鈴木義弘 (国民民主党)

2026年5月13日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 209 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 239 発言)

国民民主党の鈴木義弘です。

今日は長丁場でお疲れだと思いますが、最後のバッターになりますので、おつき合いをいただきたいと思います。

先週、地元を回りましたら、水道の仕事をやっている会社の社長からペーパーを一枚もらったんです。これはお出しするところまではいかないと思うんですけれども、ある水道に使う建材を作っている大手さんです。これが、今年の四月で、お得意様各位ということで、実施日は六月一日から出荷分より、主な対象製品で、塩化ビニール管、五月の七日から一二%、六月一日からは一二%、合計二五%以上値上げだというんです。物によっては、五月の七日、六月の一日を入れると三二%。

どこもかしこも、エンジンオイルもないから整備ができないとか、塗装業をやっていて、大手のハウスメーカーの下職の塗装業をやっている人で、原材料が大手さんのハウスメーカーからの支給なんですけれども、それもないんだそうです。仕事ができない。

これは先週の委員会でも御指摘させていただいたんですけれども、自分なりに、じゃ、どうすればそれを解消できるかなと。大臣にお尋ねすれば、今年いっぱいとか来年の正月までは事足りていますよと。

振り返ってみて、私の記憶が間違っていなければ、九年か十年ぐらい前に、高力ボルトというのがないと業界で始まったんです。鉄骨を組み立てるのにボルトが必要なんです。そのときに、ある鉄骨の事業をされているところに行ったら、いや、鈴木さん、高力ボルトがないんだと。私の知り合いのところから、じゃ、どのぐらいだったらいいか直接やってくれというので、何とかそれはしのげたんですけれども。

一年間に作る量が大体決まっているんですよね、こういけばいいんですけれども。プラスチック製品でも医療系でも何でもそうです、足らないからとどんどんどんどん作っていくかといったら、メーカーさんも、ある程度需要を見込みながら供給を作っていく。そんなに、五割も十割も余らすようなことをしないと思うんです。だから、ちょっと先行きが不安だから、一斗缶を、一缶でいいのを二缶、三缶買うところが、一件、二件ならいいけれども、一万件、十万件出てくれば足らないとなる。それが今の状況なんだと思うんですね。

五年か六年ぐらい前に、トラックに入れる尿素、アドブルーが足らないと。自分のところもトラックを動かしていますから、足らない、どうにかしろと言われたんですけれども、経産省に働きかけても、ないものはないんだ、こういう話なんです。ほとんど中国からの輸入だ。

去年は米。今ぽろぽろ、報道で聞く限りは、何か余っちゃってきているんだと。今年の八月には新米が出てきますから、聞くところによれば、二百万トンぐらい余りそうだと。それでも、お米屋さんのところへ行くと五キロ四千二百円とか三千九百円の値札がついているんです。

私の地元で、去年、農協さんが米を仕入れるのに最初に提示した金額は二万六千円。誰も持ってこないんですって。それで、一俵二万八千円に上げたんです、玄米で。誰も持ってこないんですって。最後は三万二千円にしたら出してくれたんだと。何ということはない、農協が買い上げる概算金の金額よりも高くほかで買いに来るから、誰でも売る方は高い方に行っちゃうんですよね。

だから、今回、こういう大手のメーカーさんでも、お願いと称して、物によっては三割を超えるような価格を上げる。じゃ、どうすればこれを解消できるかなといったら、やはり需要と供給のバランスなんだと思うんです。

政府を挙げて、大臣もあちこち駆けずり回って、原油をなるべく入れてくれ、ナフサも売ってくれと、いろいろやられていると思うんです。最終的には川上で物を作っている原材料のところとそれを加工しているところまで働きかけをして、まあ、問屋さんがどうだというのは次の話題になってくるんですけれども、少し、今まで、通年よりは二割、三割余計に物を作ってくれと。

今の社会的な状況が収束していくと、どうしても物が余ってしまうと、それが市場に出ると価格が暴落するから、余り生産量を上げないんだと思うんです。そこのさやの部分を国が補償するからというぐらいの制度をつくって、増産してくれとやらないと、ただ働きかけました、ああ、そうですかといって終わってしまうような気がするんです。

それで、平時に戻ってきたら、政府が持っている在庫、例えばお米だったら、去年、備蓄米を放出するということで市場の価格を抑えたんですよね。また、そうはいいながらも、新米が出てきたときは、今私が申し上げたように、三万二千円。うちの方は都市部に近いところのお米の地域ですから、そんなにたくさん取れているわけではないんですけれども、うちの地元の農協に出てくるのは大体年間三万二千トンぐらいのお米が出てきます。もっと大きい農協さんなんかは幾らでもあると思うんですね。

だから、どこまでの種類とどこまでの分野をどのぐらい備蓄じゃないけれどもストックすればいいかというのは少しはじかなくちゃいけないと思うんですけれども、そこを政府が備蓄として抱えるんじゃなくてメーカーに抱えてもらって、その二か月分なのか三か月分なのか、二割か三割か分かりませんが、そこの部分をきちっとお金で手当てするからというような制度にしないと、物を作って出しましょうというふうにならないと思うんです。物が出てくれば価格は抑えられると思うんです。物がないから価格が上がっていく。当たり前の話ですよね。

インフレというのは何か二通りあるんですってね。調べたら、ディマンドプルインフレというのとコストプッシュインフレ。これが、どっちが今の日本の状況なのか。両方あるよと言う人もいらっしゃるんでしょうけれども、圧倒的にコストプッシュインフレ。物がないから価格が上がる。じゃ、物を作ってもらうしかないと思うんです。だから、そこのところをやはり国が、ただ出してください作ってくださいだけでは、はい、分かりましたというふうにならないと思うんです。

これも、一週間、二週間で考えてぱっとできるものじゃないと思うんですが、この五月、六月ぐらいが一つのターニングポイントになる。現場で仕事をしている人の話を聞くと、今は何とか高くなっても物は入ってきているところもある、これが今年の秋から冬にかけて本当に物が出てこなければもう仕事ができないと。そこのところを、ただ、今年いっぱいは足りています、来年の正月も何とかなります、数量は確保できていると言っても、現場ではやはり物が入ってこないんですよね。そこのところを、やはり、今までとはちょっと違ったような仕組みをつくって、物を作って出してもらうような形を取らないと、物不足に対応するような、いろいろな業種に影響が出てきていますので。

この間、レクに来てもらって、ナフサ由来の化学製品の需給の見通しというので、五月には三倍ぐらいになりますよとか、化学製品の足下の在庫は一・八か月分と。一・八か月分しかない。だから、みんな、将来不安になるから抱いちゃおうとなるんだと思うんです。この一・八を、六月末までには、六か月、ちゃんと作ってもらうようにしますからと。

例えば、期日的なもの、量的なもの、そういったものを政府が、経産省の分野で結構だと思うんですけれども、それを外に出して発表していかないと、やはり不安の払拭ができないと、いつまでたっても同じ状況で、ずるずるずるずる、蛇の生殺しみたいな形で仕事ができないという状況が続くんじゃないかと思うんですけれども、その辺についてお考えをお示しいただきたいと思います。

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