氷見野良三日本銀行副総裁

2026年4月10日・第221回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 56 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 154 発言)

お答えいたします。

足下の状況につきましては、直近の消費者物価総合の上昇率は、ほぼ物価安定目標に沿った二%に近い水準ですし、GDP成長率も、潜在成長率をやや上回るような水準で達観して見ると推移しておりますので、足下がスタグフレーションだというふうには思ってはおりませんけれども、仮に、中東情勢の緊迫が長期化し、景気の減速と物価の上昇が併存するような状況になった場合の金融政策の対応につきましては、先生お話があったとおり、一種ジレンマがあって、難しい問題でありまして、なかなか一概にお答えすることは難しいわけですけれども、一般論として申し上げれば、ショックの規模や持続性に加え、その時々の経済環境などを踏まえた上で、最終的には、二%の物価安定目標の持続的、安定的な実現という観点から、最も適切な対応を選択していくということになるかと思います。

日本銀行といたしましては、中東情勢の影響を含め、その時点で利用可能な各種のデータや情報から、経済、物価の見通しやリスク、見通しが実現する確度をアップデートしながら、毎回の決定会合において適切に政策を判断していきたいと考えております。

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