この間、自公政権が推し進めてきた社会保障費の自然増削減路線以降、二〇〇二年度から十三回の診療報酬の改定が行われました。しかし、そのうち十一回はマイナス改定、今お答えいただきました。上がった二回というのは、自民党政権ではなかった時期です。
診療報酬がずっと引き上がらない中、医療従事者と他産業との賃金格差が広がって、全国の病院で看護職員が他産業に流れ、看護師が確保できないためにベッドを制限しなければならない、こういう病院が増え続け、更に経営は深刻になりました。
国家資格を持つ看護師がコンビニで働く方がお給料が良いと言って職場を去る。働く仲間たちがもう無理だと言って職場を去って、空になったロッカーだけが残り、いつまでたっても次の人が使うことにならない。その現場のむなしさが分かりますか。
医療は人、人が人を診る職場に人がおらず、命と向き合えない現場になってしまっています。ジレンマの中で疲弊し、負の連鎖に陥る。この連鎖を断ち切るためには診療報酬の大幅な引上げ、それしかないんです。地域医療の要である病院の救済は、国民の医療を守るためにも待ったなしです。そのためにも診療報酬の大幅引上げしかありません。
私が懇談を続けてきた医療機関では、どこに行っても一〇%以上の診療報酬の引上げを強く要望されました。国立大学病院会議では、二〇二四年までの経営悪化分、そして二〇二五年度の不足分、賃金上昇や物価高騰、保険でカバーできない材料費分、通常改定分の合計一一%の引上げ、これを要請されました。日本病院会も、緊急財政支援とともに、二〇〇六年以降、十九年間ほぼ据え置かれている入院基本料を最低でも一〇%の引上げ、この要請を受けました。
こういう規模感の引上げが必要なのではありませんか。お答えください。
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上野賢一郎(自民)厚生労働大臣
経済対策、補正予算につきましては、繰り返しになって恐縮ではございますが、現在、最終的な取りまとめに向け調整を進めているところでありまして、具体的な水準あるいは具体的な中身につきましてはコメントをすることはできません。
しかしながら、先ほど来委員からも御指摘のありました医療機関の厳しい現実、そうしたものを十分踏まえてしっかりとした対応が必要だと私も同様の認識であります。
その上で、スピード感のお話もありましたが、スピード感を持って確実に支援が届くようにすることもまたこれも大事でありますので、そういう観点も特に注意をして今後の対策に取り組んでいきたいと考…
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白川容子(共産)
是非お願いをしたいと思います。
命に直結する問題だからと、地域医療の崩壊だけは避けなければならないと踏ん張る地域の医療機関や医療従事者の思いにしっかりと応えるのが政治の役割だと思うんです。緊急かつ最大の支援を求めます。
そもそも、最大の、ここまでの医療危機と言われる状態をつくった最大の要因は診療報酬が上がっていないことだと思うんです。二〇〇二年以降で、消費税対応分を除いた本体と薬価の合計がプラス改定になったことありますか。お答えください。
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252間間隆一郎厚生労働省保険局長
お答えいたします。
二〇〇二年から二〇二四年までの間で委員御指摘の診療報酬と薬価等の改定率の合計がプラスになったのは、平成二十二年度、そして平成二十四年度の二回でございます。平成二十二年度は、診療報酬が一・五五%、薬価等がマイナス一・三六%で合計〇・一九%。平成二十四年度は、診療報酬が一・三七九%、薬価等がマイナス一・三七五%で合計〇・〇〇四%の二回でございます。
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- (上の発言)
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白川容子(共産)
この間、自公政権が推し進めてきた社会保障費の自然増削減路線以降、二〇〇二年度から十三回の診療報酬の改定が行われました。しかし、そのうち十一回はマイナス改定、今お答えいただきました。上がった二回というのは、自民党政権ではなかった時期です。
診療報酬がずっと引き上がらない中、医療従事者と他産業との賃金格差が広がって、全国の病院で看護職員が他産業に流れ、看護師が確保できないためにベッドを制限しなければならない、こういう病院が増え続け、更に経営は深刻になりました。
国家資格を持つ看護師がコンビニで働く方がお給料が良いと言って職場を去る。働く仲間たちがもう無理だと言って職場を去って、空になったロッカーだけが残り、いつまでたっても次の人が使うことにならない。その現場のむなしさが分かりますか。
医療は人、人が人を診る職場に人がおらず、命と向き合えない現場になってしまっています。ジレンマの中で疲弊し、負の連鎖に陥る。この連鎖を断ち切るためには診療報酬の大幅な引上げ、それしかないんです。地域医療の要である病院の救済は、国民の医療を守るためにも待ったなしです。そのためにも診療報酬の大幅引上げしかありません。
私が懇談を続けてきた医療機関では、どこに行っても一〇%以上の診療報酬の引上げを強く要望されました。国立大学病院会議では、二〇二四年までの経営悪化分、そして二〇二五年度の不足分、賃金上昇や物価高騰、保険でカバーできない材料費分、通常改定分の合計一一%の引上げ、これを要請されました。日本病院会も、緊急財政支援とともに、二〇〇六年以降、十九年間ほぼ据え置かれている入院基本料を最低でも一〇%の引上げ、この要請を受けました。
こういう規模感の引上げが必要なのではありませんか。お答えください。
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上野賢一郎(自民)厚生労働大臣
診療報酬の改定率は、これまでも社会経済の変化、医療機関等の経営状況、また医療保険制度の持続可能性の観点などを総合的に勘案をして決められてきたものであります。また、薬価につきましては、市場実勢価格を反映した国民負担の抑制であったり、あるいは革新的な新薬の開発力の強化、安定供給の確保といった要請に応える観点で改定を行ってきたものでございます。
繰り返しになりますが、医療機関は物価高騰や賃金上昇などの厳しい状況に直面していると認識をしております。次期診療報酬改定につきましては、医療機関が置かれた状況を丁寧に見ながら、地域で必要な医療が確保されるよう、年末に向…
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白川容子(共産)
もう是非頑張っていただきたいと思うんです。大幅な引上げなしにはこの危機は救えません。国民がいつでも必要かつ十分な医療サービスを人としてふさわしく受ける権利がある受療権、権利である受療権は、憲法二十五条に基礎を置くもの。憲法に基づく受療権を受けるためにも、守るためにも、診療報酬の引上げを強く求めます。
医療危機の現状をつくり出してきた根本原因は、この数十年間続けられた徹底的な医療費の抑制政策にあると思うんです。長期にわたる医療費の抑制政策で地域から必要な病床を削減させ、入院できない医療難民や経済的理由で受診できず命を落とす人をつくり出し、さらには、医療機…
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上野賢一郎(自民)厚生労働大臣
高齢化等に伴いまして、社会保障給付費及び社会保障関係費は増加をし、それぞれ令和七年度では、予算ベースで百四十・七兆円、三十八・三兆円となっているところであります。そのような中で、社会保障制度を持続可能なものにしていくためには、給付と負担の在り方につきましても、現役世代を含む全ての世代を通じて納得感が得られるものにしていくことが重要だと考えております。
政府といたしましては、制度改革、効率化等に取り組むことで、社会保障関係費の全体的な伸びを抑えつつ、高齢化による増加分に相当する予算を確保してきたところでありますが、令和八年度の予算編成におきましては、高齢…
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