいんですけれども。
現行の情報統合体制だけでは対応が難しいというふうに判断をされたからこの法案が出てきているわけですけれども、その背景というものは何か。近年の国際情勢、テクノロジーの変化を踏まえて、政府としてどのような課題意識を持っているのか。そして、政府は情報統合性の強化をされていますけれども、具体的にどの機能が不足をして、どのような場面で迅速な判断が困難になっているのか、具体例を示してまず御説明をいただきたいと思います。
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117岡岡素彦内閣官房内閣審議官
お答えいたします。
お尋ねの背景ということで申し上げますと、例示のありました国際情勢の変化にテクノロジーの変化が重なり合った結果、近年、サイバー攻撃やSNS上での偽情報の拡散と世論形成への影響、さらに、古くて新しい課題ではございますけれども、先端技術をめぐる争いや経済安全保障など、力による一方的な現状変更にはとどまらない、より複雑で高度化した安全保障上の課題が浮き彫りとなっていると考えております。
こうした課題に対峙する政策部局を情報面から支援しようと思えば、特定少数の省庁が集める個別の情報だけでは、全体像の把握や、それを踏まえた的確な情勢評価を行う…
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118
浦野靖人(維新)
ありがとうございます。
内調を事務局に置くことで、警察情報への偏重を懸念する声もあります。防衛、外務の分析が適切に反映される仕組みをどのように考えているのかということと、今お答えにありましたけれども、サイバー、経済安保、あと技術情報、そういった新しい領域が拡大している中で、先ほどの大空委員の質問にもありましたけれども、専門スタッフの確保というのは非常に大きな課題だと考えております。改めて、その件も答弁をいただけたらと思います。
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- (上の発言)
119岡岡素彦内閣官房内閣審議官
委員の御懸念は、国家情報局が集約、分析する情報が特定省庁の収集した情報に偏りが生じてしまうのではないかということだと理解をいたしましたが、まずもって、私ども情報部門の立場は、政策部門の要求がまずありきでありまして、政策部門の要求に基づいて、その判断や決定に資する情報を集めて、集約して、分析するということをその使命とするものであります。
国家情報局は、そのために必要な様々な分野にまたがる情報をインテリジェンス関係機関から集約する立場となります。国家情報局が集約、分析すべき情報の出どころは、先ほど申しましたとおり、政策部門のニーズによって異なってくるために、一概には定まらないものでございます。このため、期待に応えようと思えば、特定省庁の情報ばかりを扱うことはありませんし、もしそうしていれば、政策サイドからは見放されるという結果になりかねません。
厳しい国際環境に鑑みますと、国家情報局の主要なカスタマー、情報の提供先は、国家安全保障会議ないし国家安全保障局になると考えております。国家情報局が、委員御指摘のあった防衛や外交に関連する情報を集約し、総合分析を行っていくことが大変重要であることは我々も十分に認識をしておりまして、防衛省情報本部や外務省の国際情報統括官組織の分析力には大いに期待をしており、彼らとの連携を更に緊密にしてまいります。
また、サイバーや技術情報、経済安保に関わる専門人材の確保が重要との御指摘もいただきました。
これまでのところ、内調における技術系の人材というのは、警察や防衛省で採用された技官の方々や、あるいは、民間企業の技術者に内調に出向していただくことで必要数を確保してまいりました。内調プロパーとしても実は喉から手が出るほど欲しい人材でございまして、困難な課題はありますけれども、採用方策はしっかり検討してまいります。
また、経済分野の人材につきましても、官民交流の形で民間の経済に詳しい方を登用しているところでございますけれども、こちらにつきましても、企業や大学その他の研究機関を含めて幅広い層から採用や出向を募ってまいりたいというふうに考えております。
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浦野靖人(維新)
様々な部署、場所、省庁からいろいろな情報を集めるわけですけれども、こういう会議を、こういう新しい場所をつくるに当たって、必ず縦割りという問題が起きたりするわけですけれども、その縦割りの打破の観点で、従来の国家安全保障局、内調、警察、公安調査庁、外務、防衛などの情報機関、寄り合い所帯というふうになってしまう可能性がありますけれども、この会議の設置でそういったものの何が本質的に変わるのかというのをお答えください。
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121岡岡素彦内閣官房内閣審議官
例示のございましたインテリジェンスコミュニティーの各機関におきまして、仮に他機関や政府全体の政策部局の情報ニーズが理解できていなければ、各機関において政府全体の政策に貢献しようとするマインドがそもそも弱くなって、各々が所属する省庁の所掌事務遂行上必要な情報に取組を集中させがちとなるおそれがあります。
本法案成立の暁には、総理を議長とし、各機関を監督する閣僚の方々が入る会議ができますので、そこで、内閣の立場から、各機関の情報活動の重点やその他の基本方針を示していただき、さらには、重要事案の総合評価も行われるという仕組みが動き始めます。そのようになれば、各…
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浦野靖人(維新)
ありがとうございます。
次に、国家情報会議の創設で同盟国、同志国との情報共有がどのように強化をされるのかということをまず一点。そして、漏えいリスクに敏感な同盟国ももちろんありますので、そういった国からの信頼を得るための情報保全体制をどう講じていくのかということの見解をお伺いをいたします。
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