佐々木雅人経済産業省大臣官房エネルギー・地域政策統括調整官

2026年5月29日・第221回国会 衆議院 外務委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 152 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 174 発言)

お答え申し上げます。

一般的に、中東やアフリカ等から調達される原油やLNGについては、確かにマラッカ海峡、南シナ海を通過して日本まで運搬されることが非常に多いということであります。

こういった状況の中で、例えば原油、LNGの運搬についてマラッカ海峡を通らず運ぶということになりますと、例えばロンボク海峡、マカッサル海峡を通って日本に来る、そういったことを考えるわけですけれども、その場合は、約千八百キロ程度、迂回するのに当たって追加の航海が必要となります。これは日数で申しますと三日程度になりますが、となれば原油やLNGの到達が遅延することとなり、こうした遅延が起これば、一時的には実質的な日本への原油、LNGの流入量が元の輸送距離からの延伸に比して減少することになります。

したがって、こうした迂回ルートの活用により流入量が減少した分の原油やLNGについては、調達計画及び配船計画を変更していただき、他の航路からの調達量を増加させること等の措置を取ることで安定供給を図っていく必要があると考えております。

いずれにせよ、今回のような中東情勢の緊迫化を始め、供給国における地すべりや火事といった自然災害等も含め、様々な供給支障の事態への対応力を備えることが重要であります。

このため、政府としては、石油の備蓄確保、上流権益の確保、日本企業によるLNG取扱量の増加支援、緊急時におけるLNGの事業者間融通スキームの確立等、あらゆる事態に対応できるような事業環境整備に万全を尽くしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

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