お答えいたします。
地震調査委員会では、海溝型地震や活断層で発生する地震を対象に、規模や一定期間内に地震が発生する確率などを予測した長期評価を取りまとめてきました。
南海トラフ地震の発生確率については、今般、観測値の誤差や計算モデルの見直し等に関して新たな科学的な知見があったことから、計算方法を見直しました。
南海トラフでは二種類の計算モデルを適用することができまして、一つ目は、地震発生時期の間隔と地震の規模に関連する隆起量データを使うSSD―BPTモデル、もう一つが、発生間隔のみを使うBPTモデルがありますが、現時点では、科学的に優劣がつけられないため、これら二つの計算モデルに基づく確率値を併記しております。
ただ、この二つの確率値は共に、見直し前と同じく、地震発生の可能性が最も高いランクに分類されるものだという点が重要だと考えております。
南海トラフ地震の発生確率について、高いという評価は変わっておらず、地震発生に対する防災対策や日頃からの備えに引き続き努めていただけますよう国民の皆様に呼びかけてまいります。
110石石井智恵(国民)
ありがとうございました。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
この発言のページ
111
宮下一郎(自民)
次に、田中健君。
この発言のページ
112
田中健(国民)
国民民主党・無所属クラブの田中健です。よろしくお願いいたします。
私からは、南海トラフの地震と台風十五号等の被害についてお聞きをしたいと思います。
まず、南海トラフ地震についてです。
政府の地震調査委員会は、今年九月に、三十年以内の発生確率について、十二年ぶりの見直しを行いました。これまでが八〇%だったものを、一つ目が二〇から五〇、そして二つ目が六〇%から九〇%と、二つが併記をされることになりました。
まず、この理由を伺います。
この発言のページ
- (上の発言)
113古古田裕志文部科学省大臣官房審議官
お答えいたします。
地震調査委員会では、海溝型地震や活断層で発生する地震を対象に、規模や一定期間内に地震が発生する確率などを予測した長期評価を取りまとめてきました。
南海トラフ地震の発生確率については、今般、観測値の誤差や計算モデルの見直し等に関して新たな科学的な知見があったことから、計算方法を見直しました。
南海トラフでは二種類の計算モデルを適用することができまして、一つ目は、地震発生時期の間隔と地震の規模に関連する隆起量データを使うSSD―BPTモデル、もう一つが、発生間隔のみを使うBPTモデルがありますが、現時点では、科学的に優劣がつけられないため、これら二つの計算モデルに基づく確率値を併記しております。
ただ、この二つの確率値は共に、見直し前と同じく、地震発生の可能性が最も高いランクに分類されるものだという点が重要だと考えております。
南海トラフ地震の発生確率について、高いという評価は変わっておらず、地震発生に対する防災対策や日頃からの備えに引き続き努めていただけますよう国民の皆様に呼びかけてまいります。
114
田中健(国民)
今二つのモデルを言っていただきました。いわゆる時間予測モデル、これは唯一、南海トラフ地震の発生率にのみ使われているモデルです。またもう一つは、全国統一の算出方法の単純平均モデル。この二つが、前回の二〇一三年も、資料を見ていただければ分かるように、説明文には両論併記されていたんですが、今回は本文、主文に載せられることとなり、二つが併記されたということです。
これまでの議論では、この二つの話をしますと、政府は、二〇〇一年の地震調査委員会において、時間予測モデルの方がより精度高く次の地震の発生を予測できると考えられるということを言っていましたが、ではこの前提…
この発言のページ
115古古田裕志文部科学省大臣官房審議官
お答えいたします。
前回、第二版、平成二十五年公表時においても、二つの計算モデルは科学的に優劣をつけられなかったため、時間予測モデルとBPTモデルの二つのモデルから計算した確率値を共に公表資料の中に記載しつつ、第一版を踏襲した時間予測モデルで計算した確率を主たる評価として用いていました。
BPTモデルの確率値が主たる評価として扱われていないことについての有識者の意見や国会質疑などを踏まえ、今回の改訂では、確率計算方法の改善を加えた上で、BPTモデルの確率も本文に併記することとしました。
今回改訂しました両確率値とも、見直し前と変わらず、最も高いとい…
この発言のページ
116
田中健(国民)
今説明は、確率論と発生確率の危険度と一緒に議論をしているんです。ですからちょっとかみ合わないんですけれども、今回は併記せざるを得なかったんじゃないかと思っています。
今までもこの問題は出てきていたんですけれども、併記しないでここまで来たんですが、もう併記せざるを得ない状況に来たんじゃないかと思います。なぜならば、新たな調査結果の、成果はないと言っていますし、さらに、どちらが適当かは科学的にも優劣をつけられないとまではっきり言っているわけですね。
ですから、今までも両方やってきた。しかしながら、世の中に出てきたのは、八〇%程度だ、ずっとこれが言われてき…
この発言のページ