白川容子 (日本共産党)

2025年11月20日・第219回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 253 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 296 発言)

この間、自公政権が推し進めてきた社会保障費の自然増削減路線以降、二〇〇二年度から十三回の診療報酬の改定が行われました。しかし、そのうち十一回はマイナス改定、今お答えいただきました。上がった二回というのは、自民党政権ではなかった時期です。

診療報酬がずっと引き上がらない中、医療従事者と他産業との賃金格差が広がって、全国の病院で看護職員が他産業に流れ、看護師が確保できないためにベッドを制限しなければならない、こういう病院が増え続け、更に経営は深刻になりました。

国家資格を持つ看護師がコンビニで働く方がお給料が良いと言って職場を去る。働く仲間たちがもう無理だと言って職場を去って、空になったロッカーだけが残り、いつまでたっても次の人が使うことにならない。その現場のむなしさが分かりますか。

医療は人、人が人を診る職場に人がおらず、命と向き合えない現場になってしまっています。ジレンマの中で疲弊し、負の連鎖に陥る。この連鎖を断ち切るためには診療報酬の大幅な引上げ、それしかないんです。地域医療の要である病院の救済は、国民の医療を守るためにも待ったなしです。そのためにも診療報酬の大幅引上げしかありません。

私が懇談を続けてきた医療機関では、どこに行っても一〇%以上の診療報酬の引上げを強く要望されました。国立大学病院会議では、二〇二四年までの経営悪化分、そして二〇二五年度の不足分、賃金上昇や物価高騰、保険でカバーできない材料費分、通常改定分の合計一一%の引上げ、これを要請されました。日本病院会も、緊急財政支援とともに、二〇〇六年以降、十九年間ほぼ据え置かれている入院基本料を最低でも一〇%の引上げ、この要請を受けました。

こういう規模感の引上げが必要なのではありませんか。お答えください。

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