ありがとうございます。
今審議官がおっしゃったことを少し更にお話ししますと、これまでは、測量、設計、施工、どこかのプロセスでICTが用いられていればICT施工と認められていた。ただ、こうすると、測量ではせっかくICTを使ったのに、そのデータが設計とか施工のときに十分に生かされない、こういう問題があったと思っています。当時は、今から始めようということだったので、相対的には緩やかな要件を設定したということだったと思うんですけれども。
一方で、審議官が今おっしゃったとおり、ここに来て、そのフェーズが変わった。どこかのプロセスでICTが用いられていればいいというフェーズから、特に土木工事なんかについては、ICT施工の要件を厳格化して、プロセス全体についてICTを用いなければいけないということになったと理解しております。
これで何が変わったかというと、各プロセスで取得されたデータというのを工事のプロセス全体で活用することができる、これによってデータの価値というのを最大限に発揮することができる、こういうフェーズに今変わったんだ、フェーズが変わったんだと思っております。
こういった大きな前進が見られるわけですけれども、是非これを強力に進めていただきたいと思っています。
一方で、今後の展開なんですけれども、今後の展開としては、まだ、既存のICT施工、前進した今のICT施工では、それでもカバーされていない領域があると思っています。
例えば、ダンプだとか建設機械の位置情報、稼働状況、施工履歴など、様々な周縁部分の施工データですね、これをリアルタイムで把握して活用していく。それによって、ダンプの運行の効率性、土をどうやったら一番効率的に運ぶことができるか、こういうことをやっていく。こういうフェーズに更に進んでいくことが必要なのではないかと思っています。
こうすると、コストが増大していくわけですけれども、そこは予算の面でしっかり手当てをしていただいて、このような取組を推進していくべきなのではないでしょうか。
このような施策を通じて、建設DXを進めるという強力なメッセージを国として発していく。今、業者の方も、国がどこまで建設DXを進めればいいかちょっと分からないでいるところもあるという話も聞きますので、ここまで進めるんだという強力なメッセージを示して、それによって建設業者の方も、よし、じゃ、それならDXに投資をしていこう、こういうふうに思って、民間投資を引き出していく、こういうことが必要だと思いますので、次にどこを狙っていくのか、ここについて是非教えていただければと思います。
7小小林賢太郎国土交通省大臣官房技術審議官
お答えいたします。
国土交通省では、i―Constructionの取組を進めてきたところであり、ICT施工につきましては、これまでに、土工や舗装工などに適用工種を順次拡大するとともに、小規模工事に適した基準類を整備することにより、普及促進に努めてまいりました。
その結果、直轄土木工事におけるICT施工の実施状況は、取組を開始した二〇一六年度は公告件数の約四割でしたが、二〇二四年度は約九割に増加しております。
建設現場の生産性については、ICT活用工事が導入されていない二〇一五年度と比較しまして、二〇二二年度は約二割の向上が図られました。
また、コ…
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8根根本拓(自民)
ありがとうございます。
今ICT施工とおっしゃいましたけれども、このICT施工の要件というのはどうなっていますでしょうか。どういう工事だったら、ICT施工、これが今九割に達したということですけれども、どういうものであればICT施工と認められるのでしょうか。
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9小小林賢太郎国土交通省大臣官房技術審議官
お答え申し上げます。
国土交通省におきましては、従前は、測量、設計、建設機械による施工、出来形管理、データの納品の各段階のいずれかにおきましてICT機器を活用した施工をICT施工と認定してきたところでございます。
今年度からは、特に普及が進んできた土工及び河川しゅんせつ工におきまして、全ての段階でICT機器を活用することを原則化しております。
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- (上の発言)
10根根本拓(自民)
ありがとうございます。
今審議官がおっしゃったことを少し更にお話ししますと、これまでは、測量、設計、施工、どこかのプロセスでICTが用いられていればICT施工と認められていた。ただ、こうすると、測量ではせっかくICTを使ったのに、そのデータが設計とか施工のときに十分に生かされない、こういう問題があったと思っています。当時は、今から始めようということだったので、相対的には緩やかな要件を設定したということだったと思うんですけれども。
一方で、審議官が今おっしゃったとおり、ここに来て、そのフェーズが変わった。どこかのプロセスでICTが用いられていればいいというフェーズから、特に土木工事なんかについては、ICT施工の要件を厳格化して、プロセス全体についてICTを用いなければいけないということになったと理解しております。
これで何が変わったかというと、各プロセスで取得されたデータというのを工事のプロセス全体で活用することができる、これによってデータの価値というのを最大限に発揮することができる、こういうフェーズに今変わったんだ、フェーズが変わったんだと思っております。
こういった大きな前進が見られるわけですけれども、是非これを強力に進めていただきたいと思っています。
一方で、今後の展開なんですけれども、今後の展開としては、まだ、既存のICT施工、前進した今のICT施工では、それでもカバーされていない領域があると思っています。
例えば、ダンプだとか建設機械の位置情報、稼働状況、施工履歴など、様々な周縁部分の施工データですね、これをリアルタイムで把握して活用していく。それによって、ダンプの運行の効率性、土をどうやったら一番効率的に運ぶことができるか、こういうことをやっていく。こういうフェーズに更に進んでいくことが必要なのではないかと思っています。
こうすると、コストが増大していくわけですけれども、そこは予算の面でしっかり手当てをしていただいて、このような取組を推進していくべきなのではないでしょうか。
このような施策を通じて、建設DXを進めるという強力なメッセージを国として発していく。今、業者の方も、国がどこまで建設DXを進めればいいかちょっと分からないでいるところもあるという話も聞きますので、ここまで進めるんだという強力なメッセージを示して、それによって建設業者の方も、よし、じゃ、それならDXに投資をしていこう、こういうふうに思って、民間投資を引き出していく、こういうことが必要だと思いますので、次にどこを狙っていくのか、ここについて是非教えていただければと思います。
11小小林賢太郎国土交通省大臣官房技術審議官
お答えいたします。
今御指摘がありました、ICT施工時に得られるダンプトラックの位置情報、稼働情報、施工履歴など様々なデータを活用しまして、資機材の配置や作業工程の無駄を見える化し、その見直しをすることで、作業の効率化のみならず、建設現場全体の効率化、省人化を図る取組を進めているところでございます。
また、ICT施工については、積算要領を整備し、必要となる経費について、適切に積算に反映しているところでございます。
引き続き、技術の普及状況と技術の高度化を踏まえ、要件の拡大とともに、必要な費用の計上を行い、建設現場におけるデジタルデータの活用推進を進…
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12根根本拓(自民)
審議官、ありがとうございます。
まさに、今審議官がおっしゃってくださったとおり、工事というのは、測量して、設計して、施工するだけではないんだ、周縁部分でいろいろなことが行われていて、そういったところのデジタル化も進めていく、データの利活用も進めていく、そのためにしっかり予算もつけていく、今こういうメッセージを発していただいたかと思いますので、大変心強く思っております。
ただ、こういったICT施工を進める上で、建設現場の全面的なデジタル化を支える基盤として、共通のデータ基盤が必要なのではないかというのが次の質問になります。
個々のプロセスで異なる機械…
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13小小林賢太郎国土交通省大臣官房技術審議官
お答え申し上げます。
建設現場のデジタル化に当たっては、共同で標準化を図る協調領域を設定することにより、各社の重複する技術開発を抑制し、標準化された環境である競争領域を設けることで、業界全体としての技術開発を加速することが必要と認識しております。
このため、国土交通省では、二〇二五年二月に、建設業、建設機械メーカー、測量機器メーカーなどの各業界団体が参加する施工データ集約・活用のためのスタディグループを立ち上げ、検討を進めているところでございます。
引き続き、民間企業との協議を重ね、建設現場全体の生産性向上に資する共通データ連携基盤の整備を進めてま…
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