石破茂 (自由民主党)内閣総理大臣

2025年8月4日・第218回国会 衆議院 予算委員会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 54 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 182 発言)

委員も私も同じ昭和三十二年生まれで、戦争の体験はない、しかし、育ったときに、日本は戦争に負けたんだということを親からも周りの人たちからも教わって育った世代です。町にはまだ戦争の傷痕が残っていた、そういう時代に私も委員も育ちました。

風化ということはあってはならないことだけれども、時間の経過とともに薄れていく、だとすれば、能動的に積極的に、風化をしないような努力というものは必要なのだと思っております。形式はともかくとして、この風化というものを避けるために、どうしてもならないために、そして戦争というものを二度と起こさないためのそういうような発出というものは、私は必要だと思っています。

しかしながら、そこにおいて、五十年談話、六十年談話、七十年談話、私はずっと見てまいりましたし、それに関わったこともございます、そこにおける積み重ねというものは大事にしていきたいと思っています。その上でなお何を言わねばならないのかということは、五十年談話、六十年談話、七十年談話をディテールに至るまで子細に読んだ上でそれは判断をしたいと思っております。

政府としてなすべきことは、我が日本国としてなすべきことは、二度と戦争を起こさないためにどうするのかということを、単なる思いの発出だけではなくて、何を誤ったのかということ、それは、歴史の評価ということは別物でございます。七十年談話に、政治システムは歯止めたり得なかったという文言がございますが、では、なぜ歯止めたり得なかったのかということについてはきちんと考える必要があるだろうと思っております。

私どもの世代が、あるいは我が国が今年世界に向けて何を発出するかということは、私自身の思いとして強いものがございますので、またいろいろな御意見を踏まえながら、よりよきを期してまいりたいと考えております。

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