榊原毅厚生労働省大臣官房審議官

2025年11月26日・第219回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 184 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 202 発言)

お答え申し上げます。

医師の臨床研修制度につきましては、医師が将来専門とする分野にかかわらず、医師としての人格を育成し、基本的な診療能力を身につけることを基本理念として平成十六年度に必修化したところでございます。これにより、研修医の基本的な診療能力が向上し、研修医の身分や処遇も改善されたと認識しております。

一方で、大学病院以外の病院で臨床研修を受ける研修医が増加したことにより、大学から地域の医療機関への医療機能供給が低下したり、研修医が都市部に集中する傾向が強まったものと認識しております。

こうしたことから、厚労省においては、平成二十二年度から人口分布や地理条件等を考慮した都道府県ごとの研修医の募集定員上限を設定し、地域偏在の是正に取り組みますとともに、各都道府県においては、割り当てられた研修医の募集定員を各病院に配分するに当たり、大学や医療関係者から構成されます地域医療対策協議会の意見を踏まえ、地域医療の確保に配慮した定員配分を行うこととしております。

臨床研修制度の廃止につきましては、医師が基本的な診療能力を身につけるという臨床研修の目的、内容や、大学病院以外の病院への影響等も踏まえ、慎重な検討が必要だと考えております。引き続き、医師の基本的な診療能力の向上や地域医療の確保に資する必要な取組を進めてまいりたいと思っています。

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